DCF法(discounted cash flow method)
企業やプロジェクトの資産評価や投資評価の際に行われる評価法のひとつ。企業買収、M&Aなどで対象企業の金銭価値を査定する際にも用いられる。
例えば「100万円で売れる機械」を評価する際、資産評価ではこの機械の価値は100万円である。しかし「今後5年、機械を稼働させれば年間100万円の利益がある」とするならば、この機械の価値は500万円ということになる。ただし、その間に故障するリスクもあれば、仕事がなくなるリスクもある。これらのリスクコストを見積もって500万円から差引き、さらに「将来稼ぐはずの利益」を現在価値に換算するための割引を行ったものがDCF法による評価額ということになる。このような考え方を企業査定に用いれば、
1. 対象企業の将来の収益を事業年度単位で予測する
2. その予測収益を現在価値に割り引く
3. 現在価値+余剰資産-有利子負債の計算によって株主価値を算出する
というプロセスを経て、企業の将来のキャッシュフローを現在の価値に換算・評価することができる。