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「ケース面接って、結局どこまで答えられればいいの?」と感じていませんか。戦略系コンサルティングファームや総合系コンサルティングファームへの転職・就職を目指すうえで、多くの方が山場と感じるのがケース面接(ケースインタビュー)です。
結論から言うと、ケース面接で評価されるのは「正解を当てる力」だけではありません。限られた時間で論点を置き、理由を掘り下げ、相手と会話しながら打ち手に近づく力が見られています。
本記事では、アンテロープキャリアコンサルティングの既存コンテンツと、コンサルタントによる動画解説(Where-Why-Howの思考法)をもとに、ケース面接で押さえるべきポイントを整理しました。
コンサルタントへの転職をお考えなら、アンテロープにお任せください。あなた専任のコンサルタントが、ケース面接対策・フェルミ推定対策・志望動機の整理まで、無料でサポートいたします。
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目次
1.コンサル面接全体像と、企業が見ている3つのポイント
コンサルティングファームの面接では、通常の企業面接と同じように 志望動機・自己PR系の質問が必ず聞かれます。例えば、
- ・なぜコンサルタントになりたいのか
- ・なぜこのファームなのか
- ・自身の強み・弱みは何か
- ・入社後に何をしたいのか/何ができるのか
そのうえで特に重視されるのが、次の3つです。
(1)コミュニケーション能力 ― 面接官と同じ地図を見ながら話せているか?
ケース面接は、一人で正解を発表する試験ではなく、面接官と一緒に論点を進めるディスカッションです。たとえば「売上を上げるには?」と聞かれたとき、すぐに施策を話し始めるのではなく、まずは「対象店舗は既存店か新店か」「売上は客数と客単価のどちらが落ちている想定か」と前提をそろえる。これだけで、相手はあなたの思考の現在地を追いやすくなります。
- 質問の理解:聞かれた内容を自分の言葉で確認し、論点のズレを早い段階で修正する
- 説明の順序:結論、理由、具体例の順で話し、聞き手が迷子にならないようにする
- 会話の姿勢:面接官の反応を見ながら、前提確認や軌道修正を自然に入れる
コミュニケーション能力とは、話がうまいことだけではありません。相手と同じ地図を見ながら、次に進むべき道を一緒に確認できる力だと捉えると、ケース面接での振る舞いがぐっと具体的になります。
(2)論理的思考力(ロジカルシンキング)― 答えより先に、筋道を置けているか?
論理的思考力で見られているのは、難しいフレームワーク名を知っているかどうかではありません。大切なのは、「なぜその結論になるのか」を、相手が追える順番で説明できることです。例えば「客単価を上げるべきです」と言うだけでは不十分で、「売上=客数×客単価と分けると、客数は既に高水準。一方で客単価は競合より低い。だからまず客単価に着目します」と話せると、判断の筋道が伝わります。
- 構造化:売上、利益、市場規模などを、扱いやすい要素に分解する
- 因果の確認:「AだからB」と言えるだけの理由や前提を置く
- 優先順位:複数の論点の中から、インパクトと検証しやすさで絞り込む
ケース面接では特に、「どう考えたか」というプロセスそのものが評価対象になります。多少粗い仮説でも、筋道が見えていれば、面接官との対話で磨いていくことができます。
(3)ポテンシャル ― その場で学び、考え直せるか?
コンサル未経験の方の場合、最初から完成された答えを出せるかよりも、面接官の問いかけを受けて考えを深められるかが見られます。たとえば「他には?」と聞かれたときに固まるのではなく、「顧客側だけでなく、商品・チャネル・競合の観点でも考えてみます」と視点を広げられるか。こうした反応から、入社後にプロジェクトの中で伸びる人材かどうかが判断されます。
- 学習速度:指摘を受けたあと、同じミスを繰り返さずに考えを修正できる
- 粘り強さ:分からない場面でも、前提を置いて議論を前に進められる
- 素直さ:反論を防御的に受け取らず、より良い仮説に変える材料にできる
ポテンシャルは「未経験だから許される」という意味ではありません。未経験でも、対話を通じて思考を更新できることを示せれば、十分に評価対象になります。
▶ 志望動機の書き方・NG例を詳しく知りたい方はこちら2.ケース面接とは何か|目的と2つの出題パターン
ケースインタビュー(ケース面接)とは、一言でいうと、ビジネス課題を題材にした「考え方を見る面接」です。 主に戦略系コンサルティングファームで行われ、現実のプロジェクトを簡略化したようなテーマについて、面接官とディスカッションしながら答えを組み立てていきます。
ケース面接で見られているのは、主に次の3点です。
- 限られた情報・時間の中で考えられるか
┗ 完璧な情報がない中でも、前提を置いて議論を前に進められるか - 問題を論理的に分解できるか
┗ 売上・利益・顧客・競合など、複雑なテーマを整理して考えられるか - 合理的な解を構築できるか
┗ 思いつきではなく、原因にひもづいた打ち手を提案できるか
つまりケース面接では、最終的な答えそのものよりも、「どう考え、どう整理し、どう相手に伝えるか」がチェックされています。
ケース面接のテーマは大きく分けて次の2パターンです。
| 種類 | 概要 | 代表的な質問イメージ |
|---|---|---|
| ビジネスケース・ディスカッション | 特定企業の課題や戦略テーマについて、打ち手や検討すべき論点を議論する形式。 | 「売上が低迷しているピザチェーンの売上をV字回復させるには?」など。 |
| 市場規模・販売数などの論理推定(フェルミ系) | 数字が与えられていない状況で、市場規模や件数を論理的に推計する形式。 | 「日本の◯◯市場規模は?」「都内のコンビニ数をどう推計するか?」など。 |
多くの場合、ビジネスケース+フェルミ推定の両方、あるいはいずれか一方が出題されます。
出題テーマは違っても、見られている力は大きく変わりません。まず問題を分け、どこに課題がありそうかを置き、理由を掘り下げてから打ち手に進む。この流れを保てるかがポイントです。
- 売上改善なら「客数・客単価・頻度」のどこに着目するか
- 市場規模推定なら「人口・利用率・単価」などの前提をどう置くか
- 新規事業なら「市場性・競争優位・実行可能性」をどう比べるか
フェルミ推定そのものの解説・トレーニング方法について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
▶ フェルミ推定のやり方・頻出パターン・練習法はこちら3.フェルミ推定とケース面接の違い|「砂利道」と「アスファルト」
コンサルの選考では、フェルミ推定とケース面接がセットで出てくることも多く、 一見すると似たような問題に見えます。ただしゴールの置き方は大きく異なります。
フェルミ推定:とにかく「答えまでたどり着く」ゲーム
5分程度の短時間で、粗くてもよいので、必ず数値の答えを出す
イメージとしては、 「スタートからゴールまで、とりあえず砂利道でいいので道を引く」ようなものです。 途中に多少の荒さがあっても、時間内にゴールまで走り切ることが優先されます。
ケース面接:途中までで良い、その代わり「アスファルトの道」を
一方、ケース面接では
- 答え(最終打ち手)まで到達しなくてもよい。
- その代わり、途中までの論理構成の“質”が極めて重要
という世界です。動画の中ではこの違いを
- フェルミ推定:ゴールまで砂利道でもいいから道を引く
- ケース面接:ゴールまで行けなくてもいいので、半分までアスファルトの道をしっかり作る
と表現していました。つまりケース面接では、 中途半端な「最後まで」より、手前のプロセスを丁寧に積み上げた“途中まで”の方が高く評価されるということです。
▶ 転職のプロによるケース面接の解説動画を見る(前編) ▶ 転職のプロによるケース面接の解説動画を見る(後編)4.ケース面接の基本フォーマット「Where – Why – How」
では、その“アスファルトの道”をどう作るのか。ここで有効なのが、 Where → Why → Howという3段階フレームです。
例として、よくある問題を考えてみます。
例:カフェチェーンの売上を伸ばすにはどうすればよいか?
※概念図:5分ケースで、施策の羅列よりもWhere・Whyを厚く考えるための目安です。
4-1.Where:どこ(どのレバー)を動かすか?
Whereは、ケース面接の最初に「どこを攻めるのか」を決める工程です。地図を広げずに走り出すと、途中で道に迷います。まずは売上を因数分解し、候補となるレバーを並べたうえで、インパクトが大きそうな場所を選びます。
- 売上 = 客数 × 客単価 × 来店頻度 … など
そのうえで、
- ・客数を増やすのか
- ・単価を上げるのか
- ・客数の中でも「朝・昼・夜」どの時間帯に注力するのか
といった形で、 「伸ばすべきレバー」を選ぶのがWhereです。ここを曖昧にしたまま議論を始めると、話が拡散し、収拾がつかなくなりがちです。
4-2.Why:なぜそこに課題があるのか?
Whyは、選んだレバーが「なぜ十分に伸びていないのか」を掘り下げる工程です。ここで原因を浅く置くと、後の打ち手が思いつきに見えてしまいます。顧客、商品、価格、立地、競合、認知といった複数の方向から原因候補を出し、面接官と会話しながら筋の良い仮説に絞ります。
「朝の客数」にフォーカスしたなら、例えば次のような可能性が考えられます。
- ・朝の認知が低い(モーニングの存在を知られていない)
- ・駅から遠く、出勤動線に乗っていない
- ・価格が高く、毎日の利用はしづらい
- ・朝向けメニューが少ない/魅力に欠ける
価格・商品・チャネル・プロモーション・顧客属性など、複数の切り口から「なぜ?」をかけていくのがポイントです。 Whyが弱いと、このあと考えるHow(打ち手)の説得力がすべて崩れてしまうため、ケース面接の中でも最も重要なパートの一つと言えます。
4-3.How:原因をつぶす打ち手に落とせているか?
Howは、Whyで置いた原因をつぶすための打ち手に変える工程です。大切なのは、施策の華やかさではなく、原因とのつながりです。「認知が低い」なら告知や導線改善、「価格がネック」ならセットメニューや回数券というように、原因と打ち手が一本の線でつながっているかを確認します。
- 価格がネック → 朝限定のモーニングセット導入、回数券・サブスクの検討
- チャネルが弱い → 駅ナカ・オフィス街への小型店舗出店、テイクアウト専用窓口の設置
このように、 Whyで挙げた原因にひもづく形で施策を設計していくのがHowです。
4-4.なぜ「Howから考えない」ことが大切なのか?
多くの候補者がやってしまうのが、打ち手(How)を先に思いつき、あとから理由(Why)をこじつける順番です。
- いきなり打ち手(How)を思いつく
- 後から理由(Why)をこじつける
この進め方は一見するとスピード感があるように見えます。ですが、実際には論理が崩れやすく、面接官に深掘りされた瞬間に苦しくなりがちです。
- 「なぜその打ち手が効くのか?」と聞かれたときに説明が弱くなる
- 原因と施策のつながりが薄く、思いつきに見えてしまう
ケース面接では、結論の派手さよりもそこに至る筋道が見られています。 だからこそ、必ず「Where → Why → How」の順番で、手前から積み上げることを意識してください。
5.多面的に「広げてから絞る」原因分析のコツ
Where → Why → How の各ステップで重要なのが、 一度“広げて”から、“絞る”という思考プロセスです。
5-1.いきなり1つに決めない
ケース面接で大事なのは、最初に思いついた原因に飛びつかないことです。 例えば、食品メーカーの新商品が売れていないケースを考えてみましょう。
「価格が高いから売れません」と、いきなり1つの原因に決めてしまう。
もちろん、価格が原因である可能性はあります。ですが、最初からそこに決め打ちしてしまうと、他の重要な論点を見落とすリスクがあります。 まずは、原因になりそうな候補を広げて考えることが大切です。
このように、価格だけでなく、商品そのもの、売り場、広告、ターゲットとの相性まで広げて考えると、面接官にも「視野を持って考えられている」と伝わりやすくなります。
そのうえで、次の3つを使って「特に効きそうな要因」に絞っていきます。
- 与件情報:面接官から与えられた数字・条件・制約
- 業界・市場の常識:食品業界、流通、消費者行動などの一般的な構造
- 合理的な仮説:限られた情報から見て、最も起こりそうな原因
ポイントは、広げっぱなしにしないことです。候補を出した後は、「この中では、認知度と販売チャネルの影響が大きそうです」のように、必ず優先順位をつけて話を前に進めましょう。
5-2.「他には?」は試練ではなくヒント
ケース面接では、あなたが原因や打ち手を1つ挙げたときに、面接官から「他には?」と聞かれることがあります。 この一言を、否定されたサインだと受け取る必要はありません。
「別の切り口も見られていますか?」という確認に近い問いです。 面接官の中に別の候補があり、そこにあなたがまだ触れていないため、視点を広げるチャンスをくれている場合があります。
つまり、「他には?」は試練というより、まだ見えていない視点があるというヒントです。 焦って黙り込むのではなく、次のように考え直してみましょう。
- 顧客の視点:ターゲットは本当に合っているか
- 競合の視点:他社商品に負けている理由はないか
- 商品の視点:味・品質・容量・パッケージに課題はないか
- チャネルの視点:売る場所や売り方に問題はないか
あらかじめ「第2候補・第3候補」を持っておくと、面接官から深掘りされたときにも落ち着いて対応できます。
5-3.各フェーズで「広げて→絞る」を1回ずつ
ケース面接では、Where・Why・Howのそれぞれで、一度広げてから絞ることを意識すると、議論が整理されます。
伸ばし得るレバーを複数挙げたうえで、メインターゲットを1つ選びます。
原因候補を複数挙げたうえで、特に大きそうな要因を1〜2個に絞ります。
打ち手候補を複数挙げたうえで、効果と実現性のバランスが良い施策を選びます。
ケース面接では、最初から正解を当てにいく必要はありません。 大切なのは、候補を広げ、根拠をもとに絞り、面接官と一緒に筋の良い答えへ近づいていくことです。 各ステップで「広げて→絞る」を1回ずつ行うだけで、議論の納得感は大きく変わります。
アンテロープでは、このようなケース面接の壁打ち・模擬面接も含めて、すべて無料でサポートしています。
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6.頻出テーマ&質問例|ビジネスケース/フェルミ系
ここでは、代表的なケース面接の出題イメージを整理します。
6-1.ビジネスケース・ディスカッション系
ビジネスケースでは、実際の企業課題に近いテーマが出されます。 見られているのは、業界知識の量ではなく、課題をどう分解し、どの順番で考えるかです。
売上減少、利益率悪化、シェア低下などの原因を分解し、どこから改善すべきかを考えるテーマです。
市場の魅力度、自社の勝ち筋、競合状況、投資対効果などを踏まえて、参入すべきかを判断します。
需要見込み、投資額、収益性、リスク、代替案などを整理し、意思決定に必要な論点を洗い出します。
客数、客単価、来店頻度、商品構成、チャネルなどを分解し、伸ばせるレバーを探します。
どのテーマでも、いきなり施策を出すのではなく、次の流れで考えると整理しやすくなります。
ケース面接で評価されるのは、奇抜なアイデアではありません。 「なぜその課題に注目したのか」「なぜその打ち手が効くのか」を、筋道立てて説明できることが重要です。
6-2.市場規模・フェルミ推定系
市場規模・フェルミ推定系では、正確な数字を知っているかではなく、未知の数字をどのように分解し、仮定を置いて推計するかが問われます。
- 「◯◯の国内市場規模はいくらか?」
- 「日本で年間に発行される◯◯の枚数は?」
- 「都内のコンビニの店舗数をどう推計するか?」
基本の考え方は、次の3ステップです。
たとえば「都内のコンビニ数」を考える場合、いきなり答えを出すのではなく、人口、面積、駅数、商圏、1店舗あたりのカバー人数などに分解して考えます。 多少数字が粗くても、前提の置き方と計算の筋が通っているかが重要です。
フェルミ推定で市場規模を出したあとに、面接官から 「では、この市場でどう戦うか?」 と聞かれることがあります。 つまり、数字を出して終わりではなく、その数字をもとに戦略や打ち手を考える流れまで想定しておくと安心です。
7.評価される話し方&NGパターン
ケース面接では、 コミュニケーション・論理・姿勢の3つの観点から評価されています。
7-1.評価されるポイント
ケース面接で評価されるのは、単に「正解を出せる人」ではありません。 面接官は、考えるプロセス・会話の進め方・修正力を見ています。
- プロセスを言語化できている 正解かどうかだけでなく、「なぜそう考えたのか」を順序立てて説明できている。
- 前提を確認しながら進めている 不明点をそのままにせず、必要に応じて面接官に確認しながら議論できている。
- 途中経過を共有できている 長く黙り込まず、「今はこの方向で考えています」と思考の現在地を伝えられている。
- 相手に伝わる言葉で話している 難しい専門用語を並べるのではなく、面接官が追いやすい言葉で説明できている。
- 指摘を受けて考え直せる 反論や追加質問に対して、ムキにならず建設的に議論を修正できている。
- 結論がなかなか出てこない 話が長くなり、何を伝えたいのかが分かりにくくなる。
- 打ち手を思いつきで並べている WhereやWhyを飛ばして、Howだけを羅列してしまう。
- 質問の意図からズレている 面接官が聞きたいことに答えず、自分が話したい内容に寄ってしまう。
- 専門用語を見せようとしている 知識を示すことに意識が向き、相手に伝わる説明になっていない。
- 逆質問を放棄している 「特に質問はありません」で終えてしまい、志望度や思考の深さが伝わらない。
ケース面接は、面接官と一緒に答えを作っていく場です。 途中で詰まったとしても、黙り込むより「今、こう考えています」と共有する方が評価されやすいです。 完璧な答えよりも、筋道のあるコミュニケーションを意識しましょう。
8.逆質問の鉄則|聞くべきこと/避けるべきこと
面接の最後にほぼ必ず聞かれるのが、 「何か質問はありますか?」いわゆる逆質問です。ここでも、コミュニケーション力と思考の深さが見られています。
8-1.聞くべき2つの軸
逆質問は、単なる「最後の質問時間」ではありません。 面接官は、あなたの質問を通じて、志望度・情報収集力・入社後の解像度を見ています。 そのため、質問は次の2つの軸で用意しておくと安心です。
公開情報だけでは分からない、配属・アサイン・案件内容などを確認する質問です。 入社後の働き方を具体的にイメージするために役立ちます。
- 「◯◯業界の案件に携わりたい場合、どの程度希望が反映されるのでしょうか?」
- 「プロジェクトアサインは、本人希望と会社側のニーズをどのようにバランスされていますか?」
面接官自身の経験や価値観を聞く質問です。 企業HPには載っていないリアルな情報が得られ、会話も自然に深まりやすくなります。
- 「御社で働く中で、最もやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?」
- 「入社前に持っていたイメージと、実際に働いてみて感じたギャップはありますか?」
こうした質問は、自分にとって有益な情報を得られるだけではありません。 「真剣にこの会社で働くことをイメージしている」ことが伝わり、面接官との関係構築にもつながります。
8-2.避けるべき質問
- サイトを見れば分かる基本情報 例:「コンサルタントは何名いますか?」「他社との違いは何ですか?」など。 事前準備が浅い印象につながる可能性があります。
- 意欲を疑われやすい質問 例:「土日は完全に休みたいのですが、休日出勤はありますか?」など。 働き方の確認は大切ですが、聞き方やタイミングには注意が必要です。
- 質問の意図が不明瞭なもの 何を知りたいのかが曖昧だと、会話が深まりにくくなります。 質問する前に「なぜそれを知りたいのか」を自分の中で整理しておきましょう。
- 「特にありません」の一言 逆質問をしないと、志望度や入社後のイメージが弱く見えてしまうことがあります。 最低でも2〜3問は準備しておくと安心です。
逆質問では、「調べれば分かること」ではなく「面接官だからこそ聞けること」を聞くのが基本です。 企業理解を深める質問と、面接官個人の経験を聞く質問をそれぞれ用意しておくと、自然で印象の良い会話につながります。
9.効果的な準備・トレーニング法
最後に、実際の対策方法を整理します。 「5分で“いい試合”ができるかどうか」が一つの目安です。
9-1.まずは「型」を体に入れる
ケース面接の準備では、いきなり難問を解こうとするよりも、まず考え方の型を身につけることが大切です。 型がないまま練習を重ねても、毎回その場の思いつきで答えることになり、面接本番で再現性が出ません。
因数分解、仮定、計算の流れを確認します。 正確な数字を知っているかより、未知の数字をどう分解するかが重要です。
どこに課題があるのか、なぜ起きているのか、どう解決するのか。 この順番で考えることで、打ち手の説得力が高まります。
原因や施策をいきなり1つに決めず、複数の候補を出したうえで、根拠をもとに優先順位をつけます。
この段階では、解答の速さよりも手元から丁寧に“アスファルト”を敷けているかを重視しましょう。 つまり、最終的な答えに急ぐよりも、前提・分解・原因分析を筋道立てて話せる状態を目指すということです。
9-2.5分タイマーを使って、実戦形式で回せているか?
ケース面接の練習では、時間をかけて良い答えを作るだけでは不十分です。 本番では、短い時間で前提を置き、どこまで考えたかを口頭で共有する必要があります。 そのため、練習段階から5分で一通り話すことを意識しましょう。
売上・利益・顧客・チャネルなどを分解し、どこに注目するかを決めます。
注目した論点について、なぜ問題が起きているのか原因候補を広げて絞ります。
原因にひもづく打ち手を提示し、効果や実現性を簡単に説明します。
最初から完璧に話す必要はありません。 まずは、制限時間内にWhere / Why / How の流れを最後まで通すことを目標にしましょう。
- 5分タイマーをセットして、時間内に話し切る
- 過去問や自作問題を使って、声に出しながら解く
- 録音・録画して、話の長さや論理の飛びを確認する
- 少なくともWhereとWhyまでは、筋道立てて説明できる状態を目指す
9-3.第三者のフィードバックをもらう
ケース面接は、自分一人で練習していると、改善点に気づきにくいものです。 特に次のような点は、第三者に見てもらった方が早く修正できます。
- 論理が飛んでいる箇所がある
- 説明が長く、結論が伝わりにくい
- 面接官の質問に対して、少しズレた回答をしている
- ついHowから入り、原因分析が浅くなっている
コンサル経験者の友人や、コンサル特化エージェントによる模擬面接を活用すると、自分では見落としていた癖を客観的に把握できます。 ケース面接は、知識を増やすだけでなく、人に伝わる形で考えを組み立てる練習が欠かせません。
ある程度型を覚えたら、必ず誰かに聞いてもらいましょう。 自分では「筋が通っている」と思っていても、聞き手には前提が伝わっていないことがあります。 第三者からのフィードバックを受けることで、本番でも伝わる回答に近づきます。
10.アンテロープが提供できるケース面接サポート
ケース面接は、本を読んだり問題集を解いたりするだけでは、なかなか通過レベルまで仕上がりません。 なぜなら、本番では「考え方」だけでなく、「話し方」「前提の置き方」「面接官とのやり取り」まで見られるからです。
アンテロープキャリアコンサルティングでは、戦略系・総合系・財務系などのコンサルファームを目指す方に向けて、 求人紹介だけでなく、ケースインタビュー対策・フェルミ推定対策・志望動機の整理まで無料でサポートしています。
「自分の回答が通過水準に届いているのか分からない」「どのファームに向けて、どんな準備をすべきか整理したい」 という方は、一人で抱え込まず、早めにプロの視点を入れることをおすすめします。
これまでの経験を、コンサルファームが評価しやすい表現に整理します。 単なる業務内容の羅列ではなく、課題設定力・分析力・成果の再現性が伝わる書類に近づけます。
「なぜコンサルなのか」「なぜこのファームなのか」を、面接官に納得される形で言語化します。 未経験の方でも、現職の経験をコンサルで評価される強みに翻訳していきます。
Where → Why → How の組み立て方、原因分析の深さ、打ち手の説得力などを実戦形式で確認します。 自分では気づきにくい論理の飛びや話し方の癖も、客観的にフィードバックします。
戦略系、総合系、FASなど、応募先によって面接で見られるポイントは異なります。 ファームごとの傾向を踏まえ、限られた準備時間で優先すべき対策を整理します。
- 現在の経歴で狙えるコンサルファームの選択肢を確認できる
- ケース面接・フェルミ推定で、どこを重点的に鍛えるべきか分かる
- 応募前に、レジュメや志望動機の方向性を相談できる
- 非公開求人を含め、自分に合うポジションの可能性を知ることができる
コンサル転職は、準備の方向性を間違えると、時間をかけても成果につながりにくいことがあります。 一方で、早い段階で自分の課題と応募先の傾向を把握できれば、選考対策の精度は大きく上がります。
アンテロープでは、コンサル転職に精通したキャリアコンサルタントが、 あなたの経歴・志望ファーム・選考状況に合わせて無料でサポートします。
無料でコンサル転職の相談をする11.よくある質問(FAQ)
Q1.未経験でも戦略コンサルのケース面接に通過できますか?
A.可能です。重要なのは業界知識よりも、論理性・コミュニケーション力・ポテンシャルです。Where → Why → How の流れで、5分間に筋の通ったプロセスを示せれば、十分に戦えます。
Q2.フェルミ推定とケース面接、どちらから対策すべきですか?
A.多くの場合、フェルミ推定の延長線上にケース面接があります。まずはフェルミ推定で「因数分解して数字を出す」練習を行い、そのうえで「じゃあその数字をどう伸ばすか?」を考えるケース対策に進むのがおすすめです。
Q3.どれくらい練習したら出願していいですか?
A.目安としては、
・5分で1問、「Where → Why → How」を一通り口頭で説明できる
・少なくともWhere / Why までは、自分で“アスファルト”と感じられるクオリティになっている
このレベルに達するまでは、応募よりトレーニングを優先した方がよいでしょう。
Q4.逆質問で何も思いつかないときはどうすれば良いですか?
A.事前に、
・「公開されていないが、入社意思決定に必要な情報」
・「面接官個人の考えを聞きたいこと」
を最低2〜3問は用意しておくと安心です。企業HPやニュースを事前にチェックし、そのうえで「だからこそ聞きたい質問」を考えておきましょう。
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土井 和照 / Kazuteru Doi
慶應義塾大学商学部卒。日系戦略及び外資系戦略コンサルティングファームにて、大手自動車OEM・部品メーカーや、製薬・ヘルスケア、素材・食品、通信・IT等の様々な業界クライアントに対し、全社戦略から国内外の事業戦略・計画策定、並びに実行支援を実施。
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PEファンドや事業会社のM&Aにおけるビジネスデューデリジェンスや買収後のPMI、事業再生案件にも複数従事。コンサルティングファームで働く中で、業界内外で活躍する人材を長期的に応援したい想いからアンテロープキャリアコンサルティングに参画。
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