海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)

第2回:M&A未経験でもオーナーシップをもって投資に関われる

海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)
荻田 理紗 投資戦略グループ アソシエイト
PROFILE

慶應義塾大学経済学部を卒業後、新卒でみずほ証券に入社。金融市場営業本部に所属して機関投資家営業を3年ほど経験した後に、インドへの派遣を志願。現地で約1年、マサラ債の発行営業などを担当し、帰国後には機関投資家へ仕組債などを組成する業務に従事。2022年に海外需要開拓支援機構にジョイン。

目次
  1. -インドでのプロジェクトで新興国リスクの怖さを実感
  2. -入社後の手厚い研修、今では全員が受けるように
  3. -海外からは日本のソブリンウェルスファンドと目される
インドでのプロジェクトで新興国リスクの怖さを実感
「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構、以下CJ機構)」は、日本経済の持続的な成長に貢献することを企業理念に掲げる官民ファンド。世界に誇れる日本文化の特色を生かした魅力を事業化し、海外需要獲得の獲得につなげるため、様々な分野でリスクマネーの供給を行っています。今回のインタビューでは異例のM&A業務未経験でCJ機構に入社され、すでにいくつかの投資を実行されたというアソシエイトの荻田様にお話を伺いました。
ご経歴をお聞かせください。
荻田
大学卒業後、みずほ証券に入社し約7年勤めました。基本的にはエクイティではなく、デットなどのフィックストインカムの部署にいました。最初の3年弱は債券と金利デリバティブの機関投資家営業を行い、その後インドに派遣され、マサラ債というインドルピー建てオフショア債券の発行営業やプロジェクトファイナンスの日本投資家への販売を手がけました。1年後に帰国してからは仕組債などのデリバティブが絡むプロダクトを機関投資家に組成する仕事をしていました。その後、CJ機構に入社し、現在はアソシエイトとしてプロジェクトに携わっています。
インド駐在はご自身で希望されたのですか?
クールジャパン機構荻田氏インタビューカット1
荻田
はい、希望しました。いくつかの理由がありましたが、まずはインドでも生活出来るし働けるということを示して、精神的にも肉体的にもタフだと証明することが今後のキャリアにプラスになると思ったことがあります。それと、これから成長していくインドのマーケットを自分の目で見ておきたい、それには今が良い機会だなと思いました。最後に、みずほ証券のような大企業でしか経験できないことをしたい、これら3つの理由からインド行きを希望しました。
インドでの仕事で得られたものはありますか?
荻田
一言で表すのは難しいのですが、基本的には仕事で関わるインド人の方々はすごく良い方が多くて、日本での働き方と大きなギャップがあったかというと、そういう感覚はありませんでした。一方で、例えば自分が携わっていたプロジェクトファイナンスの案件で、インドでもTOP10に入るような大企業が突然デフォルトしてエグゼキューションに至らなかったということがあり、いわゆる新興国リスクの怖さを身をもって感じたということもありました。

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企業プロフィール

海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)

日本の生活文化の特色を生かした魅力ある商品・サービスの海外需要開拓に関連する支援・促進を目指し、2013年11月に設立された官民ファンド。「メディア・コンテンツ」「食」「ライフスタイル」「インバウンド・その他」をはじめとする様々な分野でリスクマネーの供給、ハンズオンによる支援を実施している。

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