X Capital

第1回:「ニッポン株式会社」の経営企画部を担う気概のプロフェッショナルファーム

X Capital
野原 秀介 代表取締役社長
PROFILE

1991年生まれ。東京大学を卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。債券セールスを手掛け、数多くの金融機関とのディールを実現させる。2018年にX Capital設立、現職。

目次
  1. -目指したのは日本経済に正面から取り組む事業
  2. -この時代に生きる我々が果たすべき役割とは
  3. -能力を持て余している若手にとって良い環境
この時代に生きる我々が果たすべき役割とは
具体的にはどういったプロジェクトが動いているのでしょうか。
野原
最近で言えば、フィンテック関連のサイバーセキュリティについてはクライアントからの引き合いが大きい分野です。他にはジョイントベンチャーの立ち上げなどの新規事業開発支援や、日本の主幹産業でもある製造業支援、特にサプライチェーンマネジメント関連を多く手掛けています。
法制度改革や社会の動きがあるところに新たなビジネスチャンスが生まれる、というのは経済の鉄則だと思いますが、そういった新領域にいち早く取り組み、そこでお客様とともにマーケットリーダーを目指していきたいというのが、X Capitalの基本的な方針だと思っています。
ひとつのプロジェクトを担当するチームは4~5名程度の場合が多く、アウトプットベースのプロジェクトや実行支援型のプロジェクトなどから幅広くポートフォリオを構築しています。
続いて御社のビジョンについて教えてください。
野原
そもそも組織というのは、個人では生み出せないアウトプットを創出するために人が集まっているものだと理解していて、会社も組織の一形態です。であれば、組織の一丁目一番地は必然的に「何を成し遂げるのか」であり、X Capitalの場合はこれを「日本経済にパラダイムシフトを。」というフレーズでビジョンとして定義しています。

日本はこの30~40年、ほとんど成長しておらず、それを示すものとして労働者の平均給与も変わっていません。一方で、諸外国は健全に成長し、モノの値段は上がっているため日本人は相対的に貧しくなっていることは疑いようがありません。
これに対して、個人で稼げる力をつけるなりして税率の低い国に移住して暮らす、あとはニュースを見ながら日本の政治・社会に文句を言って暮らす、みたいな人が出てくるのは理解ができます。ただ、このような姿勢に自分は反対です。各時代を生きた人々が懸命に働いてきたその積み重ねが今の日本の立場を作っているわけで、我々がこの時代に日本に生まれてきたからには果たすべき役割があるのでは? というのが自分の考えです。停滞してしまった社会を今一度盛り上げられるかどうかの瀬戸際が今の時代であり、変わるなら今しかないと思っています。ここにコミットしていくという気概を示すものが当社の掲げたビジョンのざっくりとした解説になります。
特に、パラダイムシフトという言葉に込めた意味としては、現状の日本社会や企業経営というのはあるひとつの要因を改善して解決できるものではなく、複数の要素が複雑に絡まり足を引っ張りあっている状況なので、足し算の改善ではなく抜本的で非連続な変化をもたらす必要があるということで、この言葉を使っています。
今後の事業拡大についてはどんなイメージをお持ちでしょうか。
X Capital野原秀介氏インタビューカット2
野原
大きく2つあります。ひとつはプロダクトの自社開発です。クライアントの抱える課題は、例えば何らかの法改正を背景とするなど、企業・業界は違えど非常に似通った悩みを抱えている場合がしばしばあります。であれば、ソリューションとしてもコンサルティング以外の選択肢が存在するはずで、それを独自のプロダクトとしていきたいということです。幸い弊社にはシステムに強い人材も豊富ですので、その意味でもそういった領域に進出する素地はあると思っています。
もうひとつはキャピタルの領域です。こちらもやはりコンサルティングで得た知見・クライアントの抱える課題を軸に、そこへの付加価値提供を実現するような企業買収を自己勘定で行っていきたいと考えています。
会社の成長について展望はいかがでしょうか。
野原
おかげさまで、創業以来年3倍ペースで売上も組織も拡大してきています。
一般論でいうと、企業規模が大きくなるほど成長速度は低減する思いますが、現状弊社に関してはスケールメリットを享受できるタイミングに入ってきており、今後も成長ペースは維持ないしは加速していけると考えています。定量的には、数年以内に売上30億円を達成し、上場するというのを社内目標にしています。また、日本経済に影響を与えるという目標から照らして、出来るだけ早いタイミングでTOPIX(東証株価指数)を構成している大企業のうち半数以上とお仕事出来るようになっていたいです。
昔、リクルート創業者の江副浩正さんが「リクルートは日本株式会社の人事部を担う」ということを仰っていたことは有名ですが、X Capitalは日本株式会社の経営企画部のポジションを担っていきたいと考えています。

企業プロフィール

X Capital

コンサルティング事業と戦略投資事業を軸に急成長を遂げている、2018年創業のベンチャーファーム。「日本経済にパラダイムシフトを。」をビジョンとして掲げ、日本経済の中心的役割を担うクライアント企業に対する価値提供を通じ、日本社会へ非連続な変革をもたらすことを目指す。

当サイト内のX Capital 企業情報も、ぜひご覧ください。

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