インテグラル
シニアアソシエイト 堀内 陽介
PROFILE
慶應義塾大学理工学部卒、同大学院開放環境科学専攻終了。2012年にアクセンチュアに入社、通信ハイテク業界のクライアントに対する経営コンサルティング業務に携わる。シンガポール駐在なども経験したのち、2017年にインテグラルに参画。現在はビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのバリューアップ業務等を手掛けている。
目次
- -想像していた以上に深く現場に入り込む
- -考えたのは「どうしたら現場から信頼されるか」
- -ひとつでも強みがあるとキャッチアップがスムーズに
考えたのは「どうしたら現場から信頼されるか」
素晴らしいチームですね。BTCの件に戻りますが、堀内さんは現在どういった業務を担当してらっしゃるのでしょうか。
堀内
まず案件化した背景からご説明致します。BTCはITコンサルとシステム開発をメイン事業としている会社でして、2002年の創業以来、ビジネスは非常に順調に成長しています。ところがBTCとして扱う仕事が大きくなるにつれて、お客様側から「そんな大事なシステムの開発を、未上場の会社に任せて大丈夫なのか」という声が出てくるようになりました。また、業容拡大に合わせて採用ペースも一層上げていかねばならないという状況もあり、社会的認知度を高めるためにも上場を目指そうとBTCの経営陣がご決断されました。
上場に向けては様々な社内の制度・組織を整備する必要がありますので、上場支援の経験があるPEファンドとの協業により効率的に強化していくことを考え、株式譲渡を目指した入札が行われました。インテグラルは投資先の上場実績も2018年で3件ありましたし、i-Engine機能として現場に入りこんで一緒に会社を良くしていくという姿勢も評価いただいて、株式を取得させていただくことになりました。
株式取得後、インテグラルからは初期的には3名、現在は2名で常駐し、財務経理・法務総務・人事・経営企画・内部統制といった領域を中心とした管理機能強化や、経営計画策定・重要方針決定等の支援、インテグラルのネットワークも活用した営業活動支援などをさせていただいております。私自身は経営企画領域を中心にしつつも、上記にあげた管理機能の強化や重要方針決定等に幅広く関わっております。
上場に向けては様々な社内の制度・組織を整備する必要がありますので、上場支援の経験があるPEファンドとの協業により効率的に強化していくことを考え、株式譲渡を目指した入札が行われました。インテグラルは投資先の上場実績も2018年で3件ありましたし、i-Engine機能として現場に入りこんで一緒に会社を良くしていくという姿勢も評価いただいて、株式を取得させていただくことになりました。
株式取得後、インテグラルからは初期的には3名、現在は2名で常駐し、財務経理・法務総務・人事・経営企画・内部統制といった領域を中心とした管理機能強化や、経営計画策定・重要方針決定等の支援、インテグラルのネットワークも活用した営業活動支援などをさせていただいております。私自身は経営企画領域を中心にしつつも、上記にあげた管理機能の強化や重要方針決定等に幅広く関わっております。
それらを実行するにあたって、当初は投資先の方々との関係性も十分に出来ていない中で協力を仰ぐという大変な時期があったのではないかと思います。どういったことに留意して取り組まれましたか。
堀内
おっしゃる通り、いきなり外部から来た人間が「こうして下さい」と言っても現場に浸透させていくことが難しいので、まずはどうしたら皆さんに信頼していただけるかということを考えました。意識していたことが3つあって、ひとつが会社を良くするために本当に最適なソリューションを誰よりも考え抜く、ということです。上場準備の作業において、例えば人事管理であればこのツールを入れましょう、といった定石のような施策があるのは確かなのですが、そこで思考を止めずに突き詰めて考えて、本当にBTCに必要なソリューションであると自分が納得した上で提案するように心がけています。新たな方針・ソリューションを現場に浸透させるためには社員の皆さんに納得してもらうことが必要不可欠ですので、まずは自分が自信を持って提案・説明できるよう考え抜くことを心掛けています。
二つ目は、この人が言うならやってみようと思っていただけるように、一番大変で汗をかく仕事を率先して自分で引き受けるということです。例えば私が関わった契約書のレビュー体制強化においては、最初は私が200を超える契約書を逐一チェックしながら、出来る限り担当者のデスクまで行って「今後はこうしていただけないでしょうか」と顔を合わせてしっかり説明しました。上記の業務は、時間はかかるものでしたが、普段接点が持てない社員の方と直接コミュニケーションをとるチャンスでもあり、前向きに捉えて携わっていました。このおかげで、本来の目的であった契約書レビューに関する全社的な意識向上に加え、インテグラルが何者であるかを理解いただき飲み会等にお声がけいただく機会も増え、会社の理解をより深めることにも繋がりました。
最後は、決めたことは必ずやり抜くということです。一度決めたことから逃げてしまうと「大変になったらすぐ逃げる人」というイメージが強く印象づけられてしまいます。ただでさえ素性のよく分からない人間として中に入り込んでいるので、誠実に行動することを常に心掛けてきました。
二つ目は、この人が言うならやってみようと思っていただけるように、一番大変で汗をかく仕事を率先して自分で引き受けるということです。例えば私が関わった契約書のレビュー体制強化においては、最初は私が200を超える契約書を逐一チェックしながら、出来る限り担当者のデスクまで行って「今後はこうしていただけないでしょうか」と顔を合わせてしっかり説明しました。上記の業務は、時間はかかるものでしたが、普段接点が持てない社員の方と直接コミュニケーションをとるチャンスでもあり、前向きに捉えて携わっていました。このおかげで、本来の目的であった契約書レビューに関する全社的な意識向上に加え、インテグラルが何者であるかを理解いただき飲み会等にお声がけいただく機会も増え、会社の理解をより深めることにも繋がりました。
最後は、決めたことは必ずやり抜くということです。一度決めたことから逃げてしまうと「大変になったらすぐ逃げる人」というイメージが強く印象づけられてしまいます。ただでさえ素性のよく分からない人間として中に入り込んでいるので、誠実に行動することを常に心掛けてきました。
その結果、どんな変化が生まれましたか。
堀内
今では、私から必要情報をお伺いするだけでなく、社員の皆さんの方から、プロジェクトに関係ない部分でも「コンサル時代の経験を生かして、ここの業務効率化を一緒に考えてくれませんか?」といったように、個別のご相談をいただくケースも増えてきました。現場の皆さんから少しずつ信頼を得ることが出来ているのかなとうれしく思いますし、やりがいも強く感じています。
常駐型の支援という大枠はコンサル時代と変わらないものの、ファンドでの仕事はずいぶん違うことがよく分かりますね。
堀内
これまでにお話ししたように、経営方針の意思決定から現場への浸透までをご支援させていただいている点や、管理機能強化・経営計画策定から時には営業支援や業務効率化まで幅広く関わらせていただいている点において、関係性の深さと広がりという意味で、同じ常駐でも働き方が大きく異なると思います。現在BTCは社員数が250名ほどになりますが、おそらく半分以上の方とは顔を合わせてコミュニケーションをとったことがあり、このような点もマネジメントとのやり取りだけが多かったコンサル時代とはかなり異なる点ですね。
ご自身のスキルセットとして、変わったとか成長したと感じる部分はありますか。
堀内
まずファイナンスやリーガルの領域は入社前にほぼ経験がなかったため、入社後に成長してきている実感があります。また、ソフト面でも、人に動いてもらうために自分がどう振舞えばいいか、という点をより意識するようになりました。第三者として関わるのではなく、現場で汗をかきながら変革をリードするというインテグラルだからこそ成長出来た部分だと思います。
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企業プロフィール
インテグラル
投資先経営陣とハートのある信頼関係を構築することを最重視し、長期的視野に立った投資を行うことで日本企業の改革と発展を促進する独立系PEファンド。投資後は『経営と同じ目線・時間軸』をもって投資先企業とともに歩み、企業価値向上に向けて経営・財務の両面でのサポートを行う。これまでにスカイマーク、アデランス、イトキン、QBハウスなどへの投資実績がある。
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