調査レポート「コンサルタントが転職を考える年齢」を公開

2015.05.22

金融業界およびコンサルティング業界に特化した転職支援サービスを手掛けるアンテロープキャリアコンサルティング株式会社(東京都千代田区、代表取締役:小倉基弘)では、登録者データベースをもとに現役コンサルタントとして働いている方が何歳の時点で登録したかを集計、調査しました。

◆コンサルティングファーム在籍者の弊社登録時の年齢を集計した結果、男性は28歳、女性は29歳がもっとも多かった。

◆女性は29歳までで全体の47.6%、35歳まででは82.5%を占めた。一方、男性は29歳で39.7%、35歳で74.7%にとどまった。

調査レポート「コンサルタントが転職を考える年齢」


調査の結果、男性コンサルタントは登録の多い年齢順に28歳、27歳、30歳となり、女性コンサルタントでは29歳、26歳、27歳と続きました。

全体に占める割合を年齢ごとにプロットしてみると、男女とも新卒入社3年目相当の24歳から急激にグラフが上昇し始め、20代後半のピークに向けてその傾向が続きます。特に女性29歳は唯一10%を超えており、男性1位の28歳が8%に満たないのに比べても特徴的です。また、女性の場合は29歳までで全体の47.6%、35歳までには82.5%が含まれており、グラフは若い年代に登録が集中していることを示す急なカーブを描いています。一方で男性は29歳までで39.7%、35歳まででも74.7%にとどまり、女性に比べなだらかなグラフとなっています。また、45歳を超えると女性の登録件数は極めて少なくなりますが、男性の場合は50代後半になっても一定数の登録がありました。

上記のデータから、女性の方が早くから転職活動をスタートし、かつ数年の間に集中していること、男性は女性よりもキャリア転換の時期に幅があり年齢を重ねた後でも転職を意識する傾向があることが見て取れます。とはいえ、各コンサルティングファームでは近年ダイバーシティ推進に非常に積極的に取り組んでおり、今後は例えばパートナークラスの女性コンサルタントも珍しくなくなると考えられます。将来的には男女のグラフは徐々に近づいていき、1本の曲線に収斂していくのかもしれません。


<調査方法について>
・弊社登録者のうち、登録時にコンサルティングファームに在籍していた、あるいはコンサルタント業務に就いていた登録者4217名を対象とした。
・コンサルティングファームへの入社が新卒か中途かの区別は行っていない。


なお、本レポートのPDFファイルは、以下のリンクよりご参照いただけます。

調査レポート「コンサルタントが転職を考える年齢」