HRガバナンス・リーダーズ　インタビュー特集第1回：絶対的な正解がない中で、いかにクライアントを想えるか

HRガバナンス・リーダーズ

伊尾喜美希　マネージャー

PROFILE

大学卒業後、新卒で三菱UFJ信託銀行に入社。IPO支援および役員報酬コンサルティング業務を経験し、HRガバナンス・リーダーズの設立に合わせて転籍。現在は指名・報酬ガバナンス部マネージャーとして、上場企業を中心としたクライアントに役員報酬制度や後継者育成計画の構築のほか、指名・報酬委員会の運営等に関するコンサルティングサービスを提供している。執筆論文に「2021年経営者報酬制度の設計・開示状況の傾向と分析」（旬刊商事法務2282号、共著）がある。

-関係者の合意形成のため人間性・幅広い専門知識が重要に
-4つの部門がコラボして支援できるのがHRGLの強み
-7年以上携わっていても初めて経験することが多い

7年以上携わっていても初めて経験することが多い

他のファームとの差別化ポイントはどんな部分にあると思いますか。

伊尾喜

ガバナンスと聞くと監督サイドのイメージがあると思いますが、HRGLは監督と執行の両方にアプローチ出来るのが差別化のポイントと考えています。企業価値を高めるためには、執行側と監督側の双方の機能強化を相乗的に推し進めていくことが必要であり、執行側（経営陣によるマネジメント）の機能の強化も重要です。具体的には、戦略・リスクガバナンス部で経営計画の策定支援なども提供しているので、執行の部分でもご支援する体制が整っています。
また指名・報酬ガバナンス領域に関しては、報酬の戦略策定からスキーム（株式報酬）の導入まで一気通貫で支援できるという強みがあります。他のコンサルファームだとスキームの導入部分の支援は証券会社や信託銀行に任せることがほとんどですので、そこは信託銀行が親会社にあるというHRGLの立ち位置が大きなメリットになっていると思います。

HRGLという会社自体のカルチャーについてはどうお感じですか。

伊尾喜

一人ひとりにリーダーシップが求められる会社だと思います。私自身、何か想いをもってやりたいと上司に伝えた時に否定された経験がなくて、どうやったら実現できるかを周囲にサポートいただけることが多いです。もちろんリーダーシップを強制されることはありませんが、そういう働き方をしているメンバーが多いので刺激は受けると思います。また、社歴が浅い方においても、新鮮な目で改善を促すということも出来ると思いますし、違和感のある部分には提言している場面も見られます。いわゆる心理的安全性が高い組織だと思っていますし、そうあるように努めています。
働き方についても、フルリモート、フルフレックス、年2回の5営業日連続休暇、副業可能というように制度が非常に整っています。私もフルリモートの環境を大いに活用し、仕事を続けながら国内のビジネススクールに2年間通学しました。

最後に入社を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。

伊尾喜

この仕事に携わって7年以上経ちますが、コーポレートガバナンスを取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、いまだに新しいプロジェクトが始まるたびに初めて経験することも多いです。絶対的な正解がない業務ですので、いかに強い当事者意識をもって自分ごととして考えられるか、いかにクライアントのことを想ってプロジェクトを進めていけるかがこの業務を進めていくうえで活躍できる大きなポイントになると思います。

本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

※インタビュー内容、所属、タイトル等はすべて取材当時のものであり、現在と異なっている場合がございます。

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