投資銀行部門(IBD)の基本情報
投資銀行部門は、株式や債券の発行による資金調達(キャピタルマーケット)、M&Aのアドバイザリー、IPOなどのサービスを、事業法人や金融機関に対して提供しています。部門の構成を大きく分類すると、クライアントを担当する「カバレッジ」と呼ばれるグループと、各サービスを担当する「プロダクト」と呼ばれるグループに分類されます。
「カバレッジ」は、業界ごとにチーム分けされていることが多く、例えば、製造業・商社・エネルギーなど一般的な業界を担当するGIG(General Industry Group)、金融業界を担当するFIG(Financial Industry Group)、ITやメディア業界を担当するTMT(Telecom Media Technology)、投資ファンドを担当するファイナンシャルスポンサー等のチームがあります。
「プロダクト」は、M&Aやキャピタルマーケット等のサービス毎にチームが構成されています。具体的には、M&Aアドバイザリー、株式でのファイナンスを扱っているエクイティ・キャピタル・マーケット(ECM)、債券でのファイナンスを扱っているデット・キャピタル・マーケット(DCM)等があります。また、IPOを主に扱う部門や「証券化」などに特化した部門を持つ会社もあります。
外資系の投資銀行部門では、クライアントに提案活動を行う際や、案件を遂行する際には、担当するカバレッジチームとプロダクトチームが協働して業務に取組むことが一般的です。
他方、日系の投資銀行部門では、提案活動はカバレッジ、案件の実行はプロダクトといった具合に業務が細分化されていることが多いようです。
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監修:アンテロープキャリアコンサルティング この記事は、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が監修しています。 コンサル業界・金融業界への転職に役立つ情報を発信しています。 |