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- デロイトトーマツコンサルティングの転職情報|中途採用の難度・面接・選考ポイント解説
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、世界150以上の国・地域のネットワークを持つDeloitte(デロイト)のメンバーファームです。日本では、国内最大級の会計事務所のひとつである有限責任監査法人トーマツなどで構成される、デロイト トーマツ グループに属する総合コンサルティングファームとなります。
グループメンバーとの密接な連携のもと、さまざまな業界・業種を対象に、提言・戦略立案から実行まで、一貫して支援するコンサルティングを行っています。
ここでは、コンサルタントとしてデロイト トーマツ コンサルティングへの転職を考える際に役立つ、求められるスキルセット、年収例、選考フローや面接対策、転職に成功した人の人物像などについて解説します。
コンサルティング業界専門の転職エージェントだからこそお伝えできる情報を参考に、ぜひ挑戦への一歩を踏み出してください。
<目次>
主な仕事内容:デロイト トーマツ コンサルティング
就労環境:デロイト トーマツ コンサルティング
年収例:デロイト トーマツ コンサルティング
選考フロー・面接のポイント:デロイト トーマツ コンサルティング
求められるスキルセット:デロイト トーマツ コンサルティング
入社後に実現可能なキャリアパス:デロイト トーマツ コンサルティング
転職に成功した人の人物像:デロイト トーマツ コンサルティング
転職でエージェントに相談するメリット:デロイト トーマツ コンサルティング
転職希望者にキャリアコンサルタントからアドバイス:デロイト トーマツ コンサルティング
企業プロフィール:デロイト トーマツ コンサルティング
主な仕事内容:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、クライアントが抱える課題に応じて適切なチームを編成するマトリクス型のコンサルティングサービスを提供しています。
マトリクスには、企業のさまざまな組織・機能・目的に対応して特有の課題を解決するコンピテンシーサービス(オファリングサービス)と、さまざまな業界・業種別の専門知識と経験を持つインダストリーサービスの2つの軸があり、それぞれ下記のようなユニット(職種)で編成されています。
コンピテンシーサービス(オファリングサービス)におけるユニット
企業特有の課題解決のためのコンサルティングを行うコンピテンシーサービス(オファリングサービス)におけるユニットと、それぞれの仕事内容は下記のとおりです。
●Monitor Deloitte(Strategy)
Monitor Deloitte(Strategy)は、企業の成長や企業変革、社会的価値の創造に必要な経営戦略と事業戦略の策定から実行、効果への導きまでを一貫して提供するコンサルティングユニットです。また、戦略策定だけでなく、中長期的な変革実行に向けたプロジェクトを通して、次世代の経営者の育成も推進します。
●M&A
M&Aは、クライアントの成長戦略に沿ったM&Aなどの適切な活用や、M&Aおよび資本再編を契機とした経営改革をサポートするコンサルティングユニットです。日本企業の海外進出やグローバルM&A案件も手掛けます。
●Customer & Marketing
Customer & Marketingは、セールス、マーケティング、サービスなどのカスタマーマーケティング領域のコンサルティングユニットです。最新デジタル技術やデータ活用のノウハウを利用して、クライアントの顧客対応力の強化を支援します。また、顧客との関係性強化を図る顧客戦略に取り組み、顧客起点の経営変革を推進します。
●Human Capital
Human Capitalは、人事戦略、グローバル人事、人事制度、組織変革、人事業務、IT変革など、人事・組織領域の成長をサポートするコンサルティングユニットです。企業の海外進出を支えるクロスボーダー人事や海外支社を含めた世界十数ヵ国同時のグローバル人事組織の再編など、これまでの人事コンサルタントの仕事にとどまらないダイナミックな業務を行っています。
●Enterprise Technology & Performance
Enterprise Technology & Performanceは、3つの分野に分かれているコンサルティングユニットです。
1つ目は「Technology」で、テクノロジーを活用した業務改革、最先端テクノロジーを活用したビジネス創出、CIO(最高情報責任者)アドバイザリーといった支援を行います。2つ目は「Finance & Performance」で、CFO(最高財務責任者)およびCFO組織の課題解決を支援します。3つ目は「Supply Chain & Network Operations」で、事業活動の機能(マーケティング、営業、販売、サービス、製品の設計・開発、調達、生産、物流)の各領域で、戦略立案、業務・組織改革の支援を行います。
●Deloitte Digital
Deloitte Digitalは、新しい体験の創造、最新テクノロジーの活用、クライアントが抱える課題解決の3つをワンセットとして、クライアントのDX(デジタルトランスフォーメーション)実現をサポートします。
インダストリーサービスにおけるユニット
一方、業界・業種別のインダストリーサービスにおけるユニットは、各業界・業種に関する専門的知見とプロジェクト経験により、クライアント企業の成長を支援するのが仕事です。コンサルティング対象の業界・業種は、下記のような編成となっています。
●Consumer
自動車、消費財、小売・流通、農林水産業、トラベル・ホスピタリティ&レジャー、航空・運輸、商社
●Energy, Resources & Industrials
航空宇宙・防衛、重工・産機、プロセス(素材)、電力・ガス、石油・天然ガス、鉱業、水ビジネス、再生可能エネルギー
●Financial Services
銀行、証券、リース・クレジット、保険、インベストマネジメント
●Life Sciences & Health Care
ライフサイエンス、ヘルスケア
●Public Sector
中央省庁・独立行政法人・国立大学法人、地方自治体、学校法人、その他非営利法人
●Technology, Media & Telecommunications
電機・ハイテク、メディア、通信
「デロイト トーマツ コンサルティングの主な仕事内容」参考:デロイト トーマツ コンサルティング キャリア採用 | 仕事を知る|部門紹介
就労環境:デロイト トーマツ コンサルティング
充実した教育制度は、デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の特徴のひとつです。研修によるスキルの習得と実際のプロジェクトを通じたOJTでの実践・指導・評価・フィードバックが両輪となっています。
勤務時間・働き方
勤務時間はコアタイム11~14時のフレックスタイム制です。働き方は、ユニットによりかなり違いがありますが、グローバルなネットワークをバックボーンとしているため、プロジェクトによって北米、ヨーロッパ、アジアなど、海外で勤務する場合もあります。
人事制度・スキルアップ研修制度
基本的には、採用時と異なるユニットへの異動はありません。
コンサルタントは、ビジネスアナリストから最上位のパートナー/ディレクターまで6つのランクに分かれており、経験を積むとランクアップしていきます。各ランクで必要なスキルを身につけるための研修と、OJTを連携させた教育制度があります。また、OJTの一環として、日常的にプロジェクト内でのレビューや、メンターによる指導を受けることが可能です。
福利厚生
福利厚生は、トーマツ企業内保育園、各種社会保険、企業年金基金、退職金制度、総合福祉団体定期保険、財形貯蓄制度、定期健康診断、保養施設利用補助、カフェテリアプランがあります。
年収例:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の年収は、職種や経験などによって異なります。実際の求人案件をもとに年収例をご紹介します。
現在募集中のポジション情報は、こちらからご覧いただけます。
デロイト トーマツ コンサルティング 現在募集中のポジション情報
■職種別想定年収
職種 | 想定年収 |
---|---|
戦略コンサルタント | ~1300万円 |
M&A戦略、PMIコンサルタント | ~1300万円 |
CFOサポートコンサルタント | ~1300万円 |
オペレーション変革コンサルタント | ~1300万円 |
消費財メーカー、小売業、鉄道業界向けコンサルタント | ~1300万円 |
海外(アジア)駐在コンサルタント | ~1300万円 |
デジタル戦略コンサルタント | ~1300万円 |
選考フロー・面接のポイント:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の中途採用(キャリア採用)の選考はユニット別に行われており、希望するユニットを第3希望まで出すことができます。選考フローは、書類審査および3、4回の面接となるのが一般的です。初回はマネージャーやシニアマネージャーが、3回目や4回目はパートナーが面接官を担当します。パートナーによる最終面接を通過すれば採用決定です。
面接では、志望動機や職務経験といった転職の一般的な事項を聞かれるほか、実際にビジネス上の課題に対してどのような提案をするかを評価するケースインタビューが行われます。
求められるスキルセット:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)で働く上で求められるスキルセットとして、論理的思考力とコミュニケーション能力が求められるのは全職共通ですが、それ以外に必要とされるスキルはユニットごとにばらつきがあります。
一例として、人気の高い戦略ユニットとM&Aユニットで求められるスキルセットをご紹介しましょう。
<「戦略コンサルタント」に求められる経験・スキルセット>
・精緻な論理思考力、着眼点の鋭さ、筋の良いビジネスモデルの構想力
・高いレベルの語学力(最低限の英語力は必須)
・積極性、協調性、根気強さ・打たれ強さ、泥臭い仕事をいとわない覚悟など、セルフスターターとしてのマインドセット
・戦略コンサルティングファームでのコンサルタントとしての実務経験
・事業会社などでの経営企画、事業企画、新規事業開発、マーケティング企画、デジタル戦略、R&D戦略部門での実務経験
<「M&A戦略、PMIコンサルタント」に求められる経験・スキルセット>
・M&Aディール経験者
・コンサルティングファームや事業会社などで、ビジネスデューデリジェンスまたはファイナンシャルデューデリジェンスの経験がある、もしくはM&Aに強い興味がある
・コーポレートファイナンスの知識がある
・事業会社などで子会社の経営管理などの経験者
入社後に実現可能なキャリアパス:デロイト トーマツ コンサルティング
入社後は、まずはビジネスアナリストやコンサルタントとして基礎的なコンサルティングスキルを習得したのち、専門領域を絞り込んでシニアコンサルタントやマネージャー、シニアマネージャーへとランクアップ。さらに、より深い専門性と知見・人間性を身につけると、CxOに対してアドバイスを行う上級職のパートナー/ディレクターになります。
一人ひとりランクに応じたカウンセラーがつき、自分のキャリアパスについて定期的にアドバイスが受けられます。
転職に成功した人の人物像:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)とほかの総合コンサルティングファームとの違いのひとつは、力を入れているIT分野においても、純粋なコンサルティング業務に特化している点です。例えば、エンジニアとしてITシステムを開発するといったことはなく、コンサルティング業務に注力したい人には向いています。
どの部署、どの職種でも、コンサルタントとしての対外折衝力、コミュニケーション能力が必要とされ、人間的にバランスがとれた人が多い印象です。海外とのやりとりが多いため英語力は必須で、TOEIC730点に達しないと評価が下げられます。一方で、TOEIC600点でも採用されたケースもあり、足りない英語力を教育・サポートする懐の深さもあります。
転職でエージェントに相談するメリット:デロイト トーマツ コンサルティング
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、国際的なビジネスプロフェッショナルネットワークのメンバーで、ネットワークの総合力を活かしたクロスボーダー案件に強いファームです。ただし、必ずしもファーム出身である必要はなく、ポテンシャルを評価されて転職に成功するケースもあります。
そのためアンテロープキャリアコンサルティングでは、専任コンサルタントが転職の意向や将来的なビジョンを伺ったのち、よりきめ細かなサポート体制で求人をご紹介しています。単なる求人情報ではなく、採用ニーズの背景、昇進のイメージ、部門長のプロフィール、入社後の環境までイメージできる深い情報をご提供し、どのポジションで志願できるのかといった検討からサポートを行っています。
職務経歴書の作成方法やケースインタビュー対策はもちろん、自力では難しい企業研究と転職対策が可能です。
転職希望者にキャリアコンサルタントからアドバイス:デロイト トーマツ コンサルティング
加藤 浩/ Hiroshi Kato
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)はコンサルティングに特化したファームであり、入社後にシステム開発などに回される心配もないので、コンサルティング業務に特化したい人にはおすすめです。
外資系企業の日本国内展開サポートや、日本企業の海外進出支援といったクロスボーダー案件に強く、M&Aの8割以上がクロスボーダー案件なため、海外志向の人にはおもしろい環境でしょう。
また、グループ内で協力する仕組みが整っており、グループ全体でプロジェクトチームを組む機会も多いので、さまざまな人といっしょに働くことで刺激を得たい人、いろいろな人と大きなプロジェクトを動かしていきたい人にもぴったりです。
入社の難度は、マッキンゼーやボストンコンサルティンググループ(BCG)などの戦略系コンサルティングファームに比べれば入りやすいですが、総合系ファームの中では難度が高いほうです。しかし、コンサルティング経験が必須ではなく、ポテンシャルで採用して育てようという文化があるので、経験やニーズが合致すれば入りやすいともいえます。
ぜひ転職エージェントを活用して、経験・ニーズの合う職種を探してみてください。
監修:アンテロープキャリアコンサルティング この記事は、アンテロープキャリアコンサルティング株式会社が監修しています。 コンサル業界・金融業界への転職に役立つ情報を発信しています。 |
企業プロフィール:デロイト トーマツ コンサルティング
社名 | デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
従業員数 | 3608人(2020年5月末現在) |
設立 | 1993年4月 |
特徴 | Deloitteは、「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド」(DTTL)とも呼ばれるグローバルネットワーク。1845年にウィリアム・W・デロイト氏、1898年にジョージ・A・トウシュ氏が、それぞれロンドンで設立した2つの会計事務所が源流。等松農夫蔵氏らが1968年に設立した日本初の全国規模の監査法人「等松・青木監査法人」(現・有限責任監査法人トーマツ)が加わり、1989年に「デロイト ロス トーマツ インターナショナル」として誕生した。 こうした歴史的背景から、デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、Deloitteの一員として日本のコンサルティングサービスを行う役割を担っている。Deloitteの国際的なネットワークを活かし、世界150カ国、24万5000人を超えるエキスパートと連携して、日本企業の国際競争力の維持・強化を支援。外資系企業の日本展開のサポートなどクロスボーダー案件も多く、グローバル色が強いファームと言える。 |
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