研修制度について

2007-06-22 執筆者:小倉 基弘

当社へご入社を希望される方によく聞かれる質問のひとつに「研修制度はどうなっているのか」というものがあります。おそらくこの業界自体が未だプレゼンスが低く、未経験者の方が多いからだと思われます。

アンテロープの研修制度、つまり業務知識、スキルを習得する機会提供は現在のところ以下のような体系になっています。

■入社時研修

■勉強会

■各種セミナー参加

■各種書籍購入


各項目について説明をさせていただきます。

■入社時研修

当社入社後2週間程度で行っていただくものになり以下のような知識、スキル習得の場になります。

・Antelopeのビジョン
・社内ルール
・人材業界の基礎知識
・クライアント業界の基礎知識
・クライアント業界内の職種の基礎知識
・対クライアントへの基本的なヒアリングスキル
・対キャンディデイトへの基本的なコンサルティングスキル
・成功事例・失敗事例
・クライアント訪問(OJT)
・キャンディデイトへのコンサルティング(OJT)

■勉強会

週に1回、その前週に訪問したクライアント企業もしくはポジションについて各コンサルタントが作成したレポートをレヴューして知識を共有する場になります。また、特定のテーマを設定し、例えばPE業界について等、そのテーマに沿ってレポートを作成したメンバーがイニシアティブをとって知識を普及、習得する機会にもなります。

■各種セミナー参加

業務上の知識、スキルを向上させるために外部のセミナーが役に立つ場合がよくあります。内容が妥当なものであれば経費は会社が負担して各種セミナーに参加していただくことができます。現状でも年間に数回、各メンバーがいろいろなセミナーに参加しています。

■各種書籍購入

上記同様、優良な書籍により知識を習得し、スキルを身につけることも必要です。これについても内容が妥当なものであれば会社により購入し業務に役立てていただきます。年間に相当数の書籍が購入されています。


基本的には上記各項目はメンバーそれぞれの主体性が重視され、強制されるものではありませんが、本人が積極的に取り組まない限り効果は限定的なものになります。

アンテロープの理想像はそれぞれのプロフェッショナル意識の高いメンバーが主体的に自己の成長に責任を持ちながらもチームワークを重視し、持続的に成長していく組織なのです。

あくまでも個人の成長は自己責任であり、会社はその機会提供をするにとどまります。

アンテロープは今後もメンバーの成長に影響を及ぼす、機会もしくは機会提供方法について常に改善を加えていこうと考えています。

代表取締役小倉 基弘 / Motohiro Ogura
【経歴】
上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て90年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。同社は投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンド及びコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。07年アンテロープの共同創業者の増井慎二郎氏とオープンワーク(株)(旧(株)ヴォーカーズ)設立にも関わる。

【担当領域/実績】
専門は投資銀行、PE投資ファンド、投資先企業マネジメントポジション、不動産ファンド。