サムライインキュベート

第1回:世の中にないものが生み出される瞬間に立ち会う仕事

サムライインキュベート
共同経営パートナー Chief Strategy Officer 長野 英章
PROFILE

カナダ・オーストラリアへのバスケットボール留学の後、2010年グルーポン・ジャパンや2011年Wimduの日本チーム立ち上げに従事した後、ダイマーズラボを創業。2015年オプトとの合弁会社であるオプトインキュベートを設立し、代表取締役COO就任。複数事業の立ち上げ、大企業との共同事業、新規事業立ち上げのコンサルプロジェクトを推進。 2017年より株式会社サムライインキュベートへ参画し、共同経営パートナー Chief Strategy Officerに就任。独自のフレームワークを開発し、大企業のオープンイノベーション支援、新規事業の立ち上げ伴走支援、キャピタリストとして投資業務等に従事している。

目次
  1. -リアルビジネスにこそイノベーションの余地が大きい
  2. -シード段階にあるビジネスの“掘り起こし力”が求められる
  3. -起業家の可処分時間を増やしてあげることにこだわり
リアルビジネスにこそイノベーションの余地が大きい
「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」。そんなフィロソフィーを掲げ、誰もが幸福を感じる世界を実現するために先頭を走ると宣言している、熱きベンチャーキャピタルがあります。2008年創業の独立系VC「サムライインキュベート」です。今回は共同経営パートナーでCSOの長野様にご登場いただき、会社として目指している方向性や、起業家支援のうえで大事にしているポイントなどについてお話しいただきました。
まずは「サムライインキュベート」がどういった会社なのか、ご説明いただけますでしょうか。
長野
創業12年目を迎えた会社で、事業の柱は2本あります。ひとつはベンチャーキャピタル事業で、2018年に組成した6号ファンドには大手事業会社を中心とした投資家の皆さんから34.5億円規模のLP出資をいただきました。これまでに日本とイスラエル、アフリカのスタートアップ累計160社以上への投資実績があります。
もうひとつがイノベーション支援事業で、アクセラレーションやハッカソンの支援など大企業のオープンイノベーションをはじめ企業内での事業創出や、イノベーション人材の育成を中心にご支援させていただいています。在籍している社員は、2019年7月現在で約20名となっています。
そんなサムライインキュベートへのジョインの経緯も含めて、長野さんのご経歴をお話いただけますでしょうか。
長野
私は26歳までバスケットボール留学をしていまして、帰国後にグルーポンに就職しました。その後、今でいうAirbnbのような民泊サービスの日本チーム立ち上げ、およびダイマーズラボという会社の創業を経て、オプトホールディングとのジョイントベンチャーという形でインキュベーション専門の「オプトインキュベート」を設立し代表COOに就任しました。2年ほど経ったタイミングで榊原(代表取締役)から声がかかり、2017年7月からサムライインキュベートに参画しています。
どんな役割を期待されてご入社されたのでしょうか。
サムライインキュベート長野英章氏インタビューカット1
長野
会社全体の経営戦略をリードする役割を担う、CSO(チーフストラテジーオフィサー)という肩書がついています。もちろん、現役のキャピタリストとしても、必要に応じてファンドレイズ、投資業務、プロジェクト支援というように範囲にこだわらず対応してきました。ここ最近フォーカスしているのは投資事業です。
他のVCと比較して、サムライインキュベートならではの特徴があれば教えてください。
長野
あまり他社は意識していないので、自分たちが目指しているところという観点でお話させていただくと、製造業や不動産、物流といったいまだ国内GDPの多くを占めるリアルビジネスにこそイノベーションの余地が非常に大きいと考えていて、そうしたリアル×テクノロジーの領域を狙っているスタートアップに投資することが基本姿勢になります。また、0→1のシードステージへのこだわりは創業時からずっと続いているので、これまでの立ち上げ支援の経験やノウハウを体系的に整理し、起業家の事業伴走力を強化してきています。あとは日本だけでなくイスラエル、アフリカという3つの地域的なポートフォリオを持っていますので、それだけ広い投資機会を得られるというのも特徴のひとつです。
大企業のオープンイノベーション支援という点も、CVCではない独立系VCとして特徴的ですね。
長野
ここ数年はCVCも含めてベンチャーへの資金供給の機会が非常に増えていて、起業家がVCを選ぶような時代になってきています。その中で我々も特徴を出していかなければならないわけですが、そこで重視しているのはLPに加わっていただいている大企業と投資先スタートアップがシナジーを生み、双方の成長を加速させるような戦略的投資を行うという点です。今回の6号ファンドでも、LP各社がオープンイノベーションを推進したい領域について明確な投資テーマとして設定していますし、そこは起業家に対してもアピールできる部分だと思っています。

企業プロフィール

サムライインキュベート

2008年創業のシード期特化型ベンチャーキャピタル。日本、イスラエル、アフリカの3拠点を有する。スタートアップのアイデアブラッシュアップ~事業立ち上げと成長に必要なフレームワークを提供し「ハンズイン」で伴走する。バーティカルメディア事業などを展開する「ポート」や、アパレルレンタルサービスの「エアークローゼット」など、投資実績多数。また2018年に組成した6号ファンドは、目標を超える34.5億円でクローズしている。 また、イノベーション支援事業も行っており、オープンイノベーション等に取り組む大企業の事業創出支援も行う。両事業から世界をより良くする革新的ビジネスの創造を目指す。

当サイト内のサムライインキュベート 企業情報も、ぜひご覧ください。

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