PwCあらた有限責任監査法人

第1回:チャレンジしなければ生き残れない

PwCあらた有限責任監査法人
パートナー 梅木 典子
PROFILE

一橋大学商学部在学中に公認会計士試験に合格し、大手監査法人に入社。国内企業・外資系企業の会計監査に従事。2006年にPwC(プライスウォーターハウスクーパース)のメンバーファームである「あらた監査法人」に入社。現在は、金融機関向けに会計アドバイザリー業務・会計監査業務を提供しており、会計専門家として20年以上の経験を有する。財務報告アドバイザリー部門の人事責任者の他、PwC Japanネットワーク全体のダイバーシティ推進、企業文化推進、コーポレート・レスポンシビリティー活動推進の責任者を務める。

目次
  1. -机上の勉強だけでなく実務経験から得たスキルが重要
  2. -国内外を結び付け“One PwC”として顧客と向き合う
  3. -「監査法人=会計監査」は昔の話。幅広い業務は今も拡大中
「監査法人=会計監査」は昔の話。幅広い業務は今も拡大中
ありがとうございます。続いて梅木さんが所属されているFRAという部門について、どういった組織なのか教えていただけますでしょうか。
梅木
FRAは財務報告に関わるアドバイザリー業務を担当する部門です。大手金融機関、特にメガバンクを主なクライアントとして、異なる会計基準へのコンバージョン業務や企業の内部統制、いわゆるSOXと呼ばれる業務のアドバイザリーを提供しております。金融というのは規制業種ですので、規制への対応というのはマネジメントの方々がもっとも神経質になるところです。ですので、規制に関するリスクがどこにあり、それに対して銀行はどう対応すべきかを分析し、必要な仕組みを会社の中に構築する支援もしています。その他にも管理会計や統合報告といった分野でも新しい仕組み作りを支援するなど、サービスの幅が非常に広がってきています。こうしたことはコンサルティング会社でも出来ることではありますが、私たちは監査人の目線で監査に耐えうるレベルの保証水準を考慮したうえで、その企業にとってベストな案を提案しており、これは監査法人だからこそ出来るものだと思います。
多岐にわたる業務の中で、特に今後強化していきたい分野はありますか。
梅木
金融機関に対しては、海外で新たな規制が次々に出されています。日本のメガバンクはいまや世界的な規模で活躍しているので、それらの規制の対象になります。国内だけでなくグローバルな視点での規制対応というのは、引き続き専門家として力を入れていくべき分野だと思っています。また、これはまだこれからの話なのですが、私共がプロフェッショナルファームとして持っている専門性を活かすことで、日本が抱えている経済状況の変化や人口の動向といった社会的課題の解決をサポートしていけるのではないかと考えています。例えばNPOや社会的企業の活動に対してアドバイスを提供し、一緒に社会的課題の解決を目指す、そういった取り組みを始めています。
これからFRAに入られる方は、活躍のフィールドが非常に広いですね。
梅木
監査法人イコール会計監査、あるいは監査法人のアドバイザリーといえば会計や財務報告、内部統制のアドバイス、という風に思われるかもしれないですが、実は皆さんが思っていらっしゃるよりも非常に幅広い業務を提供しているというのが事実です。そして、今後も業務の幅はもっと広がっていくと思います。
今後FRAではどんなパーソナリティを持った方が活躍できると思われますか。
PwCあらた有限責任監査法人梅木典子氏インタビューカット3
梅木
新しいことにチャレンジするのが好きな方が非常にフィットすると思います。もちろん、専門家として自分の強みというのは必ず持っている必要があります。ある分野の第一人者と見なされるような人材になっていただきたいのですが、一方で専門家にありがちなのは、自分が強みを持つ領域にいるのがコンフォータブルなので、そこから出てこないという傾向です。それではやはり時代の変化には対応できないと思います。得意分野を持ちつつ、それ以外の新しいフィールドにも果敢にチャレンジするマインドが大切だと思っています。
一般にイメージされる会計士の枠にとらわれず、専門性を活かした新たな可能性を探していく、と。
梅木
新しい課題に対して自分たちがどんなサービスを提供していくことが出来るか、そういうことを考えるとわくわくすると若手メンバーは言っています。例えば日本企業の海外進出は今後も加速していくと思いますが、その際に現地の法令や税務上のリスクに関する支援などはますます伸びていくと思います。会計の専門家として、そうした企業のニーズにどう応えていくか、それを自分自身の成長とリンクさせながら考えていきたいという方に、ぜひ来ていただきたいと思います。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。

※インタビュー内容、所属、タイトル等はすべて取材当時のものであり、現在と異なっている場合がございます。

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企業プロフィール

PwCあらた有限責任監査法人

グローバルなプロフェッショナルファームであるプライスウォーターハウスクーパースの手法と実務を、日本の市場環境に適した形で提供している監査法人。国際財務報告基準(IFRS)の導入、財務報告に係る内部統制、また株式公開に関する助言等、一般的なイメージにとらわれない幅広い分野でクライアントを支援している。

当サイト内のPwCあらた有限責任監査法人 企業情報も、ぜひご覧ください。

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