アリックスパートナーズ

第1回:今後のコンサルファームの目指す方向性がここにある

アリックスパートナーズ
(左から)マネージングディレクター アジア共同代表兼日本共同代表 深沢政彦、マネージングディレクター 日本共同代表 野田努
PROFILE

(深沢)2012年にアリックスパートナーズに参画し日本共同代表就任。その後、アジア共同代表に就任。多くのグローバル企業に対する経営/組織戦略、事業再生、事業ポートフォリオのリストラクチャリングなど、広い分野でプロジェクトに従事。一橋大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学スローンスクール卒(MBA)。 (野田)2007年にアリックスパートナーズに参画後、TMT(テクノロジー、メディア、通信)を中心に、業績不振の国内大手企業のV字回復や、中国の生産拠点の再建など数多くのプロジェクトを指揮。慶応義塾大学経済学部卒業。ハーバード・ビジネス・スクールにてMBA取得。

目次
  1. -あえてグローバル化を謳わなくても、それが当たり前になっている
  2. -評価の場でまず問われるのは、良き企業市民かどうか
  3. -毎日リングに上がっていたい人間が多い
  4. -我々はより付加価値の高いサービスを求め続ける
あえてグローバル化を謳わなくても、それが当たり前になっている
世界中の企業から、一大事に陥った時にもっとも頼りにされている企業再生のエキスパート集団「アリックスパートナーズ」。前回インタビューから4年を経て、変わったもの変わらないものについて改めて深沢、野田両代表にお伺いする機会をいただきました。ボラティリティが高まる経済環境を背景に、ますますプレゼンスを高めるアリックスのプロフェッショナルサービス。特に戦略系ファーム、あるいは事業会社の企画部門で満たされない思いを抱いている志ある若手にとって、お二人のメッセージは深く届くはずです。
つい先日だったような前回のインタビューが4年前だったというのが驚きでもありますが、まずはこの4年間についてお伺いできますでしょうか。
深沢
アリックスパートナーズは、グローバルでこの4年間ずっと2ケタ成長を続けていて、東京を含めアジアもそれと速度を合わせるように順調に拡大しています。人材についても、これまでのように外部から即戦力を補強するだけでなく、内部からプロモーションしてリーダークラスになるケースが多くなってきています。安定して成長していくための基盤がいよいよ整ってきたと思っています。
ビジネス面での変化という点で言うと、我々が創業時から企業再生の局面で培ってきた能力を、平時のビジネスで活用する場面が増えてきたと感じています。再生においては「スピード感をもって結果を出す」「複雑な事象に優先順位をつけて処理する」「さまざまなステークホルダーが合意できる案を作る」といった能力が必要とされますが、それをクロスボーダーの大型買収やビジネスユニットの再編といった場面で発揮するケースが多くなってきました。

野田
日本企業のグローバル化は、4年前と比べてもさらに加速しています。海外の低コストプレーヤーの参入によって、生産を海外へ移転させる、または外部に委託する、といったビジネスモデルの転換が迫られる一方、国内市場の成長が鈍化していることから、海外にその糧を求め、積極的に海外企業の買収を行う、こういった動きが先鋭化しています。言わば、これまで日本企業の多くがそれほど経験を積んでいない難局に直面することが増えています。そうした状況で、我々が擁するシニアプロフェッショナルに難局を解決するリーダー役として現場に入ってもらい、課題を迅速に解決して欲しい、というクライアントからのニーズは非常に高まっていますし、それが、深沢が冒頭申し上げた2ケタ成長の機会につながっているのだと考えています。
以前からグローバルとの関連が深い御社ですが、ますますグローバル化は進んでいるということでしょうか。
深沢
アリックスパートナーズがグローバルに「One-Firm Firm」として活動するというのは創業以来の強い信念であり、それは我々の活動のすべての側面に関わってきます。人材の育成についてもそうですし、産業別/サービス別のプラクティスの活動の仕方も極めてグローバルです。さらに日常のコミュニケーションという点でも、グローバルに人と人をつなげるという部分に力を注ぎ続けている会社でもあります。今はクライアント企業の活動自体、国別の組織というのがあまり意味をなさなくなってきていて、グローバルな事業別の課題に取り組むということにニーズがあるため、支援する我々もそれにきちんとアドレスできる体制になっていないといけない、ということです。

野田
実はグローバル化という言葉について、我々としてはだんだん意識することが少なくなっています。つまりそれが当たり前になってきていて、仕事のあらゆる面で国境を越えて働くというのが普通に起こっているということです。
例えば、クライアント企業から「明日からアメリカに行って一緒に買収相手と交渉して欲しい」といった依頼があるとします。そうすると東京オフィスのプロフェッショナルが飛行機に飛び乗るわけですが、同時にアメリカのオフィスからもプロフェッショナルを派遣するよう連絡を入れておいて、現地で合流してそのままチームを組成してしまう、ということが日常的に起きています。そのような機動性が求められるほど、グローバル化は普遍的かつスピーディに進んでいます。日本企業の多くにとっては、改めてグローバル化を謳わなくてもそれが自然な姿になっていますし、そのようなケースは、この4年で増えており、今後も増え続けると思います。

深沢
我々のプロフェッショナルサービスのスタイルは「クライアント企業が抱える難局について深い経験と知見を持っているプロフェッショナルが現場に入り、Day1から結果を出す」というものです。そのスタイルを徹底するためには、ベストな人材を狭い国内オフィスからだけではなく、グローバルから探してチームを編成する必要があります。もちろん言語の壁やさまざまな条件が加わることはありますが、基本は“Best Talent From Global”です。

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企業プロフィール

アリックスパートナーズ

1981年、ジェイ・アリックスによって米・デトロイトに設立された、企業再生の世界的プロフェッショナルファーム。一般的なコンサルティングファームと異なり、事業経験豊富な少数精鋭チームをクライアント企業に派遣し、難局に直面している企業に対して具体的な改善を早期にもたらすという独自のコンサルティング・スタイルをとる。現在は北米、欧州、アジアに1700名を超えるスタッフを擁するまでに成長。米国ではゼネラルモーターズ、コダックなど、日本では日本航空、ライブドアなどの支援実績がある。

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