「プライベート・エクイティ(PE)ファンドの給与水準はどれくらいですか?」への回答

  • Qプライベート・エクイティ(PE)ファンドの給与水準はどれくらいですか?
  • A

    プライベート・エクイティ(PE)ファンドにおける給与水準(ベース年俸+賞与)について、ラージキャップ/ミッドキャップ/スモールキャップというファンド規模ごとにご案内します。ただし、この数字はあくまで目安であり、外資系か日系か、そのファンドの運用成績、本人の役職、キャリー(成果連動報酬)の有無・比率などによってかなり変動しますのでご注意ください。

    PEファンドでの報酬は大きく以下の3要素から構成されます。
    ・ベース年俸(固定給)
    ・年次賞与(業績・個人貢献に応じて)
    ・キャリー(キャリード・インタレスト)※出資案件が利益を出してエグジットした場合の成果報酬。

    ファンド規模が大きく、案件への投資額が大きいほどキャリーの金額も大きくなり、給与水準も高めとなる傾向があります。また、役職(アソシエイト/シニアアソシエイト/VP/ディレクター/パートナー等)によってもかなり幅があります。

    1.ラージキャップ(外資系の大規模ファンドが中心)
    ・アソシエイト: 1000万円台前半+賞与(ベースの50~100%程度)
    ・シニアアソシエイト: 1500〜2000万円+賞与
    ・VP: 2000〜2500万円+賞与
    ・ディレクター: 3000〜4000万円台前半+賞与
    ・パートナー: 4000万円以上+賞与
    ※キャリーが付与される場合、数千万円〜1億円以上になる可能性あり。

    2.ミッドキャップ(国内系含む中規模ファンド)
    ・アソシエイト: 800〜1000万円+賞与(ベースの30〜50%程度)
    ・シニアアソシエイト: 1000〜1500万円+賞与
    ・VP: 1500〜1800万円+賞与
    ・ディレクター: 2000〜2500万円弱+賞与
    ・パートナー: 2500万円以上+賞与
    ※キャリーが付与される場合、総報酬は大きく上振れする可能性あり。

    3.スモールキャップ(極小~小型ファンド)
    ・固定給ベース: 800〜1500万円程度
    ※賞与、キャリーの設計はファンドごとに差が大きいため割愛。

    PEファンドの報酬は、全業種の中でも最高水準にあることは間違いありません。とはいえPEでの年収はキャリーの有無や役職、案件成果で大きく上下する世界です。高い報酬の裏側には、厳しい選抜と大きな責任、そして成果への強いコミットが求められる点を押さえておくとよいでしょう。