転職成功体験記「ブティック系医療コンサルファームからBig4系コンサルティングファームへ」

ブティック系医療コンサルファームのマネージャーから、Big4系コンサルティングファームのシニアコンサルタントへ転職されたH・Sさん(30代)のご経歴や活動内容をご紹介いたします。アンテロープをお選びいただいた理由やご本人からのメッセージも、あわせてご紹介いたします。

H・Sさん(30代/女性)専門学校卒
BEFORE
[マネージャー]ブティック系医療コンサルファーム
AFTER
[シニアコンサルタント]Big4系コンサルティングファーム

H・Sさんはもともと看護師として働き始め、その後医療系コンサルティングファームを2社経験されました。その中で個々の病院の収益改善だけでなく、より医療界全体にインパクトを与えるような業務改善に携わりたいとの思いを抱き、新たなフィールドを模索し始めました。

担当コンサルタント:佐藤

前職までのご経歴と、転職の背景にあった思いなどについて教えていただけますでしょうか。

H・Sさん

看護師を経て、ブティック系の病院コンサルティングファームを2社経験しました。この業界を志したきっかけは主に、病院のオペレーション改善による医療職のサポートと患者サービスの向上です。
前職は中小病院の事業再生が主なミッションで、好奇心旺盛な性格を活かしてあらゆる経営課題に関与できることに大変やり甲斐を感じていました。反面、活動が病院単体の収支改善に留まり質の向上に寄与できないことにもどかしさを感じていました。また、若い女性が地方病院の保守的な院内政治を動かす難しさにも直面していました。
そこで、医療コンサルとしてあるべき姿を再考し、総合ファームに応募することに致しました。沢山の求人を拝見させていただきながら、病院単体に関与するのではなく、ヘルスケアサービスや行政を通して沢山の病院を面でカバーすること、個人ではなく多様なメンバーのいるチームで活動するスタイルが自分にはしっくりくると思い至りました。

担当コンサルタント:佐藤

転職エージェントとしてアンテロープを選んだ理由をお聞かせください。

H・Sさん

コンサルタントを志した8年ほど前から、佐藤さんにはお世話になっています。これまではスキルや経験が足りず、中々応募には至りませんでしたが、節目にはご連絡させていただき、その時々で自分の市場価値を上げるには何をすれば良いか、考える材料をいただきました。その結果、資格取得や進学ではなく、目の前の仕事でしっかりと経験と実績を積むことを意識でき、今回の転職にもつながりましたので、とてもよかったと思います。

担当コンサルタント:佐藤

アンテロープのサービスで有益だと思われたのは、どんな部分だったでしょうか。

H・Sさん

一番良かったのは、長期キャリアを見据えて、ヘルスケア業界から大きく道を逸れない方が良いことをしっかり示していただいたことです。他社さんにはない経験に裏打ちされたアドバイスのように思いました。
次いで、初回面談で「病院コンサルを継続される方がそもそも少ないので、経験者というだけで市場価値があるし、50代まで活躍できる」とおっしゃっていただいたことが自信になりました。特に大手はサービスがパッケージ化されており、求める業務がこなせそうな学歴や社名がなければ通過率が下がる印象があります。故にちょっと弱気のスタートでしたが、冷静になることができました。
3つ目として、面談です。3回くらいお付き合いいただいたでしょうか。キャリア相談、面接練習、最終面接の打ち合わせと、ここぞというタイミングで声をかけ考えを整理して下さったことが、面接通過にダイレクトにつながったと思います。

担当コンサルタント:佐藤

転職を成功させ、次のフィールドではどのように活躍したいと思っていますか。

H・Sさん

初めて大手ファームに転職します。何度も面接を受けてマッチングした上で入社するので、あまり不安はありませんが、クライアントが病院からヘルスケア企業へ変わることで、求められるコミュニケーションスタイルやスピード感が大きく変わってくると思います。根詰めず、まずは慣れるところからスタートしたいと思います。
今後の私のミッションは、ICTを活用した病院オペレーション改善となります。専門家として病院経営の知識をブラッシュアップしながら、収支改善や人材不足の視点を入れ込んでサービスをデザインしていけたらと思っています。
いつか自分が作ったサービスが出身病院で採用されて、働きやすくなった、利用しやすくなったという声が届いたら嬉しいです。

H・Sさんからのメッセージ

まずは30代後半の今も新しい仕事にワクワクできること、喜ばしく思っています。
また、今回転職活動をしてみて、改めて臨床経験者がより多く参入すべき業界だと感じました。医療職からコンサルへの転職は求められるスキルや適性がかけ離れているためか、同じようなキャリアの方と出会うことは少ないです。未経験からの間口が狭いため何段階か経る必要があるかもしれませんが、キャリアコンサルタントの方と長期的に付き合うことで叶うものであると今回改めて感じました。
多くの臨床経験者、特に数年間しっかり臨床を経験した方がヘルスケアコンサルの業界にチャレンジしノウハウを持ち込むことを望みますし、この業界に入られる方をサポートできるよう、私も日々精進して参りたいと思います。

この事例を担当したのは、
弊社コンサルタントの佐藤史子です

佐藤 史子/ Sato Fumiko
【経歴】
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。新卒で大手新聞社に入社し、取材記者として勤務。その後大手総合人材サービス会社を経て2008年より現職。人材業界でのキャリアは通算15年以上にわたる。

【担当領域/実績】
コンサルティング業界担当。毎年年間200名以上の候補者の転職やキャリア形成をサポート。外資系戦略コンサルティングファーム、総合系ファーム、会計系財務アドバイザリーファームを中心に業界でのネットワークを広く持ち、現役コンサルタントの方々との日々のコンタクトを通じて業界の生の情報に触れ、コンサルティング業界の最新動向やキャリア形成に関する知見を磨く。これらをソースにした的確な転職アドバイスに強み。大手ファームへの転職支援はもちろん、ポストコンサルの方々のファンドや事業会社のコアポジションへの転職支援実績も多数。