世界4大会計事務所(BIG4)の一角であるKPMG。そのコンサルティング部門であるKPMGコンサルティングは、高い専門性とグローバルなネットワークを武器に、国内でも屈指の人気を誇るプロフェッショナルファームです。
転職や就職を検討する際、最も気になるのが年収ではないでしょうか。KPMGコンサルティングの給与水準は非常に高く、30歳前後で年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
この記事では、KPMGコンサルティングの役職別年収レンジから、評価制度の仕組み、他BIG4との比較まで、最新のデータをもとに詳しく解説します。
KPMGをはじめとするBIG4系コンサルティングファームへの転職をお考えなら、アンテロープにお任せください。あなた専任のコンサルタントが、年収水準の確認・応募書類の作成・面接対策まで無料でサポートいたします。
▶ 無料でコンサル転職の相談をしてみる
(60秒で完了)
1.役職別の年収レンジ一覧
KPMGコンサルティングの年収は、役職(ランク)によって明確に定められています。昇進するごとに基本給が大きく上がり、賞与の比率も高まっていくのが特徴です。
| 役職 |
年収レンジ |
主な役割 |
| アソシエイト |
550万円〜750万円程度 |
リサーチ、資料作成、データ分析などの実務を担当。 |
| シニアコンサルタント |
800万円〜1,100万円程度 |
現場の実務リーダーとして、特定領域のアウトプットに責任を持つ。 |
| マネージャー |
1,200万円〜1,500万円程度 |
プロジェクト管理、予算管理、クライアント折衝を主導。 |
| シニアマネージャー |
1,600万円〜2,000万円程度 |
複数プロジェクトを統括し、部門経営にも関与。 |
| パートナー |
2,500万円〜(上限なし) |
共同経営者として、売上・組織戦略・重要顧客対応を担う。 |
※概念図:各役職の年収上限・下限を厳密に示すものではなく、役職が上がるほど報酬レンジが大きく上がる傾向を視覚化したものです。
アソシエイトの年収
アソシエイトとは、新卒入社や第二新卒、未経験の中途採用者が最初に配属される役職です。
- 年収レンジ:550万円〜750万円程度
- 役割:上位者の指示のもと、リサーチや資料作成、データ分析などの実務を担います。
- 特徴:残業代が全額支給されるため、プロジェクトの繁忙期には年収が上振れする傾向にあります。
シニアコンサルタントの年収
シニアコンサルタントは、現場の実務リーダーとしてプロジェクトを推進する役職です。
- 年収レンジ:800万円〜1,100万円程度
- 役割:特定の領域において自律的に動き、クライアントへのアウトプットに責任を持ちます。
- 特徴:このランクから年収1,000万円の大台が見えてきます。中途採用でコンサル経験がある場合、このランクからスタートすることが多いです。
マネージャーの年収
マネージャーは、プロジェクト全体の管理や予算管理、クライアントとの折衝を主導する役職です。
- 年収レンジ:1,200万円〜1,500万円程度
- 役割:プロジェクトの品質管理だけでなく、メンバーの育成や、新たな案件獲得(セールス)への貢献も求められます。
- 特徴:管理職扱いとなるため、一般的に残業代の支給対象外となりますが、その分基本給と賞与が大幅にアップします。
シニアマネージャーの年収
シニアマネージャーは、複数のプロジェクトを統括し、部門の経営にも関与し始める役職です。
- 年収レンジ:1,600万円〜2,000万円程度
- 役割:大規模プロジェクトの責任者として、クライアントの経営層と対峙します。
- 特徴:高い専門性と営業数字への貢献が強く求められ、個人のパフォーマンスが賞与に大きく反映されます。
パートナーの年収
パートナーは、共同経営者としてファームの売上と経営に全責任を負う最高位の役職です。
- 年収レンジ:2,500万円〜(上限なし)
- 役割:担当部門の売上目標達成、組織戦略の策定、重要クライアントとの関係維持を担います。
- 特徴:アソシエイトパートナーや執行役員といった区分もあり、実績次第で年収5,000万円や1億円を超えるケースも存在します。
役職別年収を見るときのポイント
KPMGコンサルティングでは、役職が上がるほど基本給・賞与ともに大きく伸びる傾向があります。一方で、マネージャー以上はプロジェクト管理や営業貢献も求められるため、単に実務ができるだけでなく、組織やクライアントに対する影響力が重要になります。
2.年齢と年次別の年収推移
KPMGコンサルティングでは、年齢よりも役職が年収を決定する大きな要因となりますが、一般的な昇進スピードに基づいた年収推移の目安を紹介します。
新卒入社時の初任給
KPMGコンサルティングの新卒年収は、国内の企業と比較しても非常に高い水準に設定されています。
- 学部卒・修士卒:年俸570万円程度(賞与・残業代別)
- 内訳:月額給与に加えて、年2回の賞与が支給されます。
コンサルティング業界全体で初任給の引き上げ競争が続いており、優秀な学生を確保するために年々上昇傾向にあります。
30歳時点の平均年収
順調に昇進した場合、30歳時点ではシニアコンサルタントからマネージャーに昇格するタイミングとなります。
- 推定年収:1,000万円〜1,200万円
- 昇進のポイント:コンサルタントとしての基礎スキルに加え、専門領域(IT、会計、戦略など)での強みを持つことが早期昇進の鍵となります。
執行役員の推定年収
KPMGコンサルティングにおける執行役員やパートナー層の年収は、ファームの業績と個人の営業成績に強く連動します。
- 推定年収:3,000万円〜6,000万円以上
- 評価の指標:どれだけの案件を受注したかという「セールス額」が最も重視されます。
年齢別に見た年収イメージ
新卒
30歳前後
役員・パートナー層
- 新卒入社時から、一般的な日系企業と比べて高い水準でスタートしやすい
- 30歳前後で1,000万円台に到達する可能性がある
- パートナー・執行役員層では、営業実績や組織貢献に応じて大きく報酬が変動する
KPMGコンサルティングへの転職では、前職年収だけでなく、どのランクでオファーを得られるかが重要です。
▶ KPMG転職で想定年収を無料相談する
3.給与体系と評価制度の仕組み
KPMGコンサルティングの給与は、透明性の高い評価制度に基づいて決定されます。
基本給と賞与の構成
給与は大きく分けて「基本給」と「賞与(ボーナス)」で構成されています。
基本給
毎月支給される固定報酬
役職ごとに設定された年俸を12分割して毎月支給されます。
賞与
業績・評価で変動
年2回支給され、会社業績と個人の評価(パフォーマンス)によって変動します。
上位役職
賞与比率が上がる
上位役職になるほど、年収に占める賞与の割合が高くなるのが特徴です。
残業代の支給基準
残業代の扱いは役職によって異なります。
| 役職 |
残業代の扱い |
| アソシエイト・シニアコンサルタント |
残業時間に応じて全額支給されます。 |
| マネージャー以上 |
管理監督者となるため、原則として残業代は支給されませんが、深夜勤務手当などは対象となります。 |
昇給頻度と評価サイクル
評価は年に1回行われ、その結果が次年度の給与や昇進に反映されます。
- 評価サイクル:年に一度、通年のパフォーマンスを振り返る総合評価が行われます。
- 評価項目:プロジェクトごとの評価(デリバリー)と、組織貢献やスキルアップなどの定性的な評価の両面から判断されます。
- 昇給のチャンス:評価が高い場合は、1年で100万円単位の昇給が発生することもあります。
評価で見られやすいポイント
- プロジェクトで期待された役割を果たせているか
- クライアントに対して高品質なアウトプットを出せているか
- 専門性や業界知見を継続的に高めているか
- メンバー育成や組織貢献にも取り組めているか
4.BIG4他社との年収比較
KPMGは、デロイト、PwC、EYと並びBIG4と呼ばれます。他社との年収差はどの程度あるのでしょうか。
| 比較対象 |
年収水準の傾向 |
| デロイト トーマツ コンサルティング |
BIG4の中でも最大規模を誇り、給与水準もトップクラス。全体的な年収レンジはデロイトの方が若干高い傾向にあります。 |
| PwCコンサルティング |
KPMGと同様に高い給与水準を維持。マネージャー層の年収はPwCの方が高いという声もあります。 |
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング |
KPMGとほぼ同等の水準。両社とも組織を拡大しており、中途採用における提示年収は競争力があります。 |
デロイトとの年収差
デロイト トーマツ コンサルティングは、BIG4の中でも最大規模を誇り、給与水準もトップクラスです。
全体的な年収レンジはデロイトの方が若干高い傾向にありますが、KPMGも近年給与改定を行っており、その差は縮まっています。
PwCとの年収差
PwCコンサルティングは、KPMGと同様に高い給与水準を維持しています。
マネージャー層の年収はPwCの方が高いという声もありますが、福利厚生や働きやすさを含めたトータルパッケージではKPMGを支持する層も多いです。
EYとの年収差
EYストラテジー・アンド・コンサルティングとの比較では、ほぼ同等の水準と言えます。
両社とも急速に組織を拡大しており、中途採用における提示年収は非常に競争力があります。
BIG4比較の見方
BIG4各社の年収は、役職・部門・オファー時の評価によって差が出ます。単純な平均年収だけで判断するのではなく、自分の経験がどの部門で評価されやすいか、どのランクで入社できる可能性があるかを確認することが重要です。
5.採用区分別の年収と評判
採用ルートや部門によっても、年収や働き方の実態は異なります。
中途採用時の年収決定要因
中途採用で入社する場合、前職の年収と選考時の評価によってランクと給与が決まります。
中途採用で年収が決まる主な要素
- 前職での年収水準
- コンサルティング経験の有無
- 特定業界に関する専門知識
- IT・会計・リスク管理などの専門スキル
- 選考時に評価された即戦力性
特定の業界知識やITスキルなど、即戦力として貢献できる武器がある場合、高いランクでのオファーが期待できます。
戦略部門の年収水準
KPMG内でも、戦略コンサルティングを専門とするチームは、通常のコンサルティング部門よりも年収が高めに設定されることがあります。
戦略案件は単価が高く、より高度な論理的思考力が求められるため、競合する戦略ファーム(MBBなど)を意識した給与体系になっています。
離職率と働き方の口コミ
コンサル業界は離職率が高いイメージがありますが、KPMGコンサルティングは「Work Life Balance」の向上に力を入れています。
働き方に関する口コミ
-
残業管理の改善
以前に比べて残業管理が厳格になり、休みも取りやすくなった。
-
女性活躍の推進
女性の管理職登用も進んでおり、長く働ける環境が整いつつある。
-
繁忙期の長時間労働
プロジェクトの炎上時には、どうしても長時間労働になることがある。
-
昇進基準の厳格化
評価制度は納得感があるが、昇進の基準は年々厳しくなっている印象。
注意ポイント
年収だけでなく、配属部門・プロジェクトの性質・評価基準によって働き方は大きく変わります。転職を検討する際は、提示年収だけで判断せず、入社後にどのような案件を担当する可能性があるかまで確認しておきましょう。
6.まとめ
KPMGコンサルティングの年収は、役職が上がるにつれて飛躍的に上昇し、マネージャー以上になれば1,200万円を超える高年収が約束されます。
30歳前後で1,000万円を目指せる環境は、キャリア形成において非常に大きな魅力です。実力主義の厳しい環境ではありますが、それに見合う報酬と、世界レベルの専門性を身につけられるフィールドが用意されています。
自身の市場価値を高め、高い報酬を得たいと考えている方にとって、KPMGコンサルティングへの挑戦は非常に価値のある選択肢と言えるでしょう。
参考:KPMGコンサルティング公式情報
KPMG・BIG4転職の年収交渉を、ひとりで抱え込まないでください
アンテロープでは、コンサル転職に精通したキャリアコンサルタントが、あなたの経歴・志望ファーム・選考状況に合わせて無料でサポートします。
無料でコンサル転職の相談をする
早稲田大学商学部卒。大手人材エージェントにて、主に国内大手企業を中心に消費財メーカー、不動産、IT等、幅広く担当しキャリア採用に関するコンサルティングを実施。事業企画や経営企画等のバック・ミドルオフィスのポジションにて大手事業会社へのご支援実績も多数。IT領域への支援にも強みを持ち、これまで累計400名以上の転職支援に携わる。
View more
その後、プロダクト開発部門にて新規サービス企画に携わり、HR関連のプロダクト開発に尽力。キャリアに前向きに取り組む個人の方の長期的なキャリア支援に従事したいという考えからアンテロープキャリアコンサルティングに参画。コンサルティング業界担当。コンサルティングファーム全般(戦略・総合・シンクタンク・IT・ブティックなど)を担当。これまでの経験を活かし、第二新卒や事業会社(CxO、経営企画、M&A、ファイナンス、ITなど)へのポストコンサルの方々の事業会社の支援にも強みを持つ。
▶ 池端を指名して登録する
関連リンク