マッキンゼー・アンド・カンパニー
- 会社概要
- グローバル戦略ファームのトップブランドとして、世界で認められる経営コンサルティング会社。その歴史は1926年に始まり、マービン・バウアーが参画して同社を飛躍的に成長させた功績は有名。彼は人を育てることを最優先にプロフェッショナルの組織を創り上げるとともに、客観的データに基づくファクト・ベースのコンサルティングを確立した。
現在は世界65カ国に130を越える拠点を持ち、3万人を超えるスタッフを抱えている。日本支社の設立からも50年以上経過しており、日本のトップ企業30社の8割をサポートし、過去5年で1000件以上のプロジェクトを実施するという圧倒的な実績を持つ。
マッキンゼーの強さは、単に経営戦略のコンサルティングに限らない。同社のOB・OGはマッキンゼー・マフィアとも呼ばれ、卒業生、アルムナイのネットワークは世界最強と言われている。ルー・ガースナー(カーライルグループの元会長)や英国元外務大臣ウィリアム・ヘイグ、日本ではジャパンオフィスの代表を務めた大前研一氏、経済再生担当大臣など政府の要職を歴任する茂木敏充氏、DeNA創業者の南場智子氏やカーライル・ジャパンの代表を務めた安達保氏など、政財界で活躍する卒業生は数知れない。
マッキンゼー日本法人の特徴は、日本に定着しつつも、グローバル各拠点と一体となった連携である。英語を使用して仕事をする頻度は、他の外資戦略ファームの数倍といっても過言ではない。故に、選考では英語のレベルチェックや、外国人とのケース面接も実施されるが、必ずしも帰国子女ばかりが入社しているわけではなく、留学のみの経験や海外経験がない候補者も入社している。語学の面ではファームとしてのバックアップ制度もあり、海外の語学学校への短期留学に毎年若手コンサルタントが送り込まれている。
★以下の特集ページにて、マッキンゼーの選考フロー/面接のポイント、求められるスキルセット、弊社キャリアコンサルタントからのアドバイスなどを掲載しています。マッキンゼーへの転職をお考えの方は、ぜひご参照ください。
https://www.antelope.co.jp/navigation/consul/special/mckinsey/
- 提供しているコンサルティングサービス
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交通・運輸・物流
インフラ(石油、ガス、電力、等)
公共(政府系機関等)
【テーマ】
戦略
デジタル戦略
アナリティクス
オペレーション
RTS(Reset、Transform、Sustain)
マーケティング・アンド・セールス
コーポレートファイナンス
リスク
組織
調達 - キャリアパス・トレーニング制度
- 職位構造は、ビジネスアナリスト、ジュニアアソシエイト、アソシエイト、エンゲージメント・マネージャー、アソシエイト・プリンシパル、プリンシパル/ディレクターとなっている。
【ビジネスアナリスト】
新卒や実務経験が2年未満の第二新卒クラスが採用されるポジション。プロジェクトでは任された分野のリサーチや分析を担うとともに、クライアントとの業務やプレゼンテーションに関わる作業など多様な業務を手がける。
【ジュニアアソシエイト】
基本的な業務はアソシエイトと同様。アソシエイトになるための助走期間としての位置づけのポスト。
【アソシエイト】
2年以上の実務経験を持つ人やMBA卒業生などは、アソシエイトでの採用となる。マネージャーのもとでプロジェクトの個別のモジュールを担当し、課題発見から仮説の設定、検証をはじめとしたコンサルティング実務で中心的な役割を担う。
【エンゲージメント・マネージャー】
プロジェクト運営の現場責任者。プロジェクト全体を把握して仮説を立て、プロジェクトの方向性を定めていく。プロジェクトの運営を担う、まさに戦略コンサルティングの実務の中核。コンサルティングの実務能力が、アソシエイト以下のコンサルタントを遥かに凌駕しているとともに、プロジェクト運営が出来る存在。
【アソシエイト・プリンシパル】
プロジェクトマネージャーとしても、コンサルタントとしても、特に高い能力を持ち、より広い責任を担う。また、近い将来パートナー(プリンシパル、ディレクター)に昇格することが期待されている。
【プリンシパル/ディレクター】
いわゆるパートナークラス。プロジェクトの総責任者。コンサルティングの質を最高水準に担保する責任を持つとともに、顧客との関係を深め、拡大する役割を担っている。営業責任を負っており、既存の顧客との関係構築と同時に、新たな顧客の獲得に向けて活動をしている。 - 関連書籍
- 『マッキンゼー経営の本質』マービン・バウワー(ダイヤモンド社)
『マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワー』エリザベス・イーダスハイム(ダイヤモンド社)
『デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略』ユルゲン・メフェルト、野中賢治(日本経済新聞出版社)
『マッキンゼー』ダフ・マクドナルド(ダイヤモンド社)
『マッキンゼー プライシング』山梨広一、菅原章(ダイヤモンド社)
『新装版 企業参謀』大前研一(プレジデント社)
『企業価値経営』マッキンゼー・アンド・カンパニー(ダイヤモンド社)
『企業価値評価』マッキンゼー・アンド・カンパニー(ダイヤモンド社)
『日本の未来について話そう』マッキンゼー・アンド・カンパニー編(小学館)
『ニューグロース戦略 限界を打破する成長企業への処方箋』マッキンゼー・アンド・カンパニー編(NTT出版)
『戦略の選択 銀行「編」』宇田左近ほか(ダイヤモンド社)
『マッキンゼー式 世界最強の仕事術』イーサン・M・ラジエル(英治出版)
『マッキンゼー式 世界最強の問題解決テクニック』イーサン・M・ラジエル(英治出版)
『マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ』クラウディオ・フェサー(ダイヤモンド社)
ほか多数 - 出身者の一例
- 大前研一(ビジネス・ブレークスルー 代表取締役)
安達保(カーライルジャパン 元日本代表、ベネッセホールディングス 代表取締役社長)
堀新太郎(ベインキャピタル・ジャパン 最高顧問)
南場智子(DeNA 創業者、代表取締役会長)
茂木敏充(経済再生担当大臣)
江端貴子(衆議院議員)
安井美沙子(参議院議員)
高橋俊介(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授)
石倉洋子(一橋大学 名誉教授)
川本裕子(早稲田大学大学院ファイナンス研究科 教授)
若松茂美(一橋大学 教授)
永田稔(立命館大学 教授)
古森剛(マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング 極東地域代表兼日本法人社長)
並木裕太(フィールドマネージメント 代表取締役)
大石佳能子(メディヴァ 代表取締役)
波頭亮(Xeed 社長)
柴山和久(ウェルスナビ CEO)
勝間和代(著述家、評論家)
石井てる美(お笑いタレント) - 設立
- 1971年
- 沿革
- 1926年 ジェームズ・マッキンゼーにより創設
1933年 マービン・バウワーが参画。マッキンゼーをトップクラスの経営コンサルティングファームに成長させる
1959年 初の海外拠点であるロンドン・オフィスを開設
1971年 東京オフィスを開設
2018年 大阪に関西オフィスを開設 - コアメンバー
- 日本代表、シニアパートナー 岩谷直幸
- 所在地
- 東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー
- URL
- https://www.mckinsey.com/jp/overview
- トピックス
- 英中銀がマッキンゼーなど起用、拡大権限について検討-関係者 (2013/10/22 ブルームバーグ)
米マッキンゼー:中国平安保険の事業部門に出資-初めての海外投資(2015/12/02 ブルームバーグ)
資産運用業界は「ニューアブノーマル」、業績格差拡大へ-マッキンゼー(2017/12/07 ブルームバーグ)
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