Antelopeのミッション4、5

2010-04-30 執筆者:小倉 基弘

弊社のミッションの4番目5番目は以下になります。

「高い収益性を維持し、Antelopeの全メンバーが長期的に成長していくための投資を継続していく」

利益は企業活動の目的ではなく前提条件です。利益を創出できない企業は社会では自然に淘汰され、社会がその存在を許しません。

一方、企業が社会にとって有益な商品、サービスを適正な価格で提供している限り、その対価を得ることができ、そこから社員の給与を支払い、経費を支払い、必要な投資を行い、さらに残った利益(経常利益)から税金を社会に還元することができるのです。

アンテロープの利益の額(収益性)は私たちの提供するサービスを受けていただいたキャンディデイト、クライアントの方々の満足の大きさに比例します。サービスの付加価値が高ければその収益性は高く、付加価値が低ければ、収益性は低くなるのです。今あるサービスは時間が経てば、どんどん一般的になり、陳腐化し、価値が低下してくるものです。サービスに対しては継続的で地道な改善、改良が必要です。サービスに完全、完璧というものはなく、常に、果てしなく改善していかなくてはならないのです。

また、組織はメンバーが物心両面で満足し、自己成長、自己実現を行える場であるべきです。

そのためにも収益の一部をサービスの改善、開発に向けて投資し、さらに各メンバーの能力、スキルが向上していくよう、長期的な視点で投資を継続していくことが必要です。

高い収益を上げて、その一部をサービス創造、メンバーの成長に投資をし、その結果が高い収益を生みだす。この好循環を創りあげることがアンテロープには必要なのです。

「法令を遵守し、自ら高い倫理基準を課して行動する」

法令を守らない企業、個人は社会から排除されます。倫理観が乏しい企業、個人は堕落します。私たちは個人、法人に対し非常に重要なサービスを提供しています。そのサービスは個人の一生を決めてしまうかもしれません。そのサービスは法人の業績を左右するかもしれません。

また、私たちは、そのサービスを提供するために、個人、法人の重要な情報をお預かりしています。守秘義務は私たちの重要な責務です。

アンテロープの提供するサービスは、私たちが丁寧に誠実に提供していけば、社会にとっても良いインパクトを与えるのですが、言い換えれば、いい加減に不誠実に対応してしまえば、負の影響を与えてしまうのです。

世の中は人も企業も、短期的にはわかりませんが、長期的には誠実に生きてゆくものが評価されてゆくものだと思います。誠実さが信頼を構築します。人に人格があるように会社にも社格があり、会社が永続的に活動を行っていくためには、倫理に裏打ちされた優れた社格が必要なのです。そのためにはそこで働く社員一人ひとりが高い倫理観、人格を持っていなければなりません。

愚直に公正公平に誠実にビジネスを行っていくこと、私たちが何のために存在しているのか、私たちの提供しているサービスが社会にどのように役立っているのか、私たちのビジョンは何なのか、私たちのミッションは何なのか、常にこれらを思い返すことが必要です。

代表取締役小倉 基弘 / Motohiro Ogura
【経歴】
上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て90年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。同社は投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンド及びコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。07年アンテロープの共同創業者の増井慎二郎氏とオープンワーク(株)(旧(株)ヴォーカーズ)設立にも関わる。

【担当領域/実績】
専門は投資銀行、PE投資ファンド、投資先企業マネジメントポジション、不動産ファンド。