転職成功体験記「日系証券会社から大手総合商社へ」

日系証券会社のカバレッジバンカーから、大手総合商社のベンチャー投資担当へ転職されたH・Tさん(20代)のご経歴や活動内容をご紹介いたします。アンテロープをお選びいただいた理由やご本人からのメッセージも、あわせてご紹介いたします。

H・Tさん(20代/男性)私立大学卒
BEFORE
[カバレッジバンカー]日系証券会社
AFTER
[ベンチャー投資担当]大手総合商社

H・Tさんは新卒で大手証券会社に入社、投資銀行本部に配属されカバレッジバンカーとして経験を積んできました。その中でアドバイザーとしてではなく自ら当事者として事業や投資に関わりたいとの思いを抱くようになり、これまでのM&Aやファイナンスの知見を生かせるベンチャー投資関連のポジションで転職先を探されることになりました。

担当コンサルタント:佐藤

前職までのご経歴と、転職の背景にあった思いなどについて教えていただけますでしょうか。

H・Tさん

証券会社の投資銀行本部に新卒入社以来、カバレッジチームにてクライアントの資金調達支援及びM&Aアドバイザリー業務に4年間従事していました。投資銀行で経験を積む過程で、アドバイザーとしての役割から事業会社サイドへ移ってみたいと考えるようになりました。加えて、それまで投資銀行業務で関与させていただいた上場企業や上場準備中の企業ではなく、よりアーリーステージにある会社/事業に関わる仕事をしたいとの想いが強くなりました。そこで、投資銀行での経験を活かせそうな、ベンチャー投資関連のポジションを中心に、当方の長期的なキャリアゴールのイメージに合致する企業/ポジションを検討しました。

担当コンサルタント:佐藤

転職エージェントとしてアンテロープを選んだ理由をお聞かせください。

H・Tさん

アンテロープは金融/コンサルティング業界に特に強みがあるとの印象でしたので、他の一般的な転職エージェントよりも金融業界で働いている当方の、現時点でのキャリア及びキャリアゴールに関する悩みをより深く理解していただけるのではないかと考えました。登録当初は転職希望の業界を明確に決めていたわけではなかったため、まずは足元の転職市場動向や具体的な求人情報について相談させていただきました。

担当コンサルタント:佐藤

アンテロープのサービスで有益だと思われたのは、どんな部分だったでしょうか。

H・Tさん

当方のキャリアゴールのイメージを踏まえて、それに合致し得る様々な求人情報を定期的に共有していただいたことがもっとも有益でした。中長期的なキャリアパスを検討する上で、キャリアゴール/取り組みたいことのイメージといった抽象的な内容について自身で整理していましたが、同時に、実際に現在の経験やスキルをもとに応募可能なポジションについて、継続的に情報収集し検討することが重要と感じています。アンテロープに相談させていただく中で、応募可能なポジションも踏まえつつネクストキャリア/キャリアゴールのイメージを具体化していきました。

担当コンサルタント:佐藤

ご入社後の現在は、どういったお仕事をしていて、どんな部分に充実感を得ていますか。

H・Tさん

今回の転職は業界を跨ぐものとなりますが、前職の投資銀行で培ったスキル/マインドセット等を最大限活かしつつ、転職先で要求される新たな知識や考え方を貪欲に吸収していき、いち早くチームに貢献できればと考えています。
入社からの日数はまだ浅いですが、足元では海外におけるベンチャーキャピタルのファンドレイズに係る業務に従事しています。アドバイザーという立場であった前職に比して、よりプリンシパルの立場/思考で業務ができている点、またベンチャー投資に係る業務ができている点を踏まえると、転職活動を通じて自分なりに想定していた理想のセカンドキャリアのフィールドであることを既に実感しています。

H・Tさんからのメッセージ

転職活動を通じて改めて気づいた点として、同じような業務内容が想定されるポジションだとしても、会社のカルチャーや当該部署の位置づけ、フェーズ等の様々な要因によって、そのポジションに求められる人材像や要件が一定程度変動することが挙げられます。したがって、これまでのキャリアで培ったスキルやポテンシャル等を整理した上で、上記のような個別的な背景を理解して自身の強み等を丁寧に訴求することが重要と思っています。そして、そのようなアピールができれば、チャンスは相応にあるものと考えています。

この事例を担当したのは、
弊社コンサルタントの佐藤史子です

佐藤 史子/ Sato Fumiko
【経歴】
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。新卒で大手新聞社に入社し、取材記者として勤務。その後大手総合人材サービス会社を経て2008年より現職。人材業界でのキャリアは通算15年以上にわたる。

【担当領域/実績】
コンサルティング業界担当。毎年年間200名以上の候補者の転職やキャリア形成をサポート。外資系戦略コンサルティングファーム、総合系ファーム、会計系財務アドバイザリーファームを中心に業界でのネットワークを広く持ち、現役コンサルタントの方々との日々のコンタクトを通じて業界の生の情報に触れ、コンサルティング業界の最新動向やキャリア形成に関する知見を磨く。これらをソースにした的確な転職アドバイスに強み。大手ファームへの転職支援はもちろん、ポストコンサルの方々のファンドや事業会社のコアポジションへの転職支援実績も多数。