面接のパフォーマンスを向上させる方法。

2018-02-28 執筆者:山本 恵亮

優秀なのに面接で評価されない人はよくいます。
経歴も、学歴も、決して悪くないし、
話している内容も間違っていないのに、
面接は連戦連敗という人です。

そういった人に多い傾向は、
コミュニケーション・スタイルに評価されにくい
クセがあるということです。

例えば、話す時にほんの少しアゴが上がっているだけで、
その人は他の人々を見下しているように見えます。
また、話し方がやや小声で早口だと、話題にしている相手
(上司の話をしていたら、その上司)を馬鹿にしているように
聞こえます。

例え、自分にはそういったつもりがなくても、
相手にはそのような印象を与えます。
そして、特に面接など初対面の人の場合には、
相手は話している内容よりも、
話している態度などの方が強く印象に残るものです。

この様な誤解で面接に落ち続けるということは
とても残念なことですね。

こういった自分のコミュニケーション・スタイルの
クセというものは、自分では気づきにくいものです。
そこで、他者からフィードバックをもらうことが
効果的です。

日常的な会話等でのクセについては、
親しい知人や同僚などに聞いても良いでしょう。
また、可能なら面接の最後に面接官に印象を
聞くのも参考になります。

もちろん、我々のようなエージェントとの面談後に
フィードバックを求めることも効果的です。

ただし、厳しいフィードバックを聞いた時に
それを自分への批判と受け取ってしまわないよう
注意しましょう。

誰でも厳しいコメントを聞くと、ディフェンシブに
なってしまいがちです。
でも、フィードバックを求めた時に、
耳障りが悪いことを言ってくれる人は、
勇気を出して相手の為に言ってくれています。

それに対して反論したり、反発いたりしていると
「二度とフィードバックなんてしてやるものか!」
となってしまいます。

フィードバックをお願いする時には、
受け入れにくいコメントを聞いて反論したくても
ぐっとこらえて、
相手に自分がどう映っているのか、ということだけを
知ることを目的としましょう。

そして、その人には心からの感謝をお伝えすることを
忘れずに。

山本恵亮

------------------------------------------
山本のコラムをグループ会社(ヤニー株式会社)のサイトで定期的に発信しています。

ツイッター


取締役山本 恵亮 / Keisuke Yamamoto
【経歴】
同志社大学商学部卒。大手人材サービス会社にて金融とIT業界を担当後、渡米。在米のコンサルティング会社で、人材採用支援、人事コンサルティング、そして新規事業の立ち上げを事業開発マネージャーとして推進し、北米での事業拡大に貢献。2004年4月アンテロープ参画、翌年同社取締役。PEファンド(バイアウト)を中心に、VC、M&A、コンサル、投資先企業の経営人材、また組織立ち上げ期におけるコアメンバー採用の支援も強み。1級キャリアコンサルティング技能士。

【担当領域/実績】
専門はPEファンド(バイアウト)、VC、エンゲージメントなど投資ファンド、投資先の経営人材など。20年のエージェント経験で培われた層の厚いネットワークを有し、業界トップから新鋭企業まで数百名に及ぶ転職を支援してきた。水面下で流通する求人案件の提案から、選考対策、希望職種の明確化も含め丁寧な支援を行っている。