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- アクセンチュアの転職情報|中途採用の難度・面接・選考ポイント解説
アクセンチュアは、世界中で70万人以上、日本法人だけでも2万人を超える従業員を擁する世界最大手の外資系総合コンサルティングファームです。戦略コンサルティングからITコンサルティング、オペレーションのほか、実際にシステムを構築するエンジニアリング、アウトソーシングシステムの運用まで、その業務範囲は多岐にわたります。
ここでは、コンサルタントとしてアクセンチュアへの転職を考える際に役立つ、求められるスキルセットと年収例のほか、選考フローや面接対策、転職に成功した人の人物像などについて解説します。
コンサルティング業界専門の転職エージェントだからこそお伝えできる情報を参考に、ぜひ挑戦への一歩を踏み出してください。
<目次>
主な仕事内容:アクセンチュア
就労環境:アクセンチュア
年収例:アクセンチュア
選考フロー・面接のポイント:アクセンチュア
求められるスキルセット:アクセンチュア
入社後に実現可能なキャリアパス:アクセンチュア
転職に成功した人の人物像:アクセンチュア
転職でエージェントに相談するメリット:アクセンチュア
転職希望者にキャリアコンサルタントからアドバイス:アクセンチュア
企業プロフィール:アクセンチュア
主な仕事内容:アクセンチュア
アクセンチュアは、経営戦略の提言にとどまらず、その提言を実行するためのシステムエンジニアリングやアウトソーシングなどのサービスも提供しているため、ファーム全体では非常に多くの職種や対象業界があります。
コンサルティング領域で見た主な仕事内容
アクセンチュアのコンサルティング領域は、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、ソングの5つに分類されています。
提供しているコンサルティング領域別に見た、主な仕事内容は下記のとおりです。
●ストラテジー&コンサルティング
ストラテジー&コンサルティングは、企業・組織経営に対して総合的な戦略提言を行うコンサルティングサービス領域です。戦略部門「アクセンチュア・ストラテジー」をはじめとする専門部隊が、企業・組織課題の分析から、解決策の提案、実行を支援し、ビジネスの再構築や変革を推進。部署を横断する大規模な組織改革、事業の方向性転換、新規事業の立ち上げなど、幅広い案件に対応しています。
職種には、戦略コンサルタント、人材・組織コンサルタント、インダストリーコンサルタント、サプライチェーン&オペレーションコンサルタント、カスタマー・セールスコンサルタント、テクノロジー戦略&アドバイザリーコンサルタントなどがあります。
●テクノロジー
テクノロジーは、クライアント企業が適切なテクノロジーを活用し、自社の複雑かつ重大な課題に対応できるよう支援するコンサルティングサービス領域です。
優れたITサービスやプラットフォームを提供する外部のパートナー企業とも連携して、市場環境の激しい中で持続的なデジタルビジネスを支えます。プロジェクト例としては、クラウドへの迅速な移行、テクノロジー・プラットフォームの価値の最大化、蓄積された顧客データの有効活用、セキュリティ対応などが挙げられます。
職種には、SAPコンサルタント、システムコンサルタント、Salesforceコンサルタント、クラウドインフラコンサルタント、クラウドアプリケーションコンサルタント、Oracleコンサルタント、セキュリティコンサルタントなどがあります。
●オペレーションズ
ビジネスにとって、継続的な成果の実現は欠かせません。オペレーションズは、クライアント企業の業務内容やフロー、組織構造などを見直し、業務プロセス全体の最適化を図るBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を通して、クライアント企業のイノベーションの推進やビジネスの拡大を支援するビジネスプロセスのアウトソーシング領域です。
プロジェクト例としては、マーケティングプロセスの自動化や人材情報基盤の整備、経理部門のアウトソーシングなどによる業務効率化、デジタルトランスフォーメーションの実現などが挙げられます。
職種には、オペレーショントランスフォーメーションコンサルタント、業務改革BPOプロジェクトリーダーなどがあります。
●インダストリーX
デジタル技術の進展によって、企業と顧客、または社会と生活者の接点やコミュニケーション方法は大きく変化しました。インダストリーXは、クライアント企業のデジタル変革とそれによる成長を支援するコンサルティングサービス領域です。
最先端のデジタルテクノロジーと戦略を統合した部署として、特に製造業に強みを持っていた戦略コンサルタントと経験豊富なデジタルの専門家で構成。R&D、エンジニアリング、製造、サービス業務などモノづくりのあらゆる段階におけるデジタル変革を支援し、クライアントのビジネスの生産性・安全性・持続可能性の向上を支援しています。
職種には、DXコンサルタント、ソリューションアーキテクト、ソリューションコンサルタントなどがあります。
●ソング
「顧客体験を起点とした変革」の実現のために、体験のデザイン、ブランド戦略、ビジネス戦略、テクノロジー戦略、クリエイティブ戦略、コミュニケーション戦略、業務・テクノロジー実装、オペレーションまでを一貫して提供している部門。ビジネスコンサルタントに加えて、クリエイティブエージェンシー、テクノロジーのプロ組織の要素をすべて兼ね備えた「エクスペリエンス・エージェンシー」として、様々なタレントが結集して新たな製品サービスの創造はもとより、生活者の期待を満たす体験を継続的に提供するための企業全体の変革を強力に支援しています。
職種には、成長戦略コンサルタント、カスタマーフロントコンサルタント、デジタルマーケティングコンサルタント、インテリジェンスコンサルタント、クリエイティブディレクター、コピーライター、ビジュアルデザイナーなどがあります。
コンサルティングサービスの対象業界
アクセンチュアが提供するコンサルティングサービスは、下記のような業界を対象としています。
・ソフトウェア&プラットフォーム
・証券(キャピタル・マーケット)
・小売(リテール)
・通信
・物流
・ライフサイエンス
・エネルギー
・教育
・産業機械
・鉄鋼、非鉄、窯業、紙
・ヘルスケア
・エレクトロニクス、ハイテク
・公共サービス
・自動車
・電力、ガス
・保険
・化学
・航空宇宙、防衛産業
・消費財、サービス
・銀行(バンキング)
・メディア&エンターテインメント
就労環境:アクセンチュア
アクセンチュアでは「人々の多様性を認め、一人ひとりの独自の貢献を尊重しながら、オープンで、信頼しあい、受け入れあう環境を作り上げる」ことを、重要な価値観のひとつに挙げています。従業員の能力が最大限発揮できるよう、快適な就労環境の整備を目指しています。
勤務時間・働き方
勤務時間や働き方に関わる制度として、標準総労働時間の枠内で始業・終業時刻を自分で決められるフレックス制度、利用時間に制限がない在宅勤務制度のほか、育児や介護、ボランティア活動と仕事の両立を可能にする短日短時間勤務制度があり、条件を満たせばルールの範囲で利用できます。
また、アクセンチュアでは他ファームに先駆けて2015年から独自の働き方改革「Project PRIDE」に取り組んでいます。その結果、残業時間が改善され、「1人あたり1日平均1時間」に減少しています。
人事制度・スキルアップ研修制度
人事評価は、一定期間ごとに目標設定と評価をリアルタイムで行う方式です。それを1年間積み重ねて総合的な評価が行われます。目標達成率といった成果だけでなく、どれほどチャレンジして成長したのかも評価対象となります(2016年現在)。
スキルアップのための研修制度としては、デジタル環境を活用して、高度な専門スキルを学ぶことができるプログラムが用意されています。全世界の上級役職者や各分野のエキスパートが講師を務める講義を受講でき、2万4000を超えるeラーニングコースがあります。国境を越えたトレーニング環境で、世界最先端の知識やスキルを学べる環境が整備されています。
福利厚生
福利厚生は、各種社会保険に加え、確定拠出年金制度(401k)、長期収入所得補償(LTD)、契約施設・ホテルなどの割引特典、年1回の健康診断や社外カウンセラーによるカウンセリング支援といった健康サポートがあります。
また、出産・育児・介護の際に活用できる制度として、母体保護休暇や配偶者・ライフパートナー出産休暇、子の看護休暇、育児休憩時間、ベビーシッター補助、介護休業、出産休暇、育児休業なども整備されています。
年収例:アクセンチュア
アクセンチュアの年収は職種や経験などによって異なります。実際の求人案件をもとに年収例をご紹介します。なお、現在募集中のポジション情報は、こちらからご覧いただけます。
■職種別想定年収
職種 | 想定年収 |
---|---|
経営戦略コンサルタント | 650万~2000万円 |
M&Aコンサルタント | 550万~2000万円 |
財務会計・経営管理コンサルタント | 550万~2000万円 |
人材・組織戦略コンサルタント | 550万~2000万円 |
リスク管理コンサルタント | 550万~2000万円 |
ITストラテジーコンサルタント | 550万~2000万円 |
テクノロジーコンサルタント | 550万~2000万円 |
選考フロー・面接のポイント:アクセンチュア
アクセンチュアの中途採用(キャリア採用)の選考フローは部門によって多少異なりますが、2~3回の面接となるのが一般的です。部署や候補者によっては、3回以上になることもあります。
部門によってはケース面接を実施しており、ビジネス課題が与えられ、回答およびディスカッションを行います。ロジカルシンキングの基礎があるか、課題解決能力があるかといった、コンサルタントとしての適性を評価されます。
求められるスキルセット:アクセンチュア
アクセンチュアへ転職して働く上で求められるスキルセットとして、論理的思考力や課題解決能力、コミュニケーション能力といったコンサルタントとしてのベーススキルは必須です。加えてアクセンチュアでは、デジタルテクノロジーに対する感度が高いことが求められます。
そのほか、職種によって求められるスキルセットは異なりますが、具体例として「公共機関向けシステムコンサルタント」のケースをご紹介します。
<「公共機関向けシステムコンサルタント」に求められる経験・スキルセット>
・全社のIT戦略の立案、ビジネスケースの検証、ITロードマップの作成
・ITガバナンスの確立に向けた戦略立案
・上記の戦略立案・実行をサポートするCIOオフィスメンバーとしての役割
・既存IT資産の調査、およびその調査結果をもとにした、クラウドサービスやアウトソーシングサービス、BPOサービスといった社外サービスも含めた適用範囲・方針の検討
・システム構築経験もしくはコンサルティング経験2年以上、または業務経験3年以上
・PowerPointやWordを利用した、説明資料や提案資料の作成経験(あれば尚可)
・官公庁、自治体、医療機関、教育機関など、公的機関内での特定領域に対する専門性(あれば尚可)
・顧客のことを考えたビジネスの判断ができること
・新しいことにチャレンジする気持ちを持っていること
・途中で投げ出さず、やり切る強い気持ちを持っていること
入社後に実現可能なキャリアパス:アクセンチュア
コンサルタントの職位は、ビジネスアナリスト、コンサルタント、マネージャー、シニア・マネージャー、マネジング・ディレクターの5段階。新卒や第2新卒はビジネスアナリストから、職歴や経験によってはコンサルタントからスタートすることがほとんどです。
それぞれの職位で必要とされる能力・スキルを認められた時点で昇格となります。マネージャー以降のキャリアパスは下記のようになります。
●マネージャー
マネージャーは、プロジェクトリーダーとしてプロジェクトを取りまとめる、実質的な現場の運営責任者です。
●シニア・マネージャー
シニア・マネージャーは、プロジェクトの進捗管理やメンバー育成を行います。また、クライアントとの継続的な関係性を築いて、ビジネスチャンスを拡大します。
●マネジング・ディレクター
マネジング・ディレクターは、プロジェクトの最高責任者としてサービス品質のすべての責任を持ちます。また、ファーム自体の経営に参画して、経営責任も担います。
転職に成功した人の人物像:アクセンチュア
アクセンチュアは、伝統的な戦略コンサルティングサービスと実行支援はもちろん、デジタルテクノロジーを駆使したビジネスの創造、企業のデジタルトランスフォーメーションの推進、最新テクノロジーと戦略を統合したビジネス変革などにも注力し、その戦略立案から実行まで一貫したサポートを行っているファームです。
そのため、デジタルテクノロジーに高い感度を持っている人や、前職で企業のデジタル化推進関連の仕事に携わっていた人などは、相性がいいといえます。
もちろん前提として、論理的思考ができること、またはその基礎的素養は不可欠ですが、デジタル技術をベースにした新規事業立ち上げや社内業務改革に携わった経験がある人は、経歴として注目される傾向があります。
実例としては、「前職でEC関連事業に携わり、WEB解析をしながらECサイトの集客率を高める方策を立案・実行し、PDCAサイクルを回していた人」や「営業効率化のためのベースシステムの導入・推進を手掛けていた人」が転職に成功しています。
転職でエージェントに相談するメリット:アクセンチュア
アクセンチュアは、コンサルティングサービスを提供する領域が幅広いため、さまざまなポジションでの募集が行われています。チャンスが多いのは喜ばしいことですが、数多くの求人の中から自分に最適なポジションがすぐに見つかるとは限りません。また、経歴のどの部分をどのようにアピールするのが最も効果的なのかといった自己分析を、自分1人だけで行うにも限界があります。
そこで、アンテロープキャリアコンサルティングでは、まず専任コンサルタントが職歴や将来のビジョン、転職の希望内容をしっかりと伺い、ファームの特徴やポジションによる違い、採用ニーズの背景なども考慮した上で、一人ひとりに適した求人をご紹介しています。加えて、ファームへの転職対策として不可欠な、ケース面接の対策セミナーをはじめとする面接対策も行っています。
このように、転職エージェントを活用することで、自分の力を最大限に活かせるポジションが見つけやすくなり、的確な転職活動が実現できるのです。
転職希望者にキャリアコンサルタントからアドバイス:アクセンチュア
福永 達也/ Tatsuya Funkunaga
アクセンチュアは多くの部門でケース面接を行っています。その内容で採用・不採用が決まるため、ケース面接への対応は必須です。ベーススキルである論理的思考力は、コンサルタントとして仕事をする上で不可欠ですから、普段から高いレベルのロジカルシンキングができるよう鍛えておきましょう。
また、デジタルテクノロジーについて、この分野に対する情報感度や興味が高いほど、採用されてからアクセンチュアの中で活躍できる余地は大きくなります。先端事例を自分で調べてみるなど、こちらも日頃からアンテナを張っておくといいでしょう。
監修:アンテロープキャリアコンサルティング この記事は、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が監修しています。 コンサル業界・金融業界への転職に役立つ情報を発信しています。 |
企業プロフィール:アクセンチュア
社名 | アクセンチュア株式会社 |
所在地 | 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ |
従業員数 | 約2万3000人(2023年12月1日現在) |
設立 | 1995年12月 |
特徴 | アクセンチュアは、電子情報システムの開発と統合のサポート業務を行うコンサルティング会社として、1953年に米国で創設。 世界各国にオフィスや事業所を構え、その従業員数は70万人を超えるという世界最大のコンサルティングファーム。戦略コンサルティングからオペレーション、システムエンジニアリング、アウトソーシングでのシステム運用まで、幅広いサービスを提供している。 アクセンチュアの特徴は、大手総合系ファームの中でもっとも早くから企業のデジタル化の必要性に注目したこと。デジタルトランスフォーメーション(DX)やデジタル技術をベースにした新規事業の立ち上げなど、デジタル技術と戦略を融合したプロジェクトを数多く手掛けている。日本では特に、大企業や官公庁、自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に携わっている。 |
コンサルタント転職に役立つ関連情報
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