GenerativeX
桑原 茂雄 執行役員
PROFILE
京都大学経済学部を卒業後、1989年に東京海上火災保険(現・東京海上日動火災保険)に入社。2015年からはビジネスプロセス改革部長として、業務改革を主導し、組織の効率化とデジタル化を推進。2017年には理事に就任し、グループ全体の戦略的な改革を担った。2018年からはイーデザイン損害保険の取締役社長に就任し、グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速。2025年よりGenerativeXに参画。
目次
- -35年間の変革人生から見えた「真の企業変革」への道筋
- -業界初の「1人3役」体制――分業の壁を破る革新的アプローチ
- -モノづくりを通じて実業により深く関わる新しいコンサルティング
業界初の「1人3役」体制――分業の壁を破る革新的アプローチ
ここから組織についてもお聞きしたいと思います。まずは先ほど入社動機の部分でも少し伺いましたが、桑原さんから見た荒木代表の人物像について教えてください。
桑原
実際に入社して4カ月ほど経ちますが、荒木さんは組織全体のことを本当によく見ているんです。「1on1は好きじゃない」とか言っていますけど、本当にいろんなところに目を配って、細かく気になったことは指示を出して、相談にも乗ってくれる。いくつ目と耳を持っているんだろうと思います。今この瞬間にも別のミーティングをやっているはずなのに、こちらの会話を聞いて的確な指示を出してくる。複数の会話を同時に理解しているんです。
すごいマイクロにマネジメントができつつ、同時にビジョンを示せる人だなと。年齢で言うと私の半分ぐらいですが、本当にリスペクトできる代表だと思っています。
すごいマイクロにマネジメントができつつ、同時にビジョンを示せる人だなと。年齢で言うと私の半分ぐらいですが、本当にリスペクトできる代表だと思っています。
マイクロマネジメントと捉えると、反発などは招きませんか?
桑原
指示は出すけれど押し付けていない、というところに魅力があります。特に生成AIという自由演技がもっとも輝くテーマを扱っているので、マイクロマネジメントされると絶対に活きるものも死んでしまう。そこは荒木さんご自身がしっかり認識していて、気になるコメントはするけれど、裁量は任せるという感じです。誰かが今ちょっとしんどそうだからヘルプをつけよう、といったサポートをしてくれたり、マイクロマネジメントというよりは「マイクロ気配り」の人だと思います。
本人は絶対に否定すると思うんですが、彼がすごいのは、今現状のメンバーの実力を見ているわけではないということです。「この人は今はこうだけど、将来こうなるんだろうな」「こうしていきたいんだろうな」というイメージを持ちながら、うまく人材育成をしている。
例えばAさんとBさん、それぞれに対して全然違う対応をしていて、これはもう芸術的です。今はできていないかもしれないけれど、「食い下がり方がいい」とか「食いつき方がいい」とか、そういうところをしっかり見ている。本人は「そんなことない」と絶対に言うけれど、面倒見がとてもいいのに「そういうことはしていないです」みたいな態度を取る。超IQの高いツンデレなんでしょうかね(笑)。
本人は絶対に否定すると思うんですが、彼がすごいのは、今現状のメンバーの実力を見ているわけではないということです。「この人は今はこうだけど、将来こうなるんだろうな」「こうしていきたいんだろうな」というイメージを持ちながら、うまく人材育成をしている。
例えばAさんとBさん、それぞれに対して全然違う対応をしていて、これはもう芸術的です。今はできていないかもしれないけれど、「食い下がり方がいい」とか「食いつき方がいい」とか、そういうところをしっかり見ている。本人は「そんなことない」と絶対に言うけれど、面倒見がとてもいいのに「そういうことはしていないです」みたいな態度を取る。超IQの高いツンデレなんでしょうかね(笑)。
続いて、会社全体の構成について教えてください。
桑原
現在、フロントと呼ばれているメンバーがコンサルタントで、私を含めて執行役員が7名、シニアコンサルタントが2名、そこにジュニアが3名と、お手伝いいただいている方が数名いるので、全体で15名ほどが活動しています。
また、開発エンジニアも3名いるのですが、彼らも基本的にクライアントフェイシングしているのでフロント寄りです。時短勤務の方も加えると、全体で20名ほどがコンサルタントとして働いています。
アシスタントメンバーや委託のエンジニア、派遣の方なども含めると、合わせて60名ぐらいの組織になっています。もうオフィスから溢れているような状況で、今のオフィスの席が満席になりました。皆さん出社が基本ですので(編集注:インタビュー後、オフィスを移転・拡張されています)。
また、開発エンジニアも3名いるのですが、彼らも基本的にクライアントフェイシングしているのでフロント寄りです。時短勤務の方も加えると、全体で20名ほどがコンサルタントとして働いています。
アシスタントメンバーや委託のエンジニア、派遣の方なども含めると、合わせて60名ぐらいの組織になっています。もうオフィスから溢れているような状況で、今のオフィスの席が満席になりました。皆さん出社が基本ですので(編集注:インタビュー後、オフィスを移転・拡張されています)。
御社の特徴的な「1人3役」について詳しく教えてください。
桑原
フロントと呼んでいるメンバーは、営業もやり、コンサルティングもやり、エンジニアとしてモノも作るという「1人3役」をこなします。私もこれまでコーディングなどやったことがなかったのですが、4月の入社以降、頑張って取り組んでいます。
この1人3役体制の最大のメリットは、分業していると自分のエゴになってしまうところを、クライアントのニーズを聞いて、それをしっかりモノで作ろうというプロセスを1人で消化できることです。よりクライアントさんに近い、クライアントさんのイメージに近いものができるんです。
分業していると、どうしても伝言ゲームになってしまって、クライアントさんが言っていることをうまく伝えられなくて、変なものになってしまうことがある。生成AIのパフォーマンスはもっと活用できるはずなのに、伝言ゲームになっているとそれがうまく活かせない。特に生成AIのプロジェクトでは、エンジニアとコンサルは一体化している方が絶対にいいものができます。それを実際にやっているのは当社だけだと思います。
この1人3役体制の最大のメリットは、分業していると自分のエゴになってしまうところを、クライアントのニーズを聞いて、それをしっかりモノで作ろうというプロセスを1人で消化できることです。よりクライアントさんに近い、クライアントさんのイメージに近いものができるんです。
分業していると、どうしても伝言ゲームになってしまって、クライアントさんが言っていることをうまく伝えられなくて、変なものになってしまうことがある。生成AIのパフォーマンスはもっと活用できるはずなのに、伝言ゲームになっているとそれがうまく活かせない。特に生成AIのプロジェクトでは、エンジニアとコンサルは一体化している方が絶対にいいものができます。それを実際にやっているのは当社だけだと思います。
この1人3役体制を支えているのが、生成AIによる開発支援ですね。
桑原
そうです。私も偉そうにコーディングやっていると言ってますが、生成AIがかなりのコーディングを手伝ってくれるんです。お客様のニーズを聞いて、生成AIを使ってコーディングしてアプリ開発をやっていく。開発の部分は生成AIを使って極力開発時間を短縮して、少しでも早くお客様に届けることをしてます。
これが分業していると、エンジニアはエンジニアの仕事を守らなければいけない、という気持ちが働いてしまう。だから一般的にはAIを使って開発時間を短縮しようという発想に、なかなかインセンティブが働かないんです。当社はその部分を思いっきり短縮して、なるべく早くお客様に届けるということができている。これが結構大きな特徴だと思います。
この1人3役の醍醐味を知ったら、もう他には移れないと思います。エンジニアメンバーも「もっとお客様のビジネスを理解するようになりたい」「エンジニア視点でコーディングするよりかは、もっと生成AIネイティブにならなきゃ」といった発言をしているので、エンジニアとしても全然違う体験なんだと思います。
これが分業していると、エンジニアはエンジニアの仕事を守らなければいけない、という気持ちが働いてしまう。だから一般的にはAIを使って開発時間を短縮しようという発想に、なかなかインセンティブが働かないんです。当社はその部分を思いっきり短縮して、なるべく早くお客様に届けるということができている。これが結構大きな特徴だと思います。
この1人3役の醍醐味を知ったら、もう他には移れないと思います。エンジニアメンバーも「もっとお客様のビジネスを理解するようになりたい」「エンジニア視点でコーディングするよりかは、もっと生成AIネイティブにならなきゃ」といった発言をしているので、エンジニアとしても全然違う体験なんだと思います。
開発スピードの進化についてお聞かせください。
桑原
当社の中でも、半年前に作ったアプリは「なんかダサい」「もうダメだよ」と言って、アップデートするスピードが本当に早いです。そこに我々は真正面から向き合っていて「今こんな技術があるから、こんなアプリができる」「昔こんなことやってたけど、もっとよくできるね」みたいなことをどんどんやっている。どんどんAIの進化に応じて会社が進化していくんです。
私が入社した4月5月頃は、1〜2カ月で1個のアプリを作っていました。それでも早いなと思っていたんですが、先日のミーティングでは「週に1個作りますから」「2カ月いただければ10個作りますよ」と提案しています。数カ月で劇的に変わっています。
これは、私が入社を決めた頃にはまだなかった、生成AIによるコーディングツールの進化が大きいです。例えばcursorというツールは昨年7月頃から使い始めました。GitHub Copilotから始まって、それもどんどん成長・進化してきて、今度は完全自動化のDevinみたいなものが出てきました。
クライアントとのミーティングに行く際、タクシーに乗る直前にDevinに「こういうアプリ作りたいんでよろしく」と指示を出しておくと、ミーティングが始まる頃にはプログラムができているんですよ。本当に時間の超有効活用です。
私が入社した4月5月頃は、1〜2カ月で1個のアプリを作っていました。それでも早いなと思っていたんですが、先日のミーティングでは「週に1個作りますから」「2カ月いただければ10個作りますよ」と提案しています。数カ月で劇的に変わっています。
これは、私が入社を決めた頃にはまだなかった、生成AIによるコーディングツールの進化が大きいです。例えばcursorというツールは昨年7月頃から使い始めました。GitHub Copilotから始まって、それもどんどん成長・進化してきて、今度は完全自動化のDevinみたいなものが出てきました。
クライアントとのミーティングに行く際、タクシーに乗る直前にDevinに「こういうアプリ作りたいんでよろしく」と指示を出しておくと、ミーティングが始まる頃にはプログラムができているんですよ。本当に時間の超有効活用です。
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企業プロフィール
GenerativeX
生成AIの力を最大限に引き出し、顧客のビジネスを革新的かつ競争力のあるものにすることをミッションに掲げ、技術とビジネスの両面からDXを支援しているテクノロジーコンサルティングファーム。2023年の創業以来、多くの大企業に向けて生成AIアプリ開発、技術支援などを提供している。
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