劇的なV字回復を実現した大手自動車メーカーをはじめ、これまで数百社におよぶ企業変革を支援してきた「ジェネックスパートナーズ」。単なる戦略立案にとどまらず、実行支援を通して確実に成果を出すジェネックスパートナーズが求める人材とは? クライアントパートナーである大池氏にうかがいました。

ここまでのお話でも「主役はクライアントである」という御社の基本的なお考えがうかがえましたが、現場でのスタンスをもう少し教えていただけますか。
例えばコンサルティングファームの最終的なアウトプットというと、経営層に提出する報告書になるというのが典型的なケースだと思います。われわれの場合、もちろん報告書も提出しますが、どちらかというと大事なのは「実行への合意形成」や「実行後の財務的成果」です。このような関わり方をすることで短期的な成果創出も期待できますし、また、クライアント側から見てもプロジェクトの全体像が常に把握でき、その成果を実感できるということがあると思います。
その企業のことを一番知っているのは、もちろんそこに働く方々です。ただ、内部で問題解決を図ろうとした場合に、しがらみや政治的要素で動こうにも動けなくなってしまうケースが非常に多くみられます。そこでわれわれが第三者として客観的な立場で問題の構造を明らかにすることにより、組織が変革に向けて大きく動き出すきっかけができます。特に弊社は、仮に事業再生系のプロジェクトであっても自社で投資をして株主の立場になる、ということはありませんので、より客観的な立場で「必要なことを、必要な形でやっていく」という活動ができるのかもしれません。いずれにしても経営サイドと現場サイドの両方を行き来しながら組織を動かしていくのが、基本的なスタンスになりますね。
そういったスタイルでは、個々のコンサルタントの理念共有やコミュニケーション能力が問われますね。
その通りです。コンサルタントの育成については昨年春から特に力を入れ、ビジネススキルや思考系のトレーニングを組織的に行っています。弊社のコンサルタントはお客様の前に出る機会が非常に多いことから、特にファシリテーション、プレゼンテーションのスキルについては、丁寧に時間をかけてトレーニングしています。また、課題発見から改善実行にいたる活動の効果を最大化するための知見を、虎の巻にまとめ、ナレッジとして蓄積し、社内共有しています。
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