「デロイト トーマツ」という名前を耳にしたことはあっても、その組織の実態や具体的な事業内容を詳しく知る機会は少ないかもしれません。デロイト トーマツ グループは、日本最大級のプロフェッショナルサービスファームであり、監査、コンサルティング、税務、法務など、企業の経営課題を多角的に解決する組織です。
この記事では、デロイトトーマツ 会社概要を中心に、組織の構造や主要なグループ会社、そして多くの人が注目するコンサルティング部門の特徴について詳しく解説します。
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1.デロイトトーマツグループの会社概要
デロイト トーマツ グループは、日本におけるデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(英国の法令に基づく保証有限責任会社)のメンバーファームです。
合同会社デロイトトーマツの基本情報
合同会社デロイト トーマツは、グループ全体の経営戦略の策定や、各法人の管理・支援を行う司令塔のような役割を担っています。
| 項目 |
内容 |
| 正式名称 |
合同会社デロイト トーマツ |
| 設立 |
2017年 ※グループとしての歴史は、1968年の等松・青木監査法人設立に遡ります。 |
| 主な事業内容 |
グループ経営管理、コーポレート機能の提供 |
| 組織形態 |
合同会社という組織形態を採用しており、柔軟な意思決定と強固なガバナンスを両立させています。 |
参考:デロイト トーマツ グループ 会社概要
日本国内の本社所在地と拠点一覧
デロイト トーマツの本社は、日本のビジネスの中心地である東京都千代田区に位置しています。
- 本社所在地:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル
- 国内拠点数:全国約30都市以上に拠点を展開しています。
- 地方拠点の役割:東京本社だけでなく、大阪、名古屋、福岡などの主要都市に拠点を置くことで、地域経済の活性化や地場企業の支援を強力に推進しています。
代表者および役員一覧
グループのトップには、豊富な経験を持つプロフェッショナルが就任し、組織を牽引しています。
- デロイト トーマツ グループ CEO:木村 研一(きむら けんいち)氏
- 役員構成:監査、コンサルティング、税務など、各専門分野のリーダーがボードメンバーとして名を連ねています。
- ガバナンス体制:経営執行と監督を分離し、透明性の高い経営を行っているのが特徴です。
2.デロイトトーマツは何の会社か
デロイト トーマツは、企業のあらゆる経営課題に対して専門的な解決策を提示する「総合プロフェッショナルサービスファーム」です。
総合プロフェッショナルサービスの定義
総合プロフェッショナルサービスファームとは、公認会計士、税理士、弁護士、経営コンサルタントなどの専門家が集まり、一気通貫でサービスを提供する組織を指します。
単一のサービスだけでなく、複数の専門領域を組み合わせることで、複雑化する現代のビジネス課題に対して最適なソリューションを提供できるのが最大の強みです。デロイトトーマツとは、いわば「企業の主治医」のような存在といえるでしょう。
主要な事業内容とサービス領域
デロイト トーマツが提供するサービスは、大きく分けて5つの領域に分類されます。
領域1
監査・保証業務
企業の財務諸表の信頼性を担保する、グループの原点ともいえる業務です。
領域2
コンサルティング
戦略立案から実行支援、デジタル変革(DX)まで、企業の成長を支援します。
領域3
税務・法務
複雑な税務申告や、国際法務、M&Aに伴う法務支援などを行います。
領域4
ファイナンシャルアドバイザリー
M&Aの助言や企業再生、不正調査などの財務専門サービスを提供します。
領域5
リスクアドバイザリー
サイバーセキュリティや内部統制など、企業が直面するリスクへの対策を講じます。
デロイトとトーマツの歴史と関係性
「デロイト」はグローバルブランドであり、「トーマツ」は日本発祥の伝統ある名称です。
1968年に、日本初の全国規模の監査法人として「等松・青木監査法人」が設立されました。創設者の一人である等松 農夫夫(とうまつ のぶお)氏の名が「トーマツ」の由来です。
その後、世界4大会計事務所(Big4)の一つである「Deloitte(デロイト)」と提携し、現在のデロイト トーマツというブランドが確立されました。日本独自の信頼感と、世界最大級のグローバルネットワークを併せ持っていることが、他社にはない独自性となっています。
3.グループ組織図と主要な子会社一覧
デロイト トーマツ グループは、各専門分野に特化した複数の法人で構成されています。
主要なグループ法人
| 法人名 |
主な役割 |
| デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
経営コンサルティングを主軸とする法人です。 |
| 有限責任監査法人トーマツ |
監査および保証業務を担う、グループの中核法人です。 |
| デロイト トーマツ 税理士法人 |
国内最大級の税理士法人として、高度な税務サービスを提供します。 |
| デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 |
M&Aや企業再編のスペシャリスト集団です。 |
デロイトトーマツコンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、グループ内でも特に高い人気と知名度を誇る法人です。
デロイト コンサルとして知られるこの法人は、戦略の策定からテクノロジーの実装まで、エンドツーエンドでクライアントを支援します。提言だけで終わらず、現場に入り込んで結果を出す「実行支援型」のスタイルが、多くの日本企業から支持されています。
有限責任監査法人トーマツ
有限責任監査法人トーマツは、日本を代表する監査法人の一つです。
上場企業をはじめとする数多くのクライアントに対し、会計監査を通じて資本市場の信頼性を守る役割を果たしています。近年では、監査業務のデジタル化(スマート監査)にも注力しており、最先端のテクノロジーを駆使した高品質な監査を提供しています。
税務・法務・アドバイザリー各法人
税務、法務、アドバイザリーの各法人が連携することで、専門性の高いサービスをワンストップで提供しています。
例えば、M&Aを行う際には、ファイナンシャルアドバイザリーがスキームを構築し、税理士法人が税務リスクを精査し、弁護士法人が契約書をチェックするといった、グループ一体となった支援が可能です。このマルチディシプリナリー・モデル(多角的な専門性)こそが、デロイト トーマツの真骨頂です。
デロイト トーマツを含む総合系コンサルティングファームの選び方を整理したい方は、下記の記事も参考にしてください。
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4.デロイトトーマツの特徴と独自の強み
デロイト トーマツが業界トップクラスの地位を築いている理由は、その圧倒的なネットワークと明確な理念にあります。
グローバルネットワークとの連携
デロイトは世界150以上の国と地域に拠点を持ち、約45万人以上のプロフェッショナルを擁しています。
日本企業が海外進出する際や、グローバル規模での課題解決が必要な場合、世界各国のデロイトメンバーと即座に連携できる体制が整っています。deloitte tohmatsu consultingとしても、このグローバルな知見を日本市場に最適化して提供できる点が、競合他社に対する大きな優位性となっています。
※概念図:各数値の単位が異なるため、棒の長さは厳密な比例ではなく、規模感を視覚的に把握するための目安です。
経営理念とミッション・ビジョン
デロイト トーマツ グループは、「Making an impact that matters」というパーパス(存在意義)を掲げています。
- Shared Values:「Lead the way(常に先頭に立つ)」「Serve with integrity(誠実に行動する)」「Take care of each other(互いを思いやる)」など、社員が共有すべき価値観が定義されています。
- 社会への貢献:単なる利益追求だけでなく、気候変動対策や教育支援など、社会課題の解決に対しても積極的に取り組んでいます。
- クライアントへの約束:クライアントの期待を超える価値を提供し、持続可能な成長を共に実現することを目指しています。
このセクションのポイント
デロイト トーマツの強みは、単に規模が大きいことだけではありません。国内の専門性とグローバルネットワークを組み合わせ、企業の複雑な経営課題に多面的に向き合えることが大きな特徴です。
デロイト トーマツをはじめ、Big4や総合系コンサルティングファームへの転職を検討している方は、企業ごとの違いを早めに整理しておくことが重要です。
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5.社員数や規模から見る組織の実態
デロイト トーマツの規模感を知ることは、その影響力の大きさを理解することに繋がります。
国内グループ全体の社員数と推移
デロイト トーマツ グループの国内社員数は、約20,000名に達しています。
- 社員数の規模:国内のプロフェッショナルファームとしては最大級の規模を誇ります。
- 人員構成:公認会計士、コンサルタント、税理士、ITスペシャリストなど、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっています。
- 成長性:DX需要の拡大や企業のグローバル化に伴い、社員数は右肩上がりで推移しており、組織としての勢いが感じられます。
採用情報と社員紹介の概況
デロイト トーマツは、新卒・中途を問わず、優秀な人材を常に求めています。
デロイトトーマツ 社員紹介などのコンテンツを見ると、若手からベテランまで、裁量権を持って活躍している様子が伺えます。研修制度やキャリア開発支援も充実しており、プロフェッショナルとして成長したい人にとって、非常に魅力的な環境が整っています。
「デロイトトーマツすごい」と評される理由の一つは、こうした個々の社員のスキルの高さと、それを支える組織力にあるといえるでしょう。
企業研究で確認しておきたいポイント
- グループ全体と応募先法人の違いを整理する
- 監査・コンサル・税務・FA・リスクアドバイザリーのどの領域に関心があるかを明確にする
- デロイト トーマツ コンサルティングを志望する場合は、戦略から実行支援までの幅広さを理解する
- グローバルネットワークを活かした案件に関心がある場合は、具体的な経験・志向と結びつけて語れるようにする
6.まとめ
デロイトトーマツ 会社概要を紐解くと、単なる監査法人やコンサルティングファームの枠を超えた、巨大なプロフェッショナル集団の姿が見えてきます。
- 合同会社デロイト トーマツを中心に、監査、コンサル、税務、法務、FAの5領域でサービスを展開。
- 国内約20,000名の社員と、世界最大級のデロイトネットワークを武器に、企業の変革を支援。
- デロイト トーマツ コンサルティングをはじめとする各法人が連携し、ワンストップで課題を解決。
就職や転職を考えている方にとっても、ビジネスパートナーを探している方にとっても、デロイト トーマツは日本経済において欠かせない重要な存在です。その圧倒的な規模と専門性を理解することで、より深い企業研究やビジネス検討が可能になるはずです。
参考:デロイト トーマツ公式サイト
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