クールジャパン機構

第1回:ジュニアでも持てる案件への使命感

クールジャパン機構
小野田 真希 投資戦略グループ ヴァイスプレジデント
PROFILE

慶應義塾大学商学部を卒業後、公認会計士試験に合格してあずさ監査法人にてキャリアをスタートさせる。監査、デューデリジェンス、事業再生業務などに携わった後、単身シンガポールに渡りKPMGコーポレートファイナンスに入社。主に日系企業へのM&Aアドバイザリー業務を手掛ける。2017年に帰国後、クールジャパン機構に入社し現在に至る。

目次
  1. -ファイナンスの仕事で社会に良いインパクトを与えたい
  2. -政策的意義と収益性のバランスに腐心
  3. -今は変革の時期、必ずキャリアの糧になる
政策的意義と収益性のバランスに腐心
プロジェクトを通じて、何か苦労した点などはありますか。
小野田
クールジャパン機構は官民ファンドですので、民間のファンドと比べて投資検討プロセスがたくさんあります。これは会議が長いとかそういう意味ではなくて、政策的意義を達成するためにはどういう投資をしなければいけないのか、そのために投資対象にどういうものを求めるのか、そういったことを非常に綿密にディスカッションするんですね。一方で、あくまでも投資ですので収益性もきちんと確保しなければなりません。そのバランスをとるのはとても難しいですし、それを投資先の皆様にご理解いただくのにも時間がかかります。こうしたところは、他のファンドにはないチャレンジングな点だと思っています。
Spiber以外のプロジェクトについても少し伺えますか?
小野田
引き続きインバウンドの需要がある中で、訪日観光客の皆さんがもっと日本を楽しめるような観光施設を作るプロジェクトなどは、2020年を見据えたまさにクールジャパンといえる案件ですね。それと、従前より日本のお酒については世界でブームが巻き起こっていまして、シンガポールでも日本酒やウイスキーがプレミア価格で売られていました。とは言うものの、国内の酒造メーカーの多くは中小企業で資本力に乏しいケースが多いので、いい形で我々がご支援できたらいいなと思っています。ワイナリーの評価も上がっていますし、ウイスキーにいたっては人気がありすぎて原酒がないという状態ですから。クールジャパン機構としての直接的な資本出資はまだありませんが、海外の飲食店に酒造メーカーさんをご紹介して在庫を置いていただくといった動きはすでに行っています。
ワインが年間数兆円というマーケットであることを考えると、日本酒が世界に広がったら相当なマーケットになりそうですね。
小野田
日本の伝統文化でもある日本酒は、外見も含めて日本製であることがパッと伝わるものでもあります。また、お米からくる香りや甘さのためか、アジア系のお料理と日本酒は合うことが多いんですね。これからアジア全体で中流階級の人口が増えていく中で、大規模製造の難しさなどのボトルネックをクリアすることが出来れば、まだまだ伸びるジャンルだと思っています。
それでは少し話題を変えまして、小野田さんの平均的な1日の流れを教えていただけますか。
小野田
朝9時に出社して、社内外の会議が平均して1日2回くらい。その他の時間で社内資料を作ったりモデリングをやったり、あとは案件開拓のためのピッチブック作りやマーケット調査などをしています。繁忙期でなければ18、19時くらいには帰宅しています。もちろん、案件のクロージング時期というのは仕事が変則的になりますので普段よりは遅くなりますが、入社以来、日付をまたいだことは一度もありません。やはり健全な心身のもとでないと冷静な判断は出来ないですし、そこは会社が非常に気を遣ってくれていると感じます。でも個人的にはいま仕事が楽しいので、多少残業してもあまりストレスなく帰っています。
最近女性のプロフェッショナルの方からワークライフバランスに関して相談されることが多いのですが、御社はその点は問題なさそうですね。
小野田
以前は、投資チームにも時短で働いていらっしゃった女性メンバーがいましたね。一口に投資と言っても様々なフェーズがあり、関与の時間もかなりコントロール出来ます。例えばモニタリングであれば、数値のアップデート作業などは責任のある仕事でありながら突発的なイベントはあまりないので、限られた時間の中で働きたいという方もすごくウェルカムな仕事だと思います。それと、投資先企業の経営陣サイドに女性がいたりすると、こちらにも女性がいた方が話が盛り上がるので、その点でも女性にはいて欲しいと思います。

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企業プロフィール

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日本の魅力ある商品・サービス(クールジャパン)の海外需要開拓に関連する支援・促進を目指し、2013年11月に設立された官民ファンド。「メディア・コンテンツ」、「食・サービス」、「ファッション・ライフスタイル」をはじめとする様々な分野でリスクマネーの供給、ハンズオンによる支援を実施している。

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