マーキュリアインベストメント

第1回:多様な投資機会に対応し、世界を目指す日本企業を後押しする上場ファンド

マーキュリアインベストメント
小山 潔人 取締役CIO 事業投資部長
PROFILE

東北大学法学部を卒業後、1990年に日本政策投資銀行に入社。企業投資部の創設に携わりバイアウト案件を中心に多数の案件を手掛ける。2001年に日本初のDIPファイナンスを実行し、その後のDBJにおける事業再生分野の事業立ち上げに貢献。2005年にマーキュリアの前身である「あすかDBJパートナーズ」設立に創設メンバーとして参画、2008年より取締役に就任。

目次
  1. -プロファイからエクイティ投資、そしてバイアウトファンドへ
  2. -マルチストラテジーかつクロスボーダー、多様な投資機会がある
  3. -上場企業であることが一定の信頼の裏付けに
マルチストラテジーかつクロスボーダー、多様な投資機会がある
ここまで小山さん個人のキャリアにフォーカスしてきましたので、続いてマーキュリアの会社としての全体像をご説明いただけますでしょうか。
小山
前提として、他のグローバルファンドと同様に我々もマルチストラテジー投資会社として多様な機会をとらえて投資を行っていこうというのがベースの考え方としてあります。その上で、マーキュリアのフロントは大きく分けると事業投資部と資産投資部の2つがあります。
資産投資部は香港の上場リートを運用する子会社の監督をメインとして、国内外の不動産や航空機リース、最近では太陽光をはじめとした再生可能エネルギーのインフラファンドといったアセットへの投資を行ってきました。陣容としては10名くらいです。
かたや私が管掌している事業投資部は、特にクロスボーダーで日本と海外をつなぐコアのバイアウトファンドに加え、例えば大手総合商社と組んで不動産と物流のテクノロジー企業に投資していくファンドの運用なども担当しています。こちらは20名ほどの体制となっています。
海外にも自社の拠点があるのでしょうか。
マーキュリアインベストメント小山氏インタビューカット2
小山
現在、北京と香港、タイに子会社があります。北京はリートの物件があるのでその管理が中心ですが、もともと中国に投資先企業がいくつかありますので、ローカルメンバーにはそちらのサポートもお願いすることがあります。香港は完全にリートの管理のためにあるチームですね。タイでは資産投資部がメザニン投資をしており、こちらも機能としては現地での不動産管理がメインになるのですが、せっかくオフィスもあるので、投資候補となる日本企業でタイにオペレーションがあるところを手伝ってもらったり、現地のマーケット事情を調べてもらったりといった、事業投資のサポートも一部やってもらっています。
現在国内には多くのファンドがありますが、他社と比較してマーキュリアにはどんな特徴があるのでしょうか。
小山
まずバイアウト、グロース、ベンチャーといったマルチストラテジーで、場合によっては資産投資というタイプの投資も同じ会社の中で経験できるという点は、他社にはないポイントだと思います。私自身、DBJ時代にバイアウトもベンチャー投資も経験したのですが、それぞれの界隈で働く人のメンタリティや考え方というのはやはり違うところがあって、その両方を知ることが出来たというのはその後の仕事に大きく役立ったと考えています。もちろんバイアウトだけを突き詰めたいという考え方もあるかと思いますが、フレキシブルに様々な投資業務を経験してみたいと望む方にとって当社はいい機会を提供出来ると思っています。
また地域的にもクロスボーダー、日本と中国、東南アジアを中心とした海外を繋いで成長をサポートするということを掲げているので、世界で頑張る日本の企業を応援したいという方にとっては、数多いファンドの中でも一番それを実現できるのがマーキュリアではないかなと思います。もちろんアジアだけでなく、サンフランシスコの衛星事業企業に自己勘定投資をしているように、欧米も含めて常に視線は海外に向いています。
あともうひとつ付け加えるなら、当社はすでに設立から15年にはなるものの、組織として形が出来上がってきたのはここ4、5年くらいで、まだまだ若い会社だと思っていただくのが正しい認識だと思います。非常にフラットでアットホームな雰囲気の中、これからコーポレートカルチャーも含めて一緒に作っていけるという柔軟性も、アピールできるポイントだと思います。

企業プロフィール

マーキュリアインベストメント

「すべてのステークホルダーの幸せの総量を最大化する」ことを目指し、既成概念や国境にとらわれないクロスボーダー投資を行っている日系投資ファンド。グロースや事業承継のみならず、不動産や社会インフラ投資など、そのソリューションも非常に多岐にわたる。これまでの投資実績はライフネット生命、保険の窓口、ツノダ、水谷産業、北京中関村科金技術有限公司等。2005年に「あすかDBJパートナーズ」として設立、2013年に「ADキャピタル」に商号変更、2016年に現社名に商号変更。同年に東証二部に上場し、2017年には東証一部に指定。

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