働き甲斐

2009-11-02 執筆者:小倉 基弘

 今行っている仕事にやり甲斐を持って働けているかについては以下の質問に答えることによって明らかになります。

「平均的な給与所得者の生涯賃金はおおよそ2億円から3億円と言われていますが、もしその数倍の10億円のキャッシュが手に入ったら皆さんは現在の仕事を続けますか。」

生活に一生困らない状態になった時に今の仕事を辞めてもいいと考えている人は本当の意味でのやりがい、また誇りを持って今の職務に取り組んではいないのでしょう。

今日の日本で衣食住を満たす為だけに1日の多くの時間を割いて働くのはもったいない話です。
衣食住を満たすために目先のことに追われて働いたり、強い動機もなく、ただ周りが働いているから何となく働いているという状態は、自分自身を劣化させ、周囲の人々(職場の仲間、家族等)にも悪影響を与えていることになります。

何のために働いているのか、働く意味を深く考え追求してゆくことは一日一日を充実させ、仕事を通して自己の成長を実感する為にも必要なことです。
働くことによってわずかであったとしても社会に貢献し、ささやかかもしれないが人に喜ばれ、結果として自分自身の成長を実感できることが本来あるべき姿であると思います。

私たちも、等しく働いている方々の中でも、自分自身の職務にやり甲斐と誇りを持っている人々に対してサービスを提供してゆきたいと考えていますし、何よりも私たち自身が日々私たちの職務の意味を深く理解して仕事に取組んでゆきたいと強く望んでいます。

代表取締役小倉 基弘 / Motohiro Ogura
【経歴】
上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て90年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。同社は投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンド及びコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。07年アンテロープの共同創業者の増井慎二郎氏とオープンワーク(株)(旧(株)ヴォーカーズ)設立にも関わる。

【担当領域/実績】
専門は投資銀行、PE投資ファンド、投資先企業マネジメントポジション、不動産ファンド。