スカイライト コンサルティング

第1回:すべては本当の成功を創造するために

スカイライト コンサルティング
代表取締役 羽物 俊樹
PROFILE

慶應義塾大学理工学研究科修了。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)を経て、2000年にスカイライト コンサルティング株式会社を設立。 設立以降、プロフェッショナルサービスを提供するスカイライト コンサルティングの経営リーダーを務めている。顧客から高い評価を得ているコンサルティングサービスを成長させることにとどまらず、ベンチャー投資や新規事業の立上・推進をリードしている。近年では、クロスボーダーでのコラボレーションやイノベーションにも取り組んでいる。

目次
  1. -同じ思いを抱く仲間とともに大手ファームから独立
  2. -契約ありきではなく、本当のニーズに柔軟に対応する
  3. -顧客の成功に寄与できれば、サービスの形にはとらわれない
顧客の成功に寄与できれば、サービスの形にはとらわれない
御社はベンチャー投資やスポーツビジネス、グローバル・オープンイノベーションなど、ビジネスを拡大しています。これはどういった動機からスタートしたのでしょうか。
羽物
「コンサルティング」というサービスには限界があると思っているのが根底にあります。どういうことかというと、我々はクライアント企業に対して、効率性を上げることや新しい事業をスタートするという経営課題に対し、コンサルタントが参画して協働型で取り組むサービスを「コンサルティングサービス」として提供しています。しかし逆にクライアント企業が変革を行うことや新しい事業を開始するのに、必ずしも「コンサルティングサービス」にお金を払う必要はありません。他にも選択肢がありますし、その方が妥当なこともあります。
例えばどのようなことでしょうか?
羽物
1つはベンチャーの支援です。ベンチャー企業はコンサルタントに現金のフィーを払うのは難しいことが多い。でも、有望なベンチャー企業があって、我々がサポートすることで成長の可能性が増すのであれば、リスクをとって出資して、キャピタルゲインを目指す形もあって良いと思っています。弊社のベンチャー投資は単に金銭的に儲かる投資をするということではなく、弊社が出資して多かれ少なかれ連携することでお互いにメリットがある投資を目指しています。
もう一つは、これから伸びる可能性のあるセクターへのリーチです。例えばアフリカや南米など世界の新興市場は今後伸びる可能性が高い地域です。ですが、リスクも大きく感じられます。日本企業のリスク性向を考えると、さまざまな企業がどんどん出ていくことは難しい。であれば、我々が先行して市場に何らかの進出をして、いわば水先案内人のように現地企業・現地市場と日本企業を結び付けてイノベーションを推進する。そういうグローバル・オープンイノベーションを進めることが重要ではないかと思っています。
スポーツビジネスに取り組んでいるのも似たような考え方です。スポーツビジネスは今後伸びていく可能性が高い。でも、一般の企業が自身の事業とスポーツとをどう関連させて取り組んでいくのか。なかなか難しいものがあります。そこでスカイライトが出資やスポンサー活動を通じて経験を積み、一般の企業がスポーツを通じて得られる価値を提供できるのではないか。そういうことを考えています。
夢のある大きな話ですね。今後もこのように拡げていく動きは続けていくのでしょうか。
スカイライトコンサルティング羽物氏インタビューカット3
羽物
そうですね。3つの方向性で頑張ろうと社内には言っています。1つは現在の事業の中心である日本でのコンサルティング事業をしっかり伸ばそうということです。日本のビジネスシーンにおけるスカイライトの存在感は、まだそれほど大きくありません。何か困ったらスカイライトに相談しようという人をもっと増やしていきます。それと同時に、良い人を採用してしっかり育て、モチベーション高く仕事をしてもらいたいと思います。
2つ目は、コンサルティングの幅を広げていきます。我々には「顧客の成功を創造する」という経営理念があります。先ほどの話と関係しますが、これを実現するのに「コンサルタントの単価×時間」を請求するというトラディショナルなコンサルティングビジネスに縛られる必要はありません。コンサルティングというものをもっと広く捉え直し、顧客の成功に寄与するサービスであれば形にとらわれず提供していきたいです。
最後はグローバル展開です。日系企業がどんどん国外で戦うようになってきている以上、コンサルタントにもマルチランゲージ、マルチカルチャーが求められるのは当然です。また、国内だけ、1社だけでイノベーションを起こすのは難しくなってきている。それを複数の企業を結び、しかもグローバルでイノベーションを起こす取り組みが必要になっていると感じています。そういったグローバル・オープンイノベーションの取り組みはグローバル展開の一つの柱になると考えています。
まだまだ御社自身も成長していくイメージですね。ところで、御社は人材育成に特に力を入れている会社という印象が強いのですが、それは設立当初からですか?
羽物
そうですね。実は設立時、営業に力を入れるよりも、収支管理制度を作るよりも先にまず取り組んだのが評価制度なんです。今でも、人材の採用、育成、評価には時間とコストをかなりかけていると思います。その背景として、スカイライトでは急に外部の人材を補填してもうまくフィットしないということがあります。現場に入り込み周りを巻き込んで成果を出す弊社のスタイルと、アウトプットを作ればいいというスタイルでは評価軸がまったく異なります。そうすると、我々はそういうことができる人材を中で育成していかなければいけない。だからポテンシャルがある人を採用して育成コストをかけて経験値を上げてもらうしかないのだと思っています。
現在150名ほどのコンサルの方がいらっしゃいますが、どんな方が特に活躍されていますか。
羽物
まず、きちんと頭で考えられる人でないと活躍できないと思います。採用基準にもなるのですが、これはいわゆる勉強ができるのとはちょっと違うんですね。両者に相関性はあるとは思うものの、有名大を出ているから自分の頭で考えられているかと言えばそうではないです。物事をいろんな視点からとらえて分析する力、それに対してどうしたら解決するかを発想する力、それらは一定以上ないといけません。
その上で、お客様とチームを組んでの作業になりますので、コミュニケーション力が高い方が活躍できますね。あとは最後まで諦めずにやり抜くマインドかなと思います。これはコンサルタントに限った話ではなく、ビジネスで何かをやり遂げようとした時に絶対必要なファクターだと思いますし、そういうポテンシャルをお持ちかどうかというのが我々の重視している部分です。

我々は、分析してレポーティングして…というコンサルティングから一歩踏み込んで、お客様の根っこの部分まで入りこんで本当の成功の創造を支援するスタイルをとります。それをやり遂げた時に生まれる達成感は非常に大きなものだと思います。いろんな人を巻き込んで動かす力も確実に上がるので、将来ビジネスリーダーとしてやっていきたいという人にとっては、スカイライト流の仕事はプラスになるのではないかなと思います。ぜひ、そういう志のある人に応募していただきたいですね。
本日はお忙しい中、ありがとうございました。

※インタビュー内容、所属、タイトル等はすべて取材当時のものであり、現在と異なっている場合がございます。

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企業プロフィール

スカイライト コンサルティング

代表取締役の羽物氏をはじめ、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)を出自とするコンサルタント数名によって2000年に立ち上げられた日系コンサルティングファーム。業務改革推進、ITシステム導入支援などのコンサルティングサービスを中心としつつ、ベンチャー企業への投資事業、スポーツビジネス、グローバル・オープンイノベーションなど幅広い事業活動を行っている。

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