Antelope Summary Report

[Antelope Summary Report No.101 ]転職活動における面接力

2012.07.18

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Antelope Summary Report ≪No.101≫
~Short Report~

2012年7月18日(水)
アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
http://www.antelope.co.jp/r.cfm?site=as551

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【 Short Report by コンサルタント 高田 香 】

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┃★ 転職活動における面接力
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書店で見かける新書に「○○力」という題名を良く見かけます。この「力」と
いう言葉に惹かれつい手に取って購入してしまうのは私だけでしょうか。最近
では、阿川佐和子氏の「聞く力」を読みました。決してインタビューをするこ
とが得意ではなかった阿川さんはこの本を書く事に当初抵抗があった様ですが、
「聞く」という行為に読む側が改めて考える機会を得て、何か一つでもヒント
を見出すことができたならそれでよいのでは、と思って書かれたそうです。

本レポート『転職活動に於ける面接力』も、「面接をする」上での一つのヒン
トになればと思います。私たちキャリアコンサルタントは、候補者の方々、ま
た実際に面接された企業の方々から多くの面接のフィードバックを得ることが
できます。そこで皆さんが体験してきた成功談、失敗談をここで幾つか共有す
ることで、最終面接まで進み内定をもらう『力』をつける手助けになればと思
います。特に候補者の方々が実感した事を、企業側はどの様に評価するのかも
ご参考になればと思います。

まずは、候補者の方々が面接を実際に受けてきて、ご自身でも明らかに感じら
れる失敗談からご紹介します。恐らく面接を受けて悔しい思いを経験された方
であれば、思い当たる節が一つはあるのではないでしょうか。

・転職理由や志望動機を上手く説明できなかった。
・今の会社での事情をどこまで話して良いのかわからなかった。
・突然途中から英語に切り替わって頭が真っ白になった。
・「質問はありますか?」と言われて、何も浮かばなかった。
・緊張してしまい、思うように話せなかった。
・急に予定(面接場所や時間等)を変更されてリズムが狂ってしまった。
・予想もしない質問に答えが浮かばなかった。(例えば、組織論についてどう
 思うかとか、将来どんな人間になりたいのか等)
・自分の強みは何かと聞かれて答えられなかった。
・面接官に圧倒された、または思ったように対応してもらえず戸惑ってしまっ
 た。

このように上手くいかなかったとご自身でも感じられる時は、下記のような理
由により次のステップへ進めなくなってしまう確率が高くなります。

・転職理由やキャリアへの方向性がはっきりとしていない。
・物事に臨機応変に対応する能力の点で求めるレベルに達していない。
・ご自身が入りたいと思う企業への関心度や勉強度合が低い。
・期待していたが、響くところが無かった。
・受けたポジションに対する覚悟が感じられなかった。
・転職先から何かを期待するだけで、経験を活かして転職先に貢献したいとい
 う姿勢が感じられなかった。

等々です。逆に成功談は、このような失敗をすることなく、上手く受け答えが
できた時なのですが、それだけでなく、プラスαがある場合が多いようです。
例えば、

・面接に行く前に面接官の方の著書を数冊読んでいき、その話に触れた。
・面接の中で話が膨らみ、共通の趣味の話が出来た。
・自分の考えるビジネスの有り方と面接官の考えが一致した。
・自分が得意とする分野でその企業にどれだけ貢献できるかを語り、同意を得
 られた。
・自分の転職理由が面接官の転職理由と似ていた為、話が弾んだ。

等です。

冒頭で触れた阿川さんの本の中で、会話は生きているというくだりがあります。
用意周到に準備していってもその通りになるわけでなく、逆に(会話が)生き
ているからこそ話が違う流れにもなっていく。これが面白い。面接に行くとき、
用意周到に準備していく事は基本です。それでも、慣れない場で生きた会話に
ビジネスマンとして上手く対応し自分を表現できるように、日々世の中で起こ
っている出来事に対し自分ならどう思うかと考える癖をつけたり、他の人の考
え方に耳を傾けたり、積極的に話す事も大切なのかと思います。

そして最終的にオファーまで行かれる方の多くが、とても細かく面接の内容を
覚えていらっしゃいます。フィードバックを頂いて、よくここまで覚えていら
っしゃると感心する事がとても多いのです。そこで思うのは、たとえこの会社
に御縁がなくても、きっと良いご転職をされるだろうということです。あるい
は転職活動を通じて多くを学ばれている事が明らかで、現職に残られても大き
な成果を残されることになるのだといつも思います。

候補者の方々の面接談を通して、私達キャリアコンサルタントも日々学ばせて
頂いております。今後もいろいろな声を皆様と共有して、転職活動に役立てて
頂ければ幸いです。


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編集責任者:小畑 武志
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