アセットマネジメントへの転職で求められる人物像
アセットマネジメントで求められる人物像は、ポジションによっても大きく異なってきます。共通して求められるのは、アセットマネジメント業界を良く理解していることです。特に若手の方で、他の仕事からアセマネ業界に転じたい場合は、事前に深く勉強していることが求められます。また、当然各運用会社や部門によって求める人物像も変わってきます。外資系出身でスピード感がある投資銀行寄りの人材を好む会社もあれば、日系ご出身の方が好まれる場合もあります。下記には、主な仕事内容別に一般的な傾向を記します。
運用部門
運用部門での主なポジションはファンドマネージャーになりますが、ジュニアとシニアでは求められる人物像に大きな違いがあります。シニアの経験者採用となれば、パフォーマンスが求められることは言うまでもありません。また、運用するプロダクトや運用手法の専門性も求められます。一方、ジュニアとして採用される場合には、冒頭に述べた通り、アセットマネジメント業界の深い知識や、プロダクト関連業務の経験が求められます。いずれにしても最終的にクライアントへリターンを還元することが求められるので、運用に対する専門性の高さのみならず、投資行動に対する高い倫理観も求められます。
営業部門
営業部門は投資信託営業と機関投資家向け営業に大きく分かれ、求められる人材は部署によって違いがあります。投資信託営業であれば、販売資料作成や、セミナーの企画・勉強会の実施を行うため、エクセルやパワーポイントを使っての資料作りのスキルは必須です。生のデータを抽出してグラフやチャートを作る作業やファンドのリターン率を出す作業等が生じるため、高度なPCスキルが求められます。また、セミナーや勉強会でオーディエンスにわかりやすく説明する能力も求められます。一方、機関投資家向けの営業であればより専門性の高い知識が求められます。こうしたスキルの上に、強い営業力とチームワークのとれる人材がどこのアセットマネジメント会社でも求められます。
ミドル・バック部門
ミドル部門の仕事は、運用パフォーマンスの測定や分析、リスク管理、レポーティング、各種データ管理等になるため、まずはデータをしっかりと管理できる方、また分析力のある方が求められます。加えてフロント運用や営業をサポートする役割も担っているため、自ら考え動き、コミュニケーションのとれる人材が求められます。シニアになればプロジェクトをリードしていく力も求められます。バックオフィス部門も専門性、更に正確性が求められます。緻密で正確な事務作業を苦手とする方にはあまり適した仕事とは言えません。シニアになれば、バックオフィス全体が上手く機能しているか、改善点は無いかといったことに常に気を配り、業務改善に努められる方が求められます。
アセットマネジメントへの転職
アセットマネジメントへの転職をお考えなら、アンテロープにお任せください。
あなた専任の実績豊富な当社のエージェントが転職活動を強力にサポートいたします。
監修:アンテロープキャリアコンサルティング この記事は、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が監修しています。 コンサル業界・金融業界への転職に役立つ情報を発信しています。 |