ビジョンとミッション

2007-04-28 執筆者:小倉 基弘

堅い話が続きますが、当社のビジョン、ミッションは以下のようなものです。

VISION

私たちは仕事を通して自己実現を図ろうとする強い成長意欲を持った人材に対し、その機会を長期的な視野で提供し続ける事によって、信頼のおけるハイエンド層向けジョブマーケットを創造し社会の成長に貢献する。

MISSION

・優秀なキャンディデイト、卓越したクライアントと長期的な信頼関係を構築する。

・キャリアデザインに関してキャンディデイトの期待を超える付加価値の高い情報・サービスを提供していく。

・共通のビジョン・価値観を持ち、チームとして成長していく文化を醸成する。

・高い収益性を維持し、Antelopeの全メンバーが長期的に成長していくための投資を継続していく。

・法令を遵守し、自ら高い倫理基準を課して行動する。

企業はその提供する製品、サービスが社会にとって必要のないものであればいずれ存続できなくなるものです。言い換えれば、存在意義のない企業は消滅せざるを得ないと思います。

そのため、長期的にアンテロープが存続、成長していくようにビジョンとミッションを創り、メンバーにも共有してもらっています。

これはアンテロープ、またアンテロープで働くメンバーの存在意義が何なのかを考える拠り所なのです。

もちろん上記のような表現で、それを読んだメンバーすべてが同じ考え、イメージを持つわけではないかもしれませんが、長期的に成長する組織は常に同じ価値観を共有し、行動を起こすときにそれが価値観に沿っているものか確認できるものであって、私たちもそうありたいと願っています。

私たちのビジョンは、簡潔に表現すれば、

「信頼のおけるハイエンド層向けジョブマーケットを創造し社会の成長に貢献する」ことなのです。

誤解を恐れず言えば、以下のようなキャンディデイトにサービスを提供することには価値を見出していません。

・ポリシーの無い転職を繰り返している人。

・所属している(いた)組織で充分なパフォーマンスを発揮していない人。

・所属している(いた)組織に対するネガティブ事由により転職を考えている人。

・求人情報のみの取得をエージェントに求めている人。

・エージェントとの信頼関係を構築しようとしない人。

・目先のことにこだわり、中長期のキャリアビジョンを構築しようとしない人。


同時に以下のようなクライアントにもサービスは提供できません。

・業績が良く、成長していようとも就業環境が悪く人が定着しない企業。

・個人の成長のための機会提供をしない企業。

・個人の成長よりも企業の成長を優先的に考えている企業。

・所属していても誇りを持てない企業。


そして上記のようなキャンディデイト、クライアントのマッチングによる成約はそれが幾つあっても私たちの期待する成果ではないのです。

常にビジョン、ミッションを意識して仕事をしていくことは難しいかもしれません。しかしビジョン、ミッションを考えず、易きに流れて職務を行っていけば、アンテロープの組織そのものがいずれ存在意義をなくし消滅します。

なによりも高い理想をビジョンにしていなければ、メンバーひとりひとりがやりがいを感じられなくなってしまうと思うのです。

今後も私自身がビジョン、ミッションについてさらに考えを深めていき、メンバーの方々に伝えていきたいと思っています。

代表取締役小倉 基弘 / Motohiro Ogura
【経歴】
上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て90年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。同社は投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンド及びコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。07年アンテロープの共同創業者の増井慎二郎氏とオープンワーク(株)(旧(株)ヴォーカーズ)設立にも関わる。

【担当領域/実績】
専門は投資銀行、PE投資ファンド、投資先企業マネジメントポジション、不動産ファンド。