ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
- 会社概要
- 日本国内の経営コンサルティング会社では圧倒的トップのファーム。単に戦略ファームとして質・規模ともにトップであることのみならず、OB・OGの社会での活躍度においても他ファームを凌駕している。具体的には、大手企業の経営者、ベンチャー起業家、経営企画や事業推進といった経営コア人材、PEファンドでの投資家、大学・大学院等での教授や講師など。産業界からアカデミズムの世界まで、多様な分野へ人材が巣立っているBCGは、その存在自体が日本の経済全体を底上げする機能を担っているとも言える。
BCGは、1963年にブルース・ヘンダーソンやジェイムズ・アベグレン(日本支社を設立・初代代表、日本国籍を取得)などによって設立された。50カ国90都市に拠点を展開し、900名超のパートナーと16000人を超える社員が所属している。卒業生は20000人を超える。
東京オフィスはボストンに次いで2番目のオフィスとして設立(1966年)されている。その後、BCGジャパンは成長を続け、名古屋オフィス(2003年)を開設、今や国内の社員数は約600名に達する。
海外進出した拠点では、長期的にその地に根付くことを目指している。東京オフィスのパートナーは大半が日本人であり、かつてアソシエイトやコンサルタントとして入社した人材が昇進してパートナーに昇格している。他の拠点、例えば中国でも400名超のスタッフの多くは中国人であり、コンサルティングファームとして初めての公式認可を取得したのはBCGである。
この様にBCGは、現地に深く根付いた独自性あるローカルオフィスが、世界中のそれぞれのオフィスと連携している。この特徴が、BCGが世界をリードする強みを生み出している。その結果、グローバルの有力企業や政府機関などから、困難な経営課題の解決と組織の変革のパートナーとして最も信頼される経営戦略コンサルティングファームとして認められる存在となっている。
コンサルティングの現場では「多様性からの連帯」との理念を掲げて、独自性あるプロフェッショナルが連帯してプロジェクトに取り組む。また、クライアントからの相談に対して既存のソリューションを提示するのではなく、ひとつ一つのプロジェクトにカスタムメイドで取り組む姿勢を徹底している。たとえ類似した事例が他にあったとしても、ゼロベースで考えて新たなインサイトを生み出し、独自の解決策を提示することに拘っている。戦略ファームの中でも、コンサルタントにもっとも深く考える力があるファームとも言えよう。それが世界随一のプロフェッショナル人材輩出企業となっているゆえんである。
★以下の特集ページにて、BCGの選考フロー/面接のポイント、求められるスキルセット、弊社キャリアコンサルタントからのアドバイスなどを掲載しています。BCGへの転職をお考えの方は、ぜひご参照ください。
https://www.antelope.co.jp/navigation/consul/special/bcg/
- 提供しているコンサルティングサービス
- あらゆる産業とテーマをカバーしている。これはまさにBCGの層の厚さを表していると言えよう。それぞれの産業、テーマについて卓越したプロフェッショナルがおり、かつ、それらのプロフェッショナルが横に連携している。この「多様性からの連帯」があらゆる産業、様々なテーマでの課題に取り組み、その解決を可能にしている。
BCGでは、産業やテーマについての研究グループであるプラクティス・グループが存在しており、世界中のオフィスを横断して活動している。これらはコンサルティングで得た知見を学び、研究して普遍的なものへと昇華させる機能を有しており、その成果物がさらに次のプロジェクトへと活用されている。
BCGが網羅している産業とテーマは、下記の通り。
【産業】
自動車・モビリティ
テクノロジー
通信
メディア・エンターテインメント
消費財
流通
運輸・旅行・交通
医薬品
医療機器
医療機関
金融
保険
プライベートエクイティ
エネルギー・環境
エンジニアリング・インフラ構築・産業機械
鉱山・金属
プロセス産業・建設材料
パブリック・セクター
教育
【テーマ】
戦略
成長
イノベーション・製品開発
グローバリゼーション(新興国)
オペレーション
トランスフォーメーション
チェンジマネジメント
コーポレート・ディベロップメント
組織・人材
スマートシンプリシティ
イネーブルメント(組織能力構築)
サステナビリティ(持続可能性)
ダイバーシティ&インクルージョン
ビッグデータ
デジタルテクノロジー
M&A・事業売却
PMI(M&A後のマネジメント・統合)
マーケティング・セールス
プライシング
調達
リーン・マニュファクチュアリング
社会貢献活動 - キャリアパス・トレーニング制度
- コンサルタントの階層は、アソシエイト、シニア・アソシエイト、コンサルタント、プロジェクト・リーダー、プリンシパル、パートナーである。プロジェクト及びクライアントを担当する総責任者がパートナー、プロジェクト・マネージャーがプリンシパルとプロジェクト・リーダー、その下のスタッフがコンサルタント、シニア・アソシエイト、アソシエイトである。
以下、説明する。
【アソシエイト】
新卒や社会人としての実務経験が3年未満の第二新卒レベルの人材が所属する入門ポスト。
【シニア・アソシエイト】
ビジネス経験が3年以上ある人や、コンサルタントになるには助走期間が必要な人がこの職位で入社。コンサルティング実務に従事しながら経験を積みスキルを磨いていく。
【コンサルタント】
一人前の経営コンサルタントとして、プロジェクト・リーダーの下でコンサルティングの実務を担う。
【プロジェクト・リーダー】
プロジェクト全体を把握して仮説を立て、方向性を定めていく。プロジェクトの運営の実務も担う。まさに戦略コンサルティングの実務の中核を担うポスト。実務能力が下位のスタッフを遥かに凌駕しているとともに、プロジェクト運営が出来る存在。
【プリンシパル】
プロジェクト・マネージャーとしても、コンサルタントとしても、特に高い能力を持ち、より広い責任を担う。また、近い将来パートナーに昇格することが期待されている。
【パートナー】
プロジェクトの総責任者。コンサルティングの質を最高水準に担保する責任を持つ。加えて、クライアントとのリレーションを深め、拡げていく役割を担っている。つまり営業責任を負っており、既存クライアントとの関係構築と同時に、新たなクライアントの獲得に向けて活動をする。 - 関連書籍
- <ビジネス編>
『BCGデジタル経営改革』ボストンコンサルティンググループ編(日本経済新聞出版社)
『BCG未来をつくる戦略思考:勝つための50のアイデア』御立尚資 監訳(東洋経済新報社)
『BCGの特訓 成長し続ける人材を生む徒弟制』木村亮示、木山聡(日本経済新聞出版社)
『BCG経営コンセプト:市場創造編』内田和成(東洋経済新報社)
『BCG経営コンセプト:構造改革編』菅野寛(東洋経済新報社)
『BCG戦略コンセプト』水越豊(ダイヤモンド社)
<思考編>
『仮説思考 BCG流問題発見・解決の発想法』内田和成(東洋経済新報社)
『論点思考 BCG流問題設定の技術』内田和成(東洋経済新報社)
『戦略脳を鍛える』御立尚資(東洋経済新報社)
『BCG流最強の思考プロセス』リュック・ド・ブラバンデール、アラン・イニー(日本経済新聞出版社)
ほか多数 - 出身者の一例
- 内田和成(早稲田大学 教授)
正田修(日清製粉グループ 名誉会長相談役)
三枝匡(ミスミ 取締役・取締役会議長・戦略相談役)
樋口泰行(日本マイクロソフト 代表執行役会長)
岩瀬大輔(ライフネット生命保険 取締役会長)
冨山和彦(経営共創基盤 代表取締役)
堀紘一(ドリームインキュベータ 代表取締役会長)
関口康(ヤンセンファーマ株式会社 代表取締役社長)
ほか多数 - 設立
- 1966年
- 沿革
- 1963年 ブルース・D・ヘンダーソンがボストンで設立
1966年 BCG2番目の拠点として、東京オフィスを開設(ちなみに、3番目の拠点はロンドン)
1970年代~1980年代 世界中のトップ企業を支援。BCGが生み出した経験曲線やPPMは有名。PPMをフォーチュン500企業の約半数が自社の戦略策定に活用したと言われている
2003年 名古屋にオフィス開設
2020年 大阪、京都にオフィス開設
2021年 ボストン・コンサルティング・グループ合同会社に商号変更 - コアメンバー
- 日本支社長兼北東アジア総責任者 佐々木靖
- 所在地
- 東京都中央区日本橋室町3-2-1 日本橋室町三井タワー
- URL
- https://www.bcg.com/ja-jp/default.aspx
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