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ワトソンワイアットの投資戦略コンサルティング部門の取締役である大海太郎様に、会社や部門について、また、現在同部門で募集をされている「コンサルタント」、「リサーチャー」の業務について、お話をお伺い致しました。

1946年に米国で設立された人事コンサルティング・ファームと、英国で100年以上の歴史と実績を持つベネフィット・ファームの統合を経て設立された世界32カ国に7,000名超のスタッフを擁する世界最大級のコンサルティングファーム。
資産運用コンサルティング部門では1,000超のクライアント(資産規模2兆ドル)を有している。東京の資産運用チームは90年に設立。日本の年金コンサルティング業界における草分け的な存在として、中立的・独立的な立場から資産運用に関わる様々なソリューションを提供している。

東京大学経済学部卒業。
ノースウェスタン大学にて経営学修士(MBA)取得。ファイナンス専攻。
日本興業銀行にて、資産運用(外国株式担当)、為替ディーリング業務に従事した後、マッキンゼーにおいて本邦大手企業、多国籍企業に対しての経営コンサルティングに携わる。ワトソンワイアット入社後は、主として年金の資産運用に関するコンサルティングに従事。

資産運用コンサルティングの中身について詳しく教えて頂きたいと思います。まず、御社のクライアントはどのようなところになるのでしょうか
私どものお客様は日本の機関投資家になります。機関投資家の中でも主として企業年金です。これは日本の大手企業、あるいは外資系企業の年金がメインのお客様となります。
具体的にはどのようなサービスを提供されていらっしゃるのでしょうか
基本的には年金の運用のポリシーや方向性をお伺いした上で、どういったアセットクラスが良いか、実際にどういうところに委託をしたら良いかといったことまでアドバイスをさせていただきます。
運用ポリシーとお聞きしますとリスク・リターンが思い浮かぶのですが、例えば、運用に関するスタンスをヒアリングして、リスクの許容度を決めるというところからスタートするものなのでしょうか
基本的には、リスクをどのくらい取るか、というところを一緒に考えるところから始まります。
教科書的には「御社のリスク許容度を教えてください、それが決まればアロケーションを決めて差し上げます」ということなのですが、「リスク許容度を教えてください」と聞いて、「うちのリスク許容度はこれくらいです」と出せるクライアントはいませんので、通常そこから一緒に考えていきます。一番よくやるのは何通りかシミュレーションをして「リスクをこれだけとるというのは、(資産が)最大ここまで下がるということですよ」とグラフを見ながら、説明し、検討材料にしていただきます。それによって、ご自身のリスク許容度を決めていただくことになります。
それでは、運用に関する根幹から潜在的なニーズを引き出していく必要があるのですね
そうですね。まず我々のコンサルティングは、資料の表紙に書かれているお客様の名前を差し替えていれば、使いまわせるという定型的なものではありません。
お客様の状況、例えば、「母体の企業の業績は好調なのかそうでないのか」、「年金の運用に対するスタンスが保守的なのか積極的なのか」、あるいは「そもそもこれまでの年金の積み立ては不足しているのか、実はもう余剰になっているのか」、といった諸々の要素によって全く状況が異なりますので、それぞれにとってベストな方針というものをご提案していくことになります。資産の配分をどうするのか、株式の割合を6割にするのか5割にするのか、それが決定したら、その中でどのような戦略を組み合わせて運用するのか、その組み合わせが決まったら、実際に年金を自分で運用するわけではないので、どこの投資顧問とか信託銀行などに委託するのか、ということを最終的には我々がいくつかご提案させていただいて、検討、決定していただきます。そこに至る過程でもお客様とやり取りをする中で何がお客様にとってベストなのかということを一緒に考え、作り上げていく、ということですね。
そうすると、コンサルタント選定は非常に重要なことになると思うのですが、どのような形でお取り引きが始まるのですか
お客様から弊社へお問合せいただくところから関係がはじまります。幸いこれまでの実績や口込みなどもあり必ずと言って良いほど、お声がけ頂ける状況にあります。
お問い合わせをいただきましたら、弊社について、弊社のコンサルティングサービスについて、資料を持ってご説明させていただくというのが一般的なパターンです。その場合もお客様は弊社以外に何社か呼ばれています。比較検討をされた上で、めでたく弊社をご採用いただくと、そこから正式に関係がスタートすることになります。
最初の引き合いから契約を結ぶまで、というのは期間的にはどのくらいなのでしょうか
結構長いですね。最初に声がかかってから短くて3ヶ月、長い場合は半年といったイメージでしょうか。
競合もいらっしゃる中で、御社の特徴はどのような点なのでしょうか
弊社はどこの金融グループにも属していない独立したコンサルティング会社であることと、自分達で運用商品・金融商品を全く販売していないこともあり、非常に中立的です。コンサルタントというと、ある意味「審判」のような立場なんですね。ですから自らプレイヤーとなって商品を販売したりはしていません。なぜ我々の競合他社がそれをやっているかというと、正直、運用商品の方が儲かるからです。
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