GIP株式会社

第1回:あらゆる規模の会社にプロフェッショナルサービスを届けたい

GIP株式会社
山本 明紀 代表取締役
PROFILE

東京大学経済学部を卒業後、大手監査法人に入社。監査業務を2年弱経験した後、2007年にM&AアドバイザリーのGCA(現フーリハン・ローキー)へ転職。LBOやクロスボーダー、事業カーブアウト、委任状争奪といった多様なM&Aサービスを15年間以上にわたり提供してきた。その後、JPモルガン証券投資銀行本部のエグゼクティブディレクターを経て、2023年にGIP株式会社を設立。公認会計士。

目次
  1. -既存のM&Aアドバイザリーは大企業、大型案件だけを向いている
  2. -DDからPMIまで一気通貫でサービスを提供
  3. -今後は「平時のコンサルティング」機能も強化
既存のM&Aアドバイザリーは大企業、大型案件だけを向いている
長年にわたりM&Aに関するサービスを提供する中で、その対象が超大手企業に偏重しているという業界のあり方に疑問を感じたベテランプロフェッショナル数名が自ら立ち上げた独立系M&Aアドバイザリーファーム、それが今回ご紹介する「GIP」です。共同ファウンダーで代表取締役の山本様にご登場いただき、創業に込めた思いや具体的なプロジェクト事例などについてお伺いしました。
山本さんご自身の経歴と、GIP創業の背景などについてお伺いしてもよろしいでしょうか。
山本
私のキャリアは監査法人から始まっています。金融機関の統合に関する監査などを2年ほど経験した後、M&AアドバイザリーのGCA(現フーリハン・ローキー)に転職しました。GCAでは約15年間、テクノロジーセクターとインダストリーセクターのカバレッジとして当該業界のクライアントを担当していした。GCAが外資系投資銀行に買収されたタイミングでJPモルガン証券に移りまして、TMT担当としてM&Aアドバイザリーや資金調達のご支援などを行いました。2社にわたって長らくM&Aに携わってきて感じていたのは、基本的にそれらがすべて大企業ないし超大企業を向いたサービスとなっていて、それ以外のお客様にはご提供出来るサービスが非常に少ないということでした。端的に言えば、どうしても儲けの大きな案件を志向する、せざるを得ない組織構造になっているということです。本来プロフェッショナルというのは様々な困り事を抱えたお客様に対して、その規模に関わらず広くサポートを提供するべきだと思いますが、既存の組織ではそれを実現するのは難しい。であれば自分でそういった組織を作ってみようと考えて独立し、GIPを立ち上げたのが2023年になります。
今の世の中では、中堅企業にもプロフェッショナルサービスに対するニーズはありそうです。
GIP山本氏インタビューカット1
山本
その通りで、これまで投資銀行や大型のM&Aアドバイザリーファームが対象にしてこなかった規模の企業にもビジネスのオポチュニティはたくさん残っていると思っています。実際、私はある中堅企業の役員もやっているのですが、経営改善には専門性を持った人材が欠かせないのにそのリソースが足りないことを非常に強く感じています。また、このくらいの規模の会社ではM&A仲介会社との関わりが強いのが一般的ですが、事業承継であればともかく、例えば海外企業の買収やカーブアウト案件の買い手になるといった話になると仲介会社とは全く違ったケイパビリティをもったアドバイザーが必要になると思っています。そこのプレイヤーがぽっかり空いているということも、GIPを設立した背景になっています。もちろん仲介会社には他にない機能があってそれも大事であることは間違いないので、それらと対立するのではなくそれぞれが適した部分を分担していければということを考えています。
GIPの創業には山本さん含めて3名のファウンダーがおられますが、どのようなご関係なのでしょうか。
山本
私と同様に長く投資銀行業務を手掛けてきた者と、FASから投資ファンドを経験してジョインした者がいます。それぞれ違う環境ではあったものの、やはり会社の規模もしくは対象となる案件の規模が中型になると、とたんに提供されるサービスが少なくなるという印象は持っていました。その領域で新たな会社を立ち上げるとなった時に、セルサイドだけでなく投資側であるバイサイドの考え方も分かる人間がいてくれたというのは、バランスが取れていて幸運だったと思っています。

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企業プロフィール

GIP株式会社

豊富なM&Aアドバイザリー経験をもつメンバーを中心に2023年に設立された、独立系プロフェッショナルファーム。社名は「Global Intelligence Platform」に由来している。M&Aアドバイザリーは元より、その手前の戦略立案から統合後のPMIまで一気通貫でサービスを提供出来る体制が強み。また、AIを使った財務デューデリジェンス支援システムといった、独自ソフトウェアプロダクトの開発なども行っている。

当サイト内のGIP株式会社 企業情報も、ぜひご覧ください。

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