日本グロース・キャピタル

第1回:資本を活用し事業承継とその後の企業成長をサポート

日本グロース・キャピタル
佐藤 翔 パートナー
PROFILE

新潟大学大学院を修了後、2009年にアクセンチュアに入社。ITコンサルタントとして経験を積んだ後に戦略コンサルティング部門に移り、中期経営計画の策定、新規事業のフィージビリティスタディ、人材配置戦略の立案や経営管理体制の高度化等、数多くのプロジェクトを手がける。2014年に投資ファンドのACAに転職。2019年、日本グロース・キャピタルの立ち上げに参画。現在は総額140億円の4号ファンドの投資委員として、ファンド全体の意思決定・マネジメントをするとともに、多くの投資案件をリードしている。

目次
  1. -10年以上一貫して中小企業投資を続けるユニークなファンド
  2. -事業承継案件には様々な人間ドラマが
  3. -投資先企業のエグジット後のさらなる成長に大きな喜び
10年以上一貫して中小企業投資を続けるユニークなファンド
国内中小企業との資本提携・M&Aに特化しているユニークな投資会社が「日本グロース・キャピタル(GCJ)」です。前身であるACA株式会社のスモールキャップチーム時代から数多くの中小企業投資を手掛け、4号ファンドの投資委員としてファンド全体のマネジメント、多岐にわたる投資先の取締役として中小企業の経営改善の現場に携わっているパートナーの佐藤様にご登場いただき、同社の特徴的な投資戦略や仕事のやりがいなど幅広くお話しいただきました。
佐藤さんのご経歴をお聞かせください。
佐藤
もともと理系の志向性が強くて、将来はメーカーや電力会社などで技術者や研究者として働きたいという漠然とした思いがあり、大学では工学部に入りました。そのまま大学院を修了していざ就職活動となった時に、ふと思うところが出てきました。私が高校のころの話なのですが、父が勤務先のリストラを主導し、それを家族の立場から経験したということがありました。その経験を思い出し、安定した会社というよりはむしろ自分の名前やスキルで食べていけるような仕事に就きたいと考え、コンサルティング業界を志望しました。一口にコンサルティング業界といっても、戦略系・業務系・IT系・人事系など幅広い分野がありますが、大学院でプログラミングなども経験していましたし、IT産業が日本の次の基幹産業とも言える時代に突入してきたタイミングでしたので、ITコンサルタントの道に進もうとアクセンチュアに入社しました。

全国規模で数十万人が利用する基幹システムの開発プロジェクトなどにアサインされ忙しく働くうちに、やはり過去の原体験からもっと経営に近い視座でコンサルティングサービスを提供したい、CEOアジェンダを取り扱いたいと思うようになり、戦略コンサルティング部門に社内異動しました。そこで大手企業の中期経営計画策定や新規事業開発の支援、ビジネスモデルの策定などに携わり、3年半ほど戦略コンサルタントとして充実した日々を送りました。その後、戦略コンサルの第三者的立場ではなく自らが当事者として経営に携わる仕事をしたいと思うようになり、縁あってACAに転職しました。
戦略コンサルの次のキャリアとしてファンドを選んだ理由は?
佐藤
戦略コンサルタントと同じくプロフェッショナルビジネスであり、自分の名前で食べていけるという昔からの志向に合致していることがひとつです。また、戦略コンサルの時、様々な会社の経営課題に触れられるところに面白さを感じていたのですが、「自らが当事者になる」という形でいい意味で立場を変えた上で、それと同じことが出来るのではないかと考え、転職先をファンドに決めました。ACAのスモールキャップチームで4年半くらい働いた後、そのチームが独立する形で日本グロース・キャピタルが立ち上がり、私もそのまま移って今に至っています。
GCJの特徴について教えてください。
日本グロース・キャピタル佐藤様インタビューカット1
佐藤
GCJは売上で5~50億円くらいの中小企業を投資対象にしています。2007年にレイズした1号ファンド(ACA時代)から10年以上、投資対象をずっと変えていないという非常に珍しいファンドです。通常ですとファンドは成功していくにつれ投資対象を大きくしていくのですが、一貫して中小企業向けの投資に特化し、同じサイズ/同じテーマで50件以上の投資を行ってまいりました。また、それ故に中小企業の価値向上に関するノウハウが蓄積されており、メリハリをつけたハンズオン支援が出来ます。他のファンドのように投資先の規模が変わるたびにゼロから知識を吸収する必要がなく、中小企業ならではのバリューアップのポイントというのを知り尽くしているので、結果として投資先企業の経営基盤がしっかりするまでの期間が比較的短く、平均2年ほどでエグジットを迎えるというのも大きな特徴です。今運用している4号ファンドは140億円なのですが、それでも投資対象を大きくしていないので、必然的に投資件数が多くなり、その結果として、さらに様々な業界や市場、ビジネスモデルの知見が加速度的に蓄積していく、という好循環を創出しています。
今後もその方針は変わらないのでしょうか。
佐藤
そうですね。4号ファンドの投資を完了後、同様の方針で次号ファンドを検討する予定なので、これまでと同じ規模の中小企業を対象に投資活動をしていきます。

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企業プロフィール

日本グロース・キャピタル

国内中小企業との資本提携・M&Aに特化し、事業承継と持続的な発展をハンズオンでサポートするユニークなPEファンド。もともとは日系バイアウトファンドACA株式会社のスモールキャップチームだったが、2018年に独立。以来、圧倒的な投資実行件数と蓄積したノウハウで、中小企業向け投資の領域では他の追随を許さない存在となっている。現在は2019年にクローズした4号ファンド(140億円)を運用中。

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