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第1回:中小企業のM&Aニーズに実用的なFAS機能で応える

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渡邉 達也 代表取締役社長
PROFILE

慶應義塾大学経済学部を卒業後、有限責任監査法人トーマツに入所。監査業務やIPO支援等に従事した後、PwCアドバイザリーに転職し、BRS部門にて事業再生案件を数多く手掛ける。その後、デロイトトーマツコンサルティングでパブリックセクターの経営コンサルティングを経験し、2018年に日本プライベートエクイティに入社。スモールキャップチームの責任者として、ファンドレイズからエグジットまでバイアウト業務を一気通貫で手掛ける。2022年に当社設立。公認会計士、税理士。

目次
  1. -中小企業同士のロールアップ戦略に可能性を見て起業
  2. -Big4系FAS同等の高品質なデューデリジェンスを提供
  3. -メンバー個人も会社自体も、出来ることを拡張していく必要がある
中小企業同士のロールアップ戦略に可能性を見て起業
全国的にオーナー経営者の高齢化が進む中、中堅中小企業をめぐるM&Aマーケットは拡大しています。一方で既存のFASは主に大企業を対象としており、高額なフィーもあいまって、中小企業が対象となるスモールキャップM&Aはプロフェッショナルサービスの空白地帯となっていました。そのニーズをすくい上げ、高品質なサービスをリーズナブルに提供することを目指しているのが今回ご紹介する「ROLEUP」です。創業者の渡邉社長にお話を伺いました。
これまでのキャリアについて教えてください。
渡邊
大学を卒業して、最初に入ったのは監査法人トーマツです。会計士試験は合格していましたが、会計が特に好きだったということではなく経営目線での武器を持って社会に出たいというのが資格取得の動機でした。修了考査が終わったタイミングでグループ内異動を希望したのですが叶わず、PwCアドバイザリーのBRS(事業再生)部門に転職しました。財務デューデリジェンスや不良債権処理にかかるFA業務などを手掛けていたところ、デロイトトーマツグループの元上司に声をかけられて、パブリックセクターのコンサルティング部門に移りました。ここでは中期経営計画策定、ビジネスDDやPMI業務に携わり、新しく立ち上げられた部署だったこともあってのびのび仕事をさせていただいていました。30歳を迎えたころ、これまで会計監査、FAS、経営コンサルを一通り経験したということで、次のキャリアとしてPEファンドを考えるようになりました。転職活動の中で中小企業向けの事業承継案件に強い日本プライベートエクイティと出合い、縁あって入社することになりました。
それまでのお仕事ではクライアントは大企業中心だったと思いますが、日本PEでは中小企業を相手にするということで、ギャップは大きかったのではないですか。
ROLEUP渡邉氏インタビューカット1
渡邊
おっしゃる通り、まるで違った世界が広がっていて当初はすごく驚きました。コンサル時代に作っていたようなペーパーを提出しても「こんなの誰も読まない、3行でいいんだよ」と上司に跳ね返されたりして、なんだこの会社はと(笑)。ただ、中堅中小という独特のマーケットの中で企業オーナーの方々と接していくうちにどんどんその世界に馴染んでいきまして、入社1年ほどで案件のソーシング成績がトップになりました。ただ、ちょうどコロナ禍の真っただ中でしたので、特に小売業やサービス業の投資先企業は業績が厳しく、PwCで手掛けていたような再生案件よりもはるかに切迫した状況を目の当たりにして、中小企業の経営の難しさを改めて知ることにもなりました。
ROLEUPの創業にいたった経緯、背景を教えてください。
渡邊
前職での投資先企業で、私が取締役として入りCFO的な動きをしながらロールアップ(投資先において連続的に新たな買収を行うこと)を行ったケースがありました。具体的にはギフト専門店の運営会社がECサイトを買収したのですが、この経験を通じて独自の強みを持つ中小企業同士が集まって生産性を高めるというロールアップ戦略と、そこからのシナジー創出に大きな魅力を感じました。高齢化が進む今後の日本の人口動態を考えても、中小企業が生き残るにはこれがスタンダードな成長戦略になるだろう、という読みもあり、もっと専門的にやってみたいと思うようになりました。ただ、前職のようなファンドという立場では、投資期間やIRR(内部収益率)のしばりもあって限界を感じたのも正直なところで、それであれば自分でより直接的に中小企業の経営課題を解決できるサービスを立ち上げたい、と考え独立を決意しました。そうした背景があるので、我々の事業の軸は今のところデューデリジェンスやM&Aアドバイザリーといったプロフェッショナルサービスの提供になっていますが、将来的には投資機能をもったプライベートエクイティ事業も展開し、残さなければいけない中小企業がきちんと事業を継続出来るよう、自ら投資を行うことを目指しています。

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企業プロフィール

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日本プライベートエクイティ出身の渡邉社長が設立した、中堅中小特化型のM&Aサービス企業。事業承継問題を背景に増加するスモールキャップM&Aマーケットにおいて、大手Big4系FASに劣らない高品質なプロフェッショナルサービスをリーズナブルに提供することで、国内中小企業を再び強くすることを理念としている。

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