PEファンドの面接を受けると、どの面接官からもしつこいくらいに「志望動機」を聞かれ、掘り下げられますし、結構な時間を割きます。
もちろん、どの企業でも志望動機は聞かれますが、プロフェッショナルファーム界隈では例えば戦略コンサルグファームの場合、志望動機はそこそこにケース面接に時間をかけます。
投資銀行でも志望動機は聞かれるものの、これまでの職務経験やテクニカルチェックなど即戦力性を確認するための質疑応答が多かったりします。
他のプロフェッショナルファームとの決定的な違いは「長期コミット」がより求められることと、プレッシャーや責任が大きいために年収が高いからというだけの動機では厳しい局面を乗り越えられないからです。
コンサルファームであれば、一つのプロジェクトが数カ月単位だったり、長くても一年間とかだったりしますが、PEファンドでは投資検討から投資実行、そしてEXITまで一連の流れに絡むと平気で5年とかかかったりします。
また、外資系コンサルファームや投資銀行では極論、使えなかったら解雇すればいい、という側面すらあります。
例えばPEで「〇号ファンド」を運営しているとすると、5-10年単位で時間が必要ですし、その間に人が出入りするファンドというのは投資家から見てもネガティブです。
タイトルが上のメンバーはキーマン条項期間が設定されたりもします。
いわゆるキャリーの支給も基本的にはファンドの運営期間が終わったタイミングなので、その意味でも長くコミットしていないと「旨味」もなかったりします。
そのために入口の時点で本当にこの仕事をしたいのかを徹底的に確認するわけです。
PEファンドの選考対策というと最近はすぐ「モデルテスト対策」という発想になる方が多く、そこだけ力を入れれば通るのではと思われる方がいます。
実際にはモデルテストはだいたい選考の終盤に行われることが多く、そこで落ちる人は意外と少ないです。
それよりも、1次、2次面接の通常の質疑応答で落ちる人の方が圧倒的に多いです。
志望動機の準備をするということは、ただロジックを整理するということではありません。
当然、業界やPE投資というビジネスモデルの理解、LP、GP、投資先などのそれぞれの立ち位置の理解、受けるファンドの業界でのポジショニング、投資理念、過去の投資先の研究などすべて徹底的に行います。
当然、自分がそのファンドに入ったらどういう企業に投資すべきかという投資仮説を複数持っておく必要もあります。
本当にこの仕事をしたいなら、そしてうちに入りたいならそのくらいの準備は当然していますよね、というのがファンド側のスタンスです。
これらの準備は一人頭の中で考えても意外と難しいので、是非エージェントをうまく活用いただければと思います。

- 【経歴】
上智大学法学部卒。大手メディア企業にてアジアを中心とした海外営業に10年間従事。その後、コンサルティング会社で人事領域をフロントラインで広くカバーする中、数々の優秀な人材と接触。プロフェッショナルのキャリア構築をこの手で支援したいとの強い思いから、2007年にアンテロープへ参画。
【担当領域/実績】
専門はPE投資ファンド、M&Aアドバイザリー、戦略系・総合系・再生系コンサルティングファーム。PEファンド等、パートナー/マネージングディレクタークラスと独自のネットワークがない限り応募をすることすら難しい業界にも豊富なパイプラインを持つ。情報提供はもちろん、コンサルファームのケース面接対策はじめ、キャンディデートを文字通りハンズオンで支援することにより、これまで経営トップから若手人材まで500名以上の方々の転職を成功に導いてきた。













