━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Antelope Monthly Report
No.15 2009年2月27日(金)
アンテロープキャリアコンサルティング
http://www.antelope.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
各位
Antelope Monthly Reportでは、金融版とコンサルティングファーム版とを
交互に、月1回のペースで魅力的なポジション、ジョブマーケットなどの情報
をレポートしています。今号は金融版です。
[INDEX]
【1】Close up Information ~ 投資ファンド求人
【2】Main topics ~ 行動経済学の発想を知る
【3】クリティカルシンキングOnline Testを公開中
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
【1】Close up Information ~ 投資ファンド求人
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
最近は、金融機関でポジションがオープンになると、応募者が一斉に
そのポジションを目指して競争を繰り広げています。特にヘッジファンド
を含むアセットマネジメント会社ではそれが顕著な状況です。
2007年後半、2008年中盤までは投資銀行からのリストラ人材を、バイ
アウトファンドが採用する傾向がありました(それでもごく一部です)が、
最近はバイアウトファンドも充足感がでてきており、優秀な方でも厳しい
選考が強いられています。2006年頃とはまさに需要と供給の天秤が反対
側に倒れているといえます。
そのような厳しい環境ではあるものの、採用が完全に無くなって
いるわけではもちろん無く、当社でも毎日「どこどこに決まった」と
いう話が流れています(残念ながら、当社を通じて転職をされている方
だけではなく、個人の伝手などのあらゆる手段を含めて、という話です)。
弊社としても日々アンテナを伸ばしながら、数少ない募集情報を集め、
個人の方々に提供させていただいておりますが、100%満足を持っていただ
けるコンサルティングを提供することの難しさを実感しております。
前置きが長くなりました。このような環境下ではあるものの、いくつかの
プライベートエクイティファンドで、投資担当者を探していますので、ご紹介
させていただきます。
2006年に設立した金融機関系の自己資金投資(プリンシパルインベスト
メント)会社です。未公開企業などにバイアウト投資、マイノリティー投
資を行っています。
「アソシエイト」職での募集です。要件は、以下の通りです。
投資銀行部門や監査法人系のコーポレートアドバイザリーなどで、モデ
リングの基礎を習得されている方(必ずしも投資銀行や監査法人に勤務し
ている必要はないが、選考途中にテストがあるので、それを突破できる
必要あり)です。
業務内容は、バリュエーションやデューデリジェンス、ファイナンスの
スキーム作成、既に複数件の投資を実行している会社なので、投資後の経営
支援なども含まれます。
================================
当投資ファンドでのポジションに関する詳細をご希望の方は・・
http://www.antelope.co.jp/job_index/company_list_sp.cfm?sp_number=5
================================
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
【2】Main topics ~ 行動経済学の発想を知る
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
2002-3年くらいからでしょうか、「行動経済学」という言葉が何となく
認知されるようになってきたのは。2002年のノーベル経済学賞を受賞した
のが、ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)という方で、受賞理由が
行動経済学などの研究分野の開拓への貢献だったことも影響しているの
でしょう。
それ以降、この分野の書籍が専門書以外でも出てきており、読みやすい
日本語になった書籍が複数出版されていたり、様々な紹介サイトも立ち
上がっています。
実際に、金融業界で行動ファイナンスが活用されている例がどのくらい
あるのかはきちんと調べていませんが、アクティブ運用などのモデルに
組み込まれるなど、既にビジネスに活用されている分野でもあります。
金融に限らず、マーケティングに活用されている事例もあるようです。
今回はそういった専門的な話ではありませんが、行動経済学の考え方に
ついて取り上げてみたいと思います。
経済学では人は合理的であるという前提のもと、モデルが作られます。
直感的にも「人が合理的ではない」ことは想像できますが、下に紹介する
「予想どおりに不合理」という書籍では、そうではないことがいくつもの
実験から証明されています。例えば、こんなケースが紹介されています。
ある雑誌の講読方法のパターンを以下のように選ぶとします。
1.3種類の選択肢
1)ウェブ版だけの購読(59ドル)
2)印刷版だけの購読(125ドル)
3)印刷版とウェブ版のセット購読(125ドル)
という選択肢が与えられるケースと、
2.2種類の選択肢
1)ウェブ版だけの購読(59ドル)
2)印刷版とウェブ版のセット購読(125ドル)
というケースで人々の選択がどのように変わるか、という事例です。値段と
中身は全く同じで、選択肢が1つあるか、ないかだけの違いです。
この実験はMITのMBAの学生100人に対して行われたということですが、
1と2それぞれの選択肢で実験を行い、結果は次のようになりました。
1.3種類の選択肢
(1)ウェブ版だけの購読(59ドル) 16人
(2)印刷版だけの購読(125ドル) 0人
(3)印刷版とウェブ版のセット購読(125ドル) 84人
2.2種類の選択肢
(1)ウェブ版だけの購読(59ドル) 68人
(2)印刷版とウェブ版のセット購読(125ドル) 32人
1の実験で誰も(2)を選んでいないのに2の実験で、その選択肢が無くなった
だけで選択する内容が異なります。この違いに合理的な理由があるでしょうか。
1で(2)の選択肢があることによって、(3)の選択肢が「相対的に」魅力的に
見えるため、それを選択しているだけと言えます。1の(2)の選択肢がいわば、
ダミーの選択肢として挿入されることで、(3)の選択を増やす、マーケ
ティング戦略に多くのMBA生も(言葉は悪いですが)引っかかるという事例
です。
この相対性に関して、キャリアにも関連することで「確かに」と感じた
のは、年収と相対性の話です。
入社する前に入社3年後の年収として想像していた金額は10万ドルだった
人が、入社3年目の段階で年収について、上司に不満をもらすという話です。
その時点では入社3年目社員の報酬は30万ドルあり、入社前に想像していた
金額の3倍を手にしていました。ここまでの情報では、何ら不満は出てこない
はずです。次の一言で「なるほど」、「そういうことか」と。
「私の隣にいる同じような仕事をしている人間の年収が31万ドルなんです」
結局、相対的に考えてしまうと、何事にも満足できなくなってしまうので、
どこかでその相対性の連鎖を断ち切ることでしか、この問題を解決すること
はできない、とこの章は締めくくられています。
簡単なようで、競争が普通になっている世界で何事も「比較しない」で
生活するというのはなかなか難しいことです(と個人的に感じています)。
※ 今回ご紹介した書籍
『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』
ダン・アリエリー著
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
【3】クリティカルシンキングOnline Testを公開中
http://www.antelope.co.jp/ct_test/2.html
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
主にコンサルティングファームへの転職希望者向けコンテンツとして、
クリティカルシンキング Online TestをWEBサイトに公開しております。
マッキンゼーやボストンコンサルティンググループなどの戦略系コンサル
ティングファームでは、情報や時間が限定された状況において、自分の専門
分野ではない領域の複雑な問題に対して、論理的な思考をもって合理的かつ
実践的な回答を導くことが求められます。そのためにコンサルティング
ファームでは、人材採用において論理的思考力への評価を重要視し、論理
思考力を試す筆記試験やケースインタビューと呼ばれる特定のビジネスシ
チュエーションを想定したディスカッション形式の面接を実施しています。
今回のクリティカルシンキングOnline Testは、転職希望者の皆さまへ、
コンサルティングファームの選考プロセスに対する理解を促進するための
ツールとしてご利用頂く事を目的としています。
金融業界、特にプライベートエクイティファンドなどでも、こういった
クリティカルシンキングは要求されるものです。金融業界を目指される方
も力試しにいかがでしょうか。
================================
クリティカルシンキングOnline Test
http://www.antelope.co.jp/ct_test/2.html
================================
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
■ メール配信の変更・解除
https://www.antelope.co.jp/career_mail_off.cfm
■ 個人情報保護方針
https://www.antelope.co.jp/policy/privacy.cfm
■ご意見・ご要望は以下のアドレスまで
report@antelope.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元:アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
http://www.antelope.co.jp/index.cfm
編集責任者:神宮司 雄介 / 上山 昭穂
Copyright(C) 2009 Antelope Career Consulting Inc.
職業紹介 事業所許可番号 13-ユ-040484
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━













