ミドルオフィスの仕事内容
金融機関におけるオフィス業務は、大きく分けると3種類に分類することができます。顧客と市場を相手に稼ぐ営業部門「フロントオフィス」、営業が売買した商品の記録などを行う事務部門「バックオフィス」、そして両者の間に位置しているのが「ミドルオフィス」です。
ミドルオフィスとは、その名のとおりフロントオフィスとバックオフィスをつなぐ役割を担っている部門です。企業や担当によって業務はさまざまですが、仕事内容のいくつかを例として以下にご紹介します。
■リスクマネジメント
金融機関におけるミドルオフィスの中心的な業務です。会社の不正チェック、損益と収益管理、コンプライアンス(法令順守)のための内部管理、信用・市場リスクの報告などを行っており、健全な会社を維持するために必要なポジションとなっています。企業倫理や法令順守に関する知識が求められるのはいうまでもなく、データ分析能力や検証能力も求められます。
■トレードのサポート
フロントオフィスにおける営業部門のサポート業務を行います。約定したトレードが滞りなく行われるようにチェックし、フォローするのが主な役割です。万が一、想定していなかったトラブルなどが起こった時には迅速に対処します。時々刻々と変化する状況に合わせて対応する必要があるため高度な専門知識が求められるのはもちろん、いかなる時でもすぐに判断を下す状況判断能力、そして多くの人々と関わることから高度なコミュニケーション能力も必要です。
■プロジェクト管理
営業目標を達成するために戦略の立案などを行います。業務内容の改善、企業体制の見直し、情報システムの運用・開発など、さまざまなプロジェクトに関わる重要な仕事です。物事を俯瞰的にとらえられる能力、問題発見力、リーダーシップなどが求められます。
ミドルオフィスが担当している業務内容はこのように幅広いものとなっています。金融系の知識だけではなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力など多彩なスキルを求められるのが特徴です。フロントオフィスからバックオフィスに至るまで広域の業務に携われるため、金融や金融商品に対する専門的な知識をより深めることができるでしょう。
銀行をはじめとする金融機関のミドルオフィスでは海外拠点と連携する機会も多く、日系金融機関であっても英語で電話をしたり、メールを作成したりすることが少なくありません。外国語スキルがあれば業務に生かすことが可能です。ビジネスレベルの語学力を持っていればキャリアの選択肢も広がります。金融機関における一定の知識量と、フロントオフィスのサポート経験があれば、世界各地に点在している海外オフィスで活躍することもできるでしょう。
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監修:アンテロープキャリアコンサルティング この記事は、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が監修しています。 コンサル業界・金融業界への転職に役立つ情報を発信しています。 |
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