Laboro.AI

第2回:机上の研究ではなくビジネスに直結したAIを

Laboro.AI
中野 達之 シニアソリューションデザイナ
(リモート参加)吉岡 琢 リード機械学習エンジニア
PROFILE

(中野)北海道大学大学院農学院修士課程修了。農林中央金庫にて金融リスク分析業務に携わった後、アクセンチュアおよびKPMGコンサルティングにて大手金融機関向けのデータ管理システムや、自然言語処理を用いたデータ分析ソリューションの開発支援に従事。2020年にLaboro.AIに参画。
(吉岡)奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。在学中より確率モデルによる情報処理の研究に従事。修了後、機械学習による脳活動、行動計測、人流データの分析、深層学習によるロボット制御を経験。2019年にLaboro.AIに参画。

目次
  1. -「お客様のニーズありき」で機械学習モデルをカスタマイズ
  2. -一気通貫でプロジェクトを担当することが大きな達成感に
  3. -ガッツと知的好奇心をもって自走できることが重要
一気通貫でプロジェクトを担当することが大きな達成感に
ソリューションデザイナとしての立場から、エンジニアの方と協業しているからこそ出来ることはありますか。
中野
例として、生鮮食品を扱っている小売店での売上予測プロジェクトについてお話しします。このお店では、明日何がどれくらい売れそうだからこれだけ仕入れようという意思決定を、従来通り店長が勘と経験と度胸で行っていたため、それを合理化したいというのがプロジェクトのテーマでした。まず先方からいただいたデータをもとに試行錯誤するのですが、この段階で良い結果が出ることはほぼありません。いただいたデータを分析し尽くしてそれ以上進まなくなったら、ソリューションデザイナがお客様のもとに赴き、販売の現場を分かっている方とディスカッションを行います。すると、今までは勘でやっていたつもりだったけれど実はこんなポイントに気を遣っていたのかも、といった話を聞くことが出来たりするので、今度はそのポイントに絞ったデータを持ち帰り再びエンジニアと分析していきます。このように、既存のデータの分析と現場からの示唆を組み合わせてそれをまたデータに反映して…といったサイクルを何度も何度も回していくことがこの仕事では非常に重要になります。当社のエンジニアは新しく出てきたデータに対して素早く結果を出してくれるだけでなく、現場のことを想定した上で広い視点から様々な助言をしてくれるため、日々助けられています。
逆に吉岡さんはエンジニアとして、ソリューションデザイナの方と一緒に働くという面白さについてどうお感じですか。
Laboro.AI中野氏吉岡氏インタビューカット3
吉岡
Laboro.AIのソリューションデザイナは、機械学習に対して一定の知識と理解を持っています。プログラミングの細部までは知らないところがあって当然なのですが、こういう手法を使い、こういうデータが揃っていけばプロジェクトがうまく回るだろう、これならニーズに応えられるだろうという洞察力を持っている者がフロントに立ってくれているので、よくエンジニア界隈で耳にする「営業から無茶な仕事を振られて困る」というような事はまったくなく、エンジニアとしては非常に働きやすいと思います。
これまでの仕事で得られたやりがいや、達成感について教えてください。
Laboro.AI中野氏吉岡氏インタビューカット2
中野
営業活動から運用を含むプロジェクトの終了まで一気通貫で担当し、機械学習がコアな役割を果たしながらお客様の業務改善に貢献できた、そう実感出来ることが非常に大きい達成感につながっています。当社では一方的に案件にアサインされることは少なく、各自がそのプロジェクトに関わりたいかどうかの意思が重視されます。携わりたいと思ったプロジェクトを最後までやり遂げる、そこに魅力を感じ、非常に貴重な体験をさせてもらっていると思います。

吉岡
当社では、先が見通しにくい機械学習のプロジェクトを進めるにあたって、お客様に対してこういうアプローチでプレゼンテーションしよう、といった意見出しにもエンジニアが参加しています。そのため、ソリューションデザイナたちのプロジェクトの進め方や、お客様とのやり取りが垣間見えて非常に興味深いです。純粋にエンジニアという観点では、これまで機械学習の領域では扱われていなかった問題に対して、自分でプログラムを作り上げ、コーディングし、それがうまくいったという時は大きな達成感を感じます。

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企業プロフィール

Laboro.AI

「カスタムAI」と銘打ち、クライアントの課題に沿った、オーダーメードの機械学習アルゴリズムを開発・提供するAIスタートアップ企業。2016年の設立以来、大手自動車メーカーやインフラ企業、人材サービスから保険会社にいたるまで、様々な大企業のイノベーションの共創パートナーとして、ビジネスとAI技術をつなげるスペシャリスト集団。社内メンバーの約半分がエンジニアであり、アカデミア(学術研究)から発信される最先端の機械学習技術をベースにしたカスタムAI開発を強みにしている。

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