M&Aクラウド

第1回:M&Aプラットフォームサービスでイノベーションの土壌を育む

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村上 祐也 CFO兼M&Aアドバイザリー部部長 マネージングディレクター
PROFILE

東北大学工学部卒、東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。新卒で野村證券へ入社し、インベストメント・バンキング部門にて投資銀行業務に従事。2019年1月にM&Aクラウドへ入社。M&Aアドバイザリー事業部の立ち上げを担当し、M&Aアドバイザリー部 MACAPを設立、同部長に就任。

目次
  1. -ワンルームマンションの一室で「10兆円企業を作るから手伝ってほしい」と誘われ…
  2. -メンバーに共通するのは、M&A業界を変えたいというビジョンへの共鳴
  3. -将来の起業だけでなく、CxOや投資家へのキャリア形成にもプラスに
メンバーに共通するのは、M&A業界を変えたいというビジョンへの共鳴
事業部として立ち上げるにあたって、初期はどんな方が採用のターゲットになっていたのでしょうか。
村上
仮説としてあったのは、事業承継M&Aではカウンターパートになる方が高齢であることがほとんどなので、担当者に求められるのは細かいナレッジやスキルというよりはグリップする営業力なのだろうということです。一方、ITスタートアップの場合は相手も我々と同じ20代30代の年齢層であることが多くて、そうした方々に信頼してもらうには、新しいテクノロジーや価値観、そこから生まれた新ビジネスに共感し即座に事業理解が出来ることが重要です。こちらも常にアンテナを張って最先端のトレンドをキャッチアップしつつ、話を聞きながら彼らの事業をKPI分解して「事業成長のボトルネックはここなので、そこを解消できるこういう会社と手を結べば事業をさらに拡大出来るのでは」というアイデアがすぐに出てくるような、知的好奇心が強くて順応力の高い人というのが欠かせない素質です。そのうえでM&Aの知見があれば即戦力として活躍いただけるので、ペルソナとしては投資銀行やFAS、総合商社などでM&Aおよび投資業務を3~4年ほど経験し、CFOやキャピタリスト、起業などの次のキャリアを考え始めていてスタートアップに興味がある方、ということになり、これは現在でも変わっていません。
実際、総合商社や外資IBDなど様々なバックグラウンドの方がご入社されているようですが、メンバーの皆さんに何か共通するポイントなどはありますか。
村上
やはり一番共通しているポイントは、我々はこういうことをやりたい、業界をこう変えたいというビジョンに熱量をもって共鳴してくれている部分だと思います。「将来、絶対CFOになりたいんです!」というような自分ありきの目線ではなく、大きく言えば日本経済やM&A業界を俯瞰してもっとこうなるべきと考え、我々が業界を変えることは社会的意義が大きくて、壮大なことに取り組んでいるという点にも面白味ややりがいを感じてくれる人が多いと感じています。
それでは、御社がいまこうあるべきと考えるもの、解決したい課題とは何でしょうか。
M&Aクラウド村上祐也氏インタビューカット2
村上
先ほどのITスタートアップM&Aの軸でお話しします。近年は社会的に起業が当たり前になる一方、ベンチャーキャピタルをはじめ投資家からの資金流入も続いているので、スタートアップの数は加速度的に増えています。投資を受けたスタートアップは会社を大きくしてIPOを目指す、というのが日本で一般的なストーリーですが、実際にIPO出来るのは年間100社程度が限界です。そうするとほとんどのスタートアップはIPO出来ない、でも投資家から出資を受けている以上リターンは返さなければいけない。そこで必然的にM&Aエグジットの重要性が高まってくるわけです。なぜか日本にはIPOエグジット至上主義みたいな考えが蔓延しているのですが、アメリカでは9割近くのスタートアップがM&Aによってエグジットしているんですね。我々はここに課題があると捉え、M&Aが事業戦略上のひとつのオプションとしてもっと当たり前に考えられるように、テクノロジーの力を使って「M&Aクラウド」というプラットフォームを作りました。このサービスを通じてM&Aが身近なものになり、スタートアップにも買い手にも投資家にもWin-Winのエグジットが増え、日本のスタートアップエコシステムを大きくしていくことを目指しています。

企業プロフィール

M&Aクラウド

会社売却の経験があるメンバーが立ち上げた、スタートアップや中規模企業向けのM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を運営する気鋭のFintech企業。ファウンダーであるCEO、COO両名がともにシリアルアントレプレナーであり、自身が事業譲渡時に感じた課題を解決すべく同社を創業した。2021年10月にはSTRIVEをリードインベスターとした約10億円の資金調達を行い、創業からの累計調達額は12億円を超えている。

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