Antelopeのミッション1

2010-01-31 執筆者:小倉 基弘

前回に続き、弊社のミッションのひとつめは以下になります。

「優秀なキャンディデイト、卓越したクライアントと長期的な信頼関係を構築する」

今後、Webなどによる情報提供の利便性が高まってくる中、デジタルというツールだけではできないものは、私たちが築いているキャンディデイト、クライアントとの信頼関係を双方へ提供することなのです。

私たちの存在意義、介在価値を真剣に考えることが必要です。

何故、キャンディデイトが私たちを利用するのか。何故、クライアントが私たちを利用するのか。

求人情報、求職者情報を得ることのできる便利なツールは巷に溢れています。

キャンディデイトが得たいものは、業界のジョブマーケット情報、企業情報、求人情報のより詳細な内容、そしてその企業との信頼関係なのです。

クライアントが得たいものは、クライアント自身を深く理解し、ニーズに合った人材をピンポイントで紹介してくれるエージェント、そしてそのエージェントが持っている優秀な人材とのネットワーク、信頼関係なのです。

これらを提供していくことが私たちの存在意義を明確にし、介在価値を高めていくことになるのです。

そのためには、私たちが優秀なキャンディデイト、卓越したクライアントから信頼されうる人格を身につけ、さらに知識、情報、ネットワークを常に豊富で新しいものにし続けなければなりません。

キャンディデイトに対する長期的で継続的なコミュニケーションを取ること、クライアントの意思決定者に対する継続的な訪問、コミュニケーションによって常に関係性を保ち続け、情報をアップデートしていくことが必要です。

そしてキャンディデイト、クライアント双方から真に信頼していただくために、人として正しく公正なアドバイスを常に心がけることが求められます。

上記のことを日々、地道に行うことによって、

・企業側に顕在化していないポジションを提案し、優秀なキャンディデイトを紹介していくことができるようになります。

・企業内の希少性の高い情報を入手し、それをキャンディデイトに提供することによって一般には公開されていないポジションを独占的(エクスクルーシブ)に紹介することができるようになります。

・面接のプロセス途上で面接官の性格、質問内容、また場合によっては企業側の意思決定者がキャンディデイトをどのように評価しているかが把握でき、次回の面接ではどう対応すれば良いかがアドバイスできるようになります。

・お会いした時点での転職活動ではサポートできなくても、キャリアアドバイザーとして信頼関係を継続し5年後、10年後にお役に立てるようになります。

・同業界(例えば投資ファンド業界)に所属しているキャンディデイト同志が情報交換できるような機会を提供し、それによってキャンディデイトのキャリアチェンジの機会を広げることができるようになります。

・ある企業で面接が進んでいるキャンディデイトに最終的な意思決定の材料のひとつとして、その企業で現在、もしくは以前働いていたキャンディデイトを紹介し情報取得の機会を提供できるようになります。

ただ単に人を企業のポジションに紹介するような斡旋ビジネスではなく、キャンディデイト、クライアントとの長期的な信頼関係を構築することによって大きな付加価値を創造していくことが私たちの使命なのです。

代表取締役小倉 基弘 / Motohiro Ogura
【経歴】
上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て90年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。同社は投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンド及びコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。07年アンテロープの共同創業者の増井慎二郎氏とオープンワーク(株)(旧(株)ヴォーカーズ)設立にも関わる。

【担当領域/実績】
専門は投資銀行、PE投資ファンド、投資先企業マネジメントポジション、不動産ファンド。