アスパラントグループ

第2回:案件一つ一つに感謝の気持ちをもって投資する

アスパラントグループ
申 祐一 マネージングパートナー
PROFILE

1995年に新卒で山一證券に入社して以降、複数の証券会社において、IPO・CB・WBの引受・シンジケート、証券化商品のストラクチャリング等のコーポレートファイナンス業務に従事。2003年に産業再生機構に入社し、スカイネットアジア航空㈱の事業再生スキームの策定から、その後の業務改善にも尽力。2006年に日興アントファクトリー(現アント・キャピタル・パートナーズ)に入社し、オーナー事業承継、TOBを含む複数案件の投資実行、ハンズオン、エグジット交渉を担当。2013年よりアスパラントグループに参画し、現在は投資チームを管掌している。

目次
  1. -計画通りいかない苦労を乗り越えることで投資の仕事に魅了される
  2. -難しく見える案件にも深い洞察で新しいチャンスが
  3. -謙虚に周りの協力を得ることで、組織として結果を出す
計画通りいかない苦労を乗り越えることで投資の仕事に魅了される
独立系PEファンド「アスパラントグループ」インタビューの第2弾は、投資チームを率いるマネージングパートナーの申様にご登場いただきます。業務全般のベースとなる案件に対する姿勢や具体的なプロジェクトの実例など、アスパラントにおける投資業務の全体像が掴めるお話を幅広くお伺いしました。
最初に申さんのご経歴をお聞かせいただけますでしょうか。
1995年に新卒で山一證券に入りまして、入社3年目にして自分の会社が破綻するという体験をしました。別の証券会社でコーポレートファイナンス業務に携わった後、2003年に産業再生機構に入社したのが、投資の仕事をするようになった契機です。産業再生機構には約3年在籍して、スカイネットアジア航空の事業再生案件などに関与させていただきました。当初は自分の理想を掲げて熱い想いで仕事をしていましたが、会社のメンバーを巻きこむことが中々できず、また事業的にも計画通りいかないことばかりで、苦労しっぱなしでした。その後少しずつ賛同する仲間を増やしていきながら、事業も回復していき、どうにか再生の道筋をつけて、私も一定の役割を終えることができました。投資を終えた後に、一部の社員から感謝の言葉をもらったことがとってもうれしく、単に数字だけではない大変やりがいのある、投資の仕事に魅了されました。産業再生機構は時限立法の組織であったため、私の役目も終えたところで別のファンドに移り、2013年からアスパラントに参画しています。偶々ですが30歳の時に投資の仕事を始め、40歳でアスパラントに入社しており、節目節目に自分のターニングポイントが来ていると感じています。
アスパラントへの入社の理由は、もちろん産業再生機構時代に代表の中村と一緒に仕事をしていたということがベースにはなりますが、それに加えて真新しいファンドで日本経済の活性化に繋がるような役割を担うことが出来れば、という思いもありました。入社して7年経過しましたが、アスパラントではチャレンジングなことが多く、充実した日々を送っています。
現在の担当業務の領域と、申さんがリードする投資チームの陣容についてお聞かせください。
主に投資のソーシングから実行までを、私を含め7名の投資チームで担当しています。投資実行後はいったん事業支援チームに引継ぎ、最後のエグジットの段階において事業支援チームと一緒に共同作業で対応していきます。事業支援チームとこのような役割分担はあるものの、実際はソーシングから投資検討フェーズにおいて、事業支援チームの協力を仰いでいます。これは我々の強みの一つです。それぞれのチームの知見やノウハウを共有することで、より精度の高い投資検討が出来ています。
両チームの作業が、完全に分かれているわけではないということですね。
アスパラントグループ申様インタビューカット1
もちろん持ち場としてそれぞれの領域がありますが、だからと言ってまったく交流しないということではありません。ある程度検討を進めていく案件に関しては、投資チームからプレゼンテーションをして、オーディエンスである事業支援チーム全員から様々な意見をもらうなど、常にコミュニケーションをとっています。事業支援チームからは、現場での豊富な経験に裏付けされた有益なインプットをいただいており、投資チームでそれらインプットを生かして投資検討を進めています。

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企業プロフィール

アスパラントグループ

2012年に設立された国内独立系PEファンド。自らを「働く株主」と捉え、投資先企業の経営層とパートナーシップを築いたうえで、収益性改善と継続的成長をハンズオンで支援する。1号ファンドは83億円で、6社に投資済み。2号ファンドと2号bファンドはあわせて348億円、既に13社に投資済み。2019年にクローズした3号ファンドの規模は約500億円となっている。

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