事業会社の求人 プロフェッショナルファームからの選択肢

2015-04-30 執筆者:佐藤 史子

ゴールデンウィークに突入しました。有給合わせて16連休という超大型連休中の方もいらっしゃるようで、充電されている方も多いことと思います。時間に余裕のあるこんな時は、情報収集や自己分析など、次のキャリアステップに向けて少しじっくり考えてみる良い機会ですね。

さて、転職市場は引き続き、堅調に動いています。特に最近は、コンサルティング業界や投資銀行で経験を積んだ方を対象に採用を行っている事業会社からのお問い合わせや、新規の求人が増えてきています。一昔前は、報酬水準の高い外資系企業やSNS系の会社など、プロフェッショナルファーム出身の方をターゲットにした事業会社の求人には偏りがありましたが、今は伝統的なブルーチップの日系企業で、経営企画やM&Aといった機能強化のためにこうした方々の採用に力を入れるところも多く見られるようになりました。

コンサルティングファームや投資銀行が、日本のビジネス環境に浸透し、そのようなバックグラウンドの方の活躍のすそ野も広がって来た感があります。以下、現在採用中のいくつかの求人をご案内いたします。

・日系大手食品会社 M&A担当 クロスボーダー対応

・日系大手食品会社 海外子会社 PMI戦略担当

・大手総合商社 食糧事業にかかわる投資開発担当

・大手総合商社 新規事業領域の投資開発担当

・大手総合情報サービス会社 M&A担当

・大手総合情報サービス会社 事業開発担当者(インド担当)

・大手住生活関連事業会社 新規事業開発・M&A担当

・成長期ヘアケア製品メーカー 海外拠点の財務業務プロセス構築

・ソーシャルアプリの企画開発ベンチャー 新規事業企画

いずれもキーワードは、海外戦略や新規事業。特に海外については、日系企業が積極的に海外へビジネスを広げる中で、提携やM&Aの戦略を練ったり、エグゼキューションを行うことのできる人材を社内で抱えたいニーズが広がっています。

特徴としては、核になるような実績と経験を持つ方をまず採用し、その方を中心にチームアップしていく流れが見られていて、プロフェッショナルファームで鍛えられた者同士、同じ言語で話せる強いチームが出来上がっていく印象です。こうした分野の転職にご興味をお持ちの方には、経験を活かして次のステップに進むチャンスの多い環境と言えます。ぜひお問い合わせください。

佐藤 史子 / Fumiko Sato
【経歴】
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。新卒で大手新聞社に入社し、取材記者として勤務。その後大手総合人材サービス会社を経て2008年より現職。人材業界でのキャリアは通算15年以上にわたる。

【担当領域/実績】
コンサルティング業界担当。毎年年間200名以上の候補者の転職やキャリア形成をサポート。外資系戦略コンサルティングファーム、総合系ファーム、会計系財務アドバイザリーファームを中心に業界でのネットワークを広く持ち、現役コンサルタントの方々との日々のコンタクトを通じて業界の生の情報に触れ、コンサルティング業界の最新動向やキャリア形成に関する知見を磨く。これらをソースにした的確な転職アドバイスに強み。大手ファームへの転職支援はもちろん、ポストコンサルの方々のファンドや事業会社のコアポジションへの転職支援実績も多数。