EYトランザクション・アドバイザリー・サービス

第3回:パートナー陣との距離の近さが若手の成長を加速させる

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小林 暢子 パートナー
PROFILE

東京大学大学院にて物理学専攻を修了後、新卒としてA.T. カーニーに入社。2年ほど戦略コンサルティング業務に従事した後、ハーバードビジネススクールに留学しMBAを取得。卒業後、大手総合商社の米国支社に入社し、事業投資を担当する。帰国後、米系アクティビストファンドのアナリストを経てA.T. カーニーに再入社。2018年よりEYパルテノンにパートナーとして参画。

目次
  1. -C-Suiteの悩みに寄り添い、一緒に答えを探していくのがEYパルテノン
  2. -全体像を見失うほど細分化された業務を任せることはない
  3. -コンサルティングは女性の傾聴力、共感力を生かせる仕事
C-Suiteの悩みに寄り添い、一緒に答えを探していくのがEYパルテノン
「EYトランザクション・アドバイザリー・サービス(EYTAS)」インタビュー特集の第3回目は、EYでストラテジー・コンサルティングを担う「EYパルテノン」パートナーの小林様にご登場いただきます。A.T. カーニーからキャリアをスタートさせ、事業会社、ファンドでの勤務も経験した上で、再びコンサルティング業界に戻りパートナーまで昇格するというご自身の道程や、日本においては新しい組織であるEYパルテノンの特徴などについてお話しいただきました。
まずは小林さんのこれまでのキャリアについて、お聞かせいただけますでしょうか。
小林
学生時代は東京大学理学部から、物理学専攻の修士に進みました。物理を突き詰めるためにそのまま研究職や博士課程に進むという道もありましたが、研究職はその後のキャリアの選択肢が狭まってしまうと考え、修了後には社会に出ようと思っていました。複数の外資系企業でインターンシップを経験し、中でも非常に相性が良かったのがA.T. カーニーでした。当初は長きに亘りコンサルティングを自分の生業とするという意識はなくて、どちらかというと様々な業界を見てビジネスの基礎力をつけるのに良い場所なのではないかと思っていたところがあります。そういった経緯であったため、あまり他の選択肢と迷うことはなく、入社を決意しました。
同社で新卒社員として働き、とても充実した毎日を過ごしていましたが、新卒からコンサルタントになった人によく見受けられる“コンサル反抗期”ともいえる時期を迎えました。つまり、自分は一度も実業を経験していないにもかかわらずクライアントに対して専門家としてアドバイスしていることに対し違和感を抱くようになったのです。そのような思いを抱きながら、ハーバードビジネススクール に留学することを決意しました。MBA取得後もアメリカに残り経験を広げたいという思いから、現地の事業会社で働きましたが、結果として、この時の経験がコンサルタントとしての幅を広げてくれたと思います。帰国後コンサルティングに戻るまでには、実はもう一つ転機があり、いわゆるアクティビストファンドにアナリストとして入社しました。ある意味資本主義を突き詰めた形態ともいえるアクティビストファンドと、それに対する日本企業の考えに触れることができ、その後のキャリアにおいても貴重な機会となりました。
そんな中、リーマンショックをきっかけに、改めて自分のキャリアを考えるようになりました。これまでその時々で自分の考えるベストオプションを選択してきましたが、それらは始点から終点を直線で結ぶようなキャリアではなかったかもしれませんがとても満足のいくものでした。一方で、自分が好きなのは結局コンサルティングの仕事なのだということもよく理解できるようになりました。お客様と一緒に悩んで課題を解決する。プロジェクトチームを組み、相応のプレッシャーの下でも成果を必ず出す、そういった仕事が自分にとっては遣り甲斐であると再確認し、コンサルティング業界に戻ることを決心しました。A.T. カーニーにはマネージャーとして再入社しましたが、コンサルティング業界は一般的に出戻りも多く、上司や同僚からも歓迎され、コンサルタントの醍醐味を感じながら走り続けていくうちにパートナーに昇格しました。
その後、EYパルテノンに参画されるわけですが、どんな背景があったのでしょうか。
小林
しばらく同社でパートナーとしての役割を担っていくうちに、外の世界に目が向くようになりました。コンサルティング業界に限らずどんな機会があるのかを探っていく中で、EYパルテノンとのご縁が生まれ、A.T. カーニーとはまた違った魅力を感じました。ひとつはパルテノンというブティック的な戦略コンサルティングファームと、EYという非常に大きなグローバル組織の交差点にある会社だということ。A.T. カーニーのような純粋な戦略ファームにはない様々な専門分野の引き出しが同じメンバーファーム内にあり、お客様に提供できるソリューションが広く、規模も人員も桁違い。それがとても新鮮に映りました。二つ目はEYTAS ならびにEYパルテノンの東京オフィスがグローバルな立ち位置を維持していること。TASはクロスボーダーのM&Aトランザクションを主力ビジネスにしていることから、外国籍の社員比率も高く、社員もバイリンガル人材が揃っています。また、グローバルのメンバーとの協働プロジェクトも多く、EYにおける日本市場の重要性もあいまって、次のキャリアステージとして魅力的に感じました。また、経験上、日本人だけで構成されているチームよりも多国籍のタレントがいる多様性に富んだチームの方が説得力の高いコンサルティングが提供出来ると思っています。最後に、これは私個人の事情ではありますが、前職から携わっていた執筆やメディアの仕事を本来業務として認めてくれたということも決断の後押しとなりました。執筆や自分の意見をメディアで表現することをコマーシャルな業務と並行して行いつつ、両者をバランスしながら会社に貢献できるというのは非常に遣り甲斐があり、EYの懐の深さを感じました。
EYの中で、EYパルテノンはどういった位置づけなのでしょうか。
小林
すでに現前化している課題を解決するための実務的なアドバイスや支援をするのは、EYが得意とするところなのですが、経営には様々なステージがあって、何が課題でどうアプローチすべきか分からない、という場面もあります。そういった経営陣であるC-Suiteの悩みに寄り添い、一緒に答えを探していこうというアプローチを取るのがEYパルテノンです。そこからTASのM&Aエグゼキューションにつながればうれしいことですが、それありきでは客観性のないコンサルティングになってしまいますので、EYパルテノンはあくまで上流の戦略コンサルティングに特化したビジネスとして存在しています。クライアントにとってベストな施策がM&Aでなかったとしても、それはそれで構わない、というのが我々のスタンスですし、M&Aに限らず色々な経営課題を解決するための糸口になれればと考えています。
手掛けているプロジェクトは、具体的にどういったものでしょうか。
小林
パルテノンというブティックファームはもともとビジネス・デューデリジェンス(DD)に強かったということもあって、今もビジネスDDの案件は多いですね。TASのその他の業務とも親和性があるので、EYとしてワンストップのサービスを提供することにもつながります。一方で、私を含め外部の戦略コンサルティングから参画したパートナーは、これまでM&Aのみならず成長戦略立案やコスト改革といった幅広いコンサルティングを手掛けてきましたので、事業会社向けのそういったプロジェクトも増えています。あとはPEファンドなどからデューデリジェンスの一部として、対象会社のリサーチ業務を依頼されることもあります。

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企業プロフィール

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グローバルネットワークを有するアーンスト・アンド・ヤング(EY)のメンバーファームであり、M&Aトランザクション支援を中心とした企業の成長戦略策定のためのコンサルティングサービスを提供している。世界中に約20,000人のプロフェッショナルを擁し、EYのTASプラクティスの日本拠点として、戦略コンサルティング、市場調査、M&A戦略の立案、M&Aトランザクションの実施、買収後の統合支援、組織改革、リストラクチャリングまで幅広いサポートを提供している。

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