フロンティア・マネジメント　インタビュー特集第5回：新しい試みに対して前向きかつ寛容なチャレンジの場

フロンティア・マネジメント

髙村諒　ディレクター

PROFILE

2011年に新卒で住友商事入社。財務部門でファイナンス業務全般に携わった後、営業部門への異動にて再生可能エネルギー事業の新規開発を担当。仙台でのバイオマス発電所開発プロジェクトを手掛けた後、2021年にフロンティア・マネジメントにジョイン。現在はベンチャーキャピタルに出向し、投資先のスタートアップの経営改善を支援している。

-財務から営業へ、さらにチャレンジを重ねるため転職を決意
-スコープレスの考え方はコンサルより経営者に近い
-やり切りたいと思える仕事がなければ、自分で作ってもいい

やり切りたいと思える仕事がなければ、自分で作ってもいい

実行支援を謳うファームは他にも多くありますが、FMIとの明確な違いはどこにあるのでしょうか。

髙村

おっしゃる通り、提案だけではなく実行を重要視するというのは業界全体のトレンドだと理解していますが、クライアントに入り込む深さには段階があり違いがあると思っています。仮にクライアントのオフィスに自席をいただいて物理的に近くで支援する、これが一つの常駐支援のやり方だとすれば、FMI経営執行支援部門では、さらに取締役や執行役員や経営企画室長といったクライアント側の役職を実際にいただき、クライアント側の名刺を持って外部にも交渉する。場合によっては、クライアント側の社員の方を部下として配属してもらって、リードしながら一緒に改革を推進する。こういった入り込み方の深さの違いというのは、「ハンズオン支援」という言葉で一口にまとめてしまうと外からは見えにくくなってしまうのですが、我々としてはもう1歩踏み込んで、もっと深いレベル（ボディオン）でクライアントとともに汗をかいているという自負があります。

そんなFMI経営執行支援部門にはどういう人材が向いているとお考えですか。

髙村

大企業のように長い歴史があって、やり方がきっちり固まっているという会社ではないと思うので、そこをどう捉えるかによって向き不向きが見えるかもしれません。色々と凝り固まっていないからこそ、クライアントにとって必要であればソリューションや顧客層に変な制約をかけずに取り組んでいくということだと理解しています。自分で考えて自ら動きたい方や、型にはまるのではなくて自ら型を作りあげたいというモチベーションをお持ちの方には、非常に面白いフィールドではないでしょうか。逆に受け身の姿勢でタスクを待ってしまう方には、もちろん周囲のサポート体制はありますが、フィットしない部分も出てくるかもしれません。クライアントの中に深く入り込むからこそ、コンサルスキルに加えて、人と対峙するためのヒューマンスキルが必要になる場面も多々あります。裁量をもって自律的に動いていくことが面白いと思える方にとっては魅力的な成長の場だと思いますし、活躍の場がたくさんあると思います。

ポストコンサルのキャリアのためにファームを卒業するコンサルタントは多いですが、FMIの場合は退職せずとも社内に多くの可能性がありそうです。

髙村

そうですね、本当に多様なプロジェクトが社内にありますので、少なくとも自分がやり切りたいと思えるような仕事を見つけられる確度は高いのではないかと思います。もしなければ、自分で作ってしまってもいい。そういう意味では、先々のキャリアに繋がる種を社内でどんどん見つけていく姿勢が大切だと思いますし、前向きに取り組んで「これは自分がやった」と思えるプロジェクトをやり切ることが次に繋がると思います。私自身も自分自身で面白いことを作り、そこに全力で向き合っていきたいと考えています。

本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

※インタビュー内容、所属、タイトル等はすべて取材当時のものであり、現在と異なっている場合がございます。

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