「PwC(ピーダブリューシー)」という名前を耳にしたことはあっても、具体的にどのような事業を展開している会社なのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
PwCコンサルティング合同会社は、世界最大級のプロフェッショナルサービスネットワークであるPwCの日本におけるコンサルティング拠点です。就職活動や転職活動、あるいはビジネスパートナーとしての検討にあたり、その組織構造や強みを正しく理解することは非常に重要です。
この記事では、PwCコンサルティングの会社概要を中心に、組織の構成や事業内容、採用情報までを専門的な視点で分かりやすく解説します。
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1.PwCコンサルティングの企業情報
PwCコンサルティング合同会社は、経営戦略の策定から実行支援までをトータルで手掛ける総合コンサルティングファームです。まずは、基本となる企業データを確認しましょう。
正式社名と所在地
日本国内でコンサルティング業務を主軸としている法人の正式名称は、PwCコンサルティング合同会社(英語表記:PwC Consulting LLC)です。
主な拠点は以下の通りです。
| 拠点 |
所在地 |
| 東京(本社) |
東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング |
| 大阪事務所 |
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 タワーA |
| 名古屋事務所 |
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JRセントラルタワーズ |
| 福岡事務所 |
福岡県福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡 |
参考:PwCコンサルティング合同会社 企業情報
代表者と役職
現在のPwCコンサルティング合同会社の代表者は、代表執行役CEOの大竹 伸明氏です。
PwC Japanグループ全体のリーダーシップと連携しながら、日本企業の変革を支援する体制を指揮しています。外資系企業としてのグローバルな視点と、日本市場に深く根ざしたローカルな知見を融合させた経営を行っているのが特徴です。
設立日と従業員数
現在の法人形態としての設立日は2016年11月です。
従業員数は、PwCコンサルティング単体で約4,000名(2023年6月30日現在)にのぼります。グループ全体ではさらに大規模な人員を擁しており、国内でも最大規模のコンサルティング組織の一つといえます。
PwCコンサルティングの基本データ
総合コンサル
Big4
合同会社
約4,000名
- 正式社名:PwCコンサルティング合同会社
- 設立:2016年11月
- 代表者:代表執行役CEO 大竹 伸明氏
- 主な事業:戦略策定、業務改革、IT導入、リスク管理など
社名の由来とロゴの意味
PwCとは、1998年に「プライス・ウォーターハウス」と「クーパース・アンド・ライブランド」という2つの歴史ある会計事務所が合併して誕生した「プライスウォーターハウスクーパース」の略称です。
2010年からはブランド名を正式に「PwC」へと統一しました。ロゴマークは、多様な色と形が組み合わさったデザインになっており、これは多様な専門性や視点が結集して一つの解決策を生み出すという組織のあり方を象徴しています。
2.PwC Japanグループの構成
PwCは単一の法人ではなく、複数の専門法人が連携して「PwC Japanグループ」を構成しています。クライアントの複雑な課題に対し、監査、税務、アドバイザリー、コンサルティングの各分野が連携する体制が整っています。
国内主要法人一覧
PwC Japanグループを構成する主な法人は以下の通りです。
| 法人名 |
主な役割 |
| PwC Japan有限責任監査法人 |
監査およびアシュアランス業務を担当。 |
| PwCコンサルティング合同会社 |
経営戦略、業務改革、IT導入などのコンサルティングを担当。 |
| PwCアドバイザリー合同会社 |
M&Aや事業再生、インフラ投資などの財務アドバイザリーを担当。 |
| PwC税理士法人 |
国内・国際税務、申告支援などを担当。 |
| PwC弁護士法人 |
リーガルサービスを提供。 |
参考:PwC Japanグループ メンバーファーム
組織の役割と連携
PwC Japanグループでは「One PwC」というコンセプトを掲げています。
これは、法人の垣根を越えて最適なチームを編成し、クライアントに価値を提供することを意味します。例えば、M&Aを検討している企業に対して、アドバイザリー法人が財務調査を行い、コンサルティング法人が買収後の統合プロセス(PMI)を支援し、税理士法人が税務構造を最適化するといったシームレスな連携が可能です。
監査
→
税務
→
アドバイザリー
→
コンサルティング
グローバルネットワーク
PwCは世界151カ国に拠点を持ち、360,000人以上のスタッフを擁する世界最大級のネットワークです。
日本のクライアントが海外進出する際や、グローバル規模でのガバナンス強化が必要な際、現地のPwCメンバーファームと即座に連携できる点が大きな強みです。「世界中のどこでも同じ品質のサービスを受けられる」という安心感は、外資系ファームならではのメリットといえるでしょう。
3.PwCコンサルティングの事業内容
「PwCは何の会社か?」という問いに対し、最も端的な答えは「企業の課題解決を支援するパートナー」です。具体的な事業領域は多岐にわたります。
戦略策定支援
企業の将来を左右する重要な意思決定をサポートします。
PwC内には「Strategy&(ストラテジーアンド)」という戦略コンサルティングに特化したチームが存在します。市場動向の分析、新規事業の立案、全社的なトランスフォーメーション戦略など、経営層に近い視点での支援が特徴です。
業務改革とIT導入
戦略を絵に描いた餅に終わらせず、現場のオペレーションやシステムに落とし込みます。
- DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進:最新テクノロジーを活用したビジネスモデルの変革。
- ERP導入支援:SAPやSalesforceなどの基幹システム導入による業務効率化。
- サプライチェーン最適化:物流や製造工程のコスト削減とスピードアップ。
リスク管理とガバナンス
企業が持続的に成長するために不可欠な「守り」の支援も行います。
サイバーセキュリティ対策、不正防止のための内部統制構築、ESG(環境・社会・ガバナンス)への対応支援など、社会的信頼を構築するためのコンサルティングに強みを持っています。
Strategy
戦略策定支援
市場分析、新規事業、全社変革など、経営層に近いテーマを支援します。
Transformation
業務改革・IT導入
DX、ERP導入、サプライチェーン最適化など、戦略を現場に落とし込みます。
Risk
リスク管理・ガバナンス
サイバーセキュリティ、内部統制、ESG対応など、企業の信頼構築を支援します。
4.PwCの強みと特徴
競合他社と比較した際、PwCコンサルティングにはどのような独自性があるのでしょうか。
総合ファームの専門性
PwCの最大の強みは、圧倒的な専門性の幅広さにあります。
戦略、IT、人事、会計、税務、法務といったあらゆる分野のプロフェッショナルが学際的に協力するため、一つの課題に対して多角的なアプローチが可能です。「特定の領域に偏らない中立的かつ包括的な提案」ができる点は、クライアントから高く評価されています。
実行支援までの伴走
戦略を立てるだけでなく、その成果が出るまでクライアントと共に歩む実行支援型のスタイルを重視しています。
コンサルタントが現場に入り込み、クライアント企業の社員と協力しながら変革を推進します。「結果にコミットする姿勢」が、長期的な信頼関係の構築につながっています。
多様な人材と社風
PwCは「Diversity & Inclusion(多様性の受容)」を組織文化の核としています。
新卒採用だけでなく、事業会社出身者や官公庁出身者など、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっています。互いの専門性を尊重し、自由に意見を戦わせるオープンな社風が、革新的なアイデアを生む土壌となっています。
PwCの強みを構成する要素
One PwC
総合力
実行支援
グローバル連携
多様な人材
PwCの特徴は、単なる戦略提案にとどまらず、グループ内外の専門性を結集し、実行・定着まで伴走できる点にあります。
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5.PwCコンサルティングの採用情報
PwCコンサルティングは、新卒・中途ともに非常に人気の高い企業です。採用を検討している方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
新卒採用の概要
新卒採用では、主に以下の職種で募集が行われます。
- ビジネスコンサルタント:幅広い業界・領域の課題解決に従事する。
- 戦略コンサルタント(Strategy&):経営戦略に特化したプロジェクトに従事する。
- ITソリューションコンサルタント:テクノロジーを軸とした変革を支援する。
選考では、論理的思考能力(ケース面接など)だけでなく、「なぜPwCなのか」という志向性も重視されます。
中途採用の求人
中途採用(経験者採用)では、特定の業界知識や専門スキルを持つ人材が求められます。
金融、製造、公共、ヘルスケアといった「インダストリー」軸の部門と、人事、IT、SCM、ファイナンスといった「コンピテンシー」軸の部門があり、自身のキャリアを活かせるポジションでの応募が可能です。「即戦力としての専門性」と、周囲を巻き込む人間力が期待されます。
求める人物像
PwCが求める人材には、共通する3つの要素があります。
Point 1
主体性を持って行動できるか
自ら課題を見つけ、解決に向けて動く姿勢。
Point 2
論理的思考と柔軟な発想
複雑な事象を整理し、新しい価値を構想する力。
Point 3
高い倫理観と誠実さ
クライアントや社会からの信頼に応えるための誠実さ。
「社会に信頼を構築し、重要な課題を解決する」というPwCのパーパス(存在意義)に共感できるかどうかが、選考における大きな鍵となります。
採用選考で意識したいポイント
PwCの選考では、企業理解の深さに加え、自身の経験や強みをPwCの事業・パーパス・求める人物像と結びつけて説明できることが重要です。新卒・中途いずれも、「なぜPwCなのか」を具体的に語れるよう準備しましょう。
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PwCの会社概要や採用情報を踏まえて、自分に合うポジションを確認したい方は、コンサル業界に詳しいエージェントへ相談するのも有効です。
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6.まとめ
PwCコンサルティング合同会社は、世界的なネットワークと高度な専門性を武器に、日本企業の変革をリードする総合コンサルティングファームです。
単なるアドバイザーに留まらず、グループ各社と連携した「One PwC」の体制で、戦略から実行、そしてリスク管理までを網羅的に支援できる点が最大の強みです。就職や転職を目指す方、あるいはビジネスでの協業を考えている方は、この「多様な専門性の融合」という特徴を理解した上で、次のステップに進んでみてはいかがでしょうか。
最新の採用情報や詳細なサービス内容については、「PwCコンサルティング公式サイト」をぜひチェックしてみてください。
参考:PwCコンサルティング合同会社 企業情報
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津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。新卒で大手新聞社に入社し、取材記者として勤務。その後大手総合人材サービス会社を経て2008年より現職。人材業界でのキャリアは通算15年以上にわたる。
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コンサルティング業界担当。毎年年間200名以上の候補者の転職やキャリア形成をサポート。外資系戦略コンサルティングファーム、総合系ファーム、会計系財務アドバイザリーファームを中心に業界でのネットワークを広く持ち、現役コンサルタントの方々との日々のコンタクトを通じて業界の生の情報に触れ、コンサルティング業界の最新動向やキャリア形成に関する知見を磨く。これらをソースにした的確な転職アドバイスに強み。大手ファームへの転職支援はもちろん、ポストコンサルの方々のファンドや事業会社のコアポジションへの転職支援実績も多数。
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