ドリームインキュベータ

第1回:成熟した日本社会を変えるのはビジネスの力

ドリームインキュベータ
マネージャー 遠山 みず穂
PROFILE

2005年に大学院卒業後、政府系機関にて科学技術分野の政策や事業実施を経験。その後、2011年にドリームインキュベータに入社し、医療、エネルギー、通信、材料、消費財、自動車等大企業クライアントの新規事業戦略構築に従事する他、R&D戦略や、政策連携プランニングなどにも取り組む。

目次
  1. -政府系機関を離れDIに転身
  2. -社会的課題にはビジネスの観点で取り組むことが大事
  3. -女性がマイノリティであることが逆に強みになる
社会的課題にはビジネスの観点で取り組むことが大事
なるほど。そしてDIへご入社されるわけですが、その決定の際にもっとも大事にしたのはどんなポイントですか。
遠山
そもそも私の場合、自分の人生の中で何か社会の課題にアプローチしていきたいという思いが常にありました。最初の仕事を政府に求めたのも、そういう背景があります。その後、政府とは違う形の解決方法にアプローチしたいと思うようになり転職を考えたわけですが、DIでは面接の場で話を聞いていても、自分が「何か出来ないか」と思っていた部分とすごくシンクロするものを感じたんですね。最終段階でのある役員との面接の時ですが、私が何を考えてきたのか、何に問題意識を持っているのかということを話した後に、その役員から「この会社が行こうとしている方向と君が人生でやりたいと思っていることは、たぶんベクトルが一致している。お互いハッピーになれるよ」と言われてキュンとしてしまいまして(笑)。自分が抱えている数十年スパンでの人生の課題意識にマッチする会社を見つけた、という感覚は決定的だったと思います。
入社された後、その一致を実際に感じることは出来ていますか?
ドリームインキュベータ遠山みず穂氏インタビューカット2
遠山
もちろんいろんな仕事がありますので100%ではありませんが、自分にとって例えば30年先にゴールを置いてみた時、いろんな経験をする中でそこに少しずつ、一歩ずつ近づいているという気持ちがあるので、判断は正しかったのではないかと思っています。今持っているのは抽象的な思いなので具体的なお話にするのは難しいのですが、最後には何かしらの社会問題に取り組んでいる気はしています。起業してその問題を解決するサービスを提供しているのか、あるいはビジネスではなく非営利活動なのか、そこはまったく見えませんが、今はそれが出来る自分に近づいているかどうかが大事、というフェーズですね。
遠山さんにとって社会的課題というのが非常に大きなキーワードになっているとお見受けします。民間企業であるDIでの仕事は、遠山さんの課題意識とはどのように繋がっているのですか。
遠山
極めて個人的な考えですが、ビジネスの世界はマネジメントにしても何にしても手法として一番進んでいると思うんです。事例もたくさん研究されていますし、みんなが競い合っている。逆に言えば、ビジネスの世界でうまくいかないような方法では他の世界でも通用しないのかなというような思いがあります。
これは、前職で仕事をしながら感じていたことなのですが、例えば新興国では政府の舵取りがすごく重要になりますが、日本ほど成熟し発展した国ですと、民間にものすごい力が蓄積している。世界的大企業がいくつもあって、人材も予算も政府よりよっぽどあっていろんなことが出来る。そういう力をこれからどう世の中に活用していくか、企業がどう世の中と関わっていくのか、そういうことも考えていますので、やはりビジネスの観点から取り組むというのが重要なんじゃないでしょうか。

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企業プロフィール

ドリームインキュベータ

「未来のソニー・ホンダを100社育てよう」という理念のもと、日本のビジネスコンサルタントの第一人者である堀紘一氏を中心に設立された日本発グローバル戦略コンサルティングファーム。設立当初はベンチャー投資育成が活動の中心だったが、現在では産業そのものを創造する「産業プロデュース」に軸足を置く。2005年、東証一部に上場。東京のほかに上海、シンガポール、ベトナムに自前の拠点を有する。

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