マーキュリアインベストメント　インタビュー特集第3回：マーキュリアでの「クロスボーダー」は言葉だけではない

マーキュリアインベストメント

遠藤広冶　事業投資部　バイス・プレジデント

PROFILE

中国・清華大学経済学院を卒業後、三井住友銀行に現地採用で入行。日系企業への融資や現地企業とのアライアンス支援などに携わる。その後、PwCアドバイザリーに転職し、多くのクロスボーダーM&Aのトランザクション業務を手掛ける。2017年よりマーキュリアインベストメントに参画。

-清華大学を卒業し、メガバンクの中国現地法人へ
-アドバイザーは黒子、ファンドは当事者
-いろいろな国・業界の人と出会い、濃い人間関係が構築できる

いろいろな国・業界の人と出会い、濃い人間関係が構築できる

これまでに遠藤さんがどんなプロジェクトに関わってきたのか、出来る範囲で教えてください。

遠藤

ある中堅企業のバイアウト案件には、投資検討の段階から関わらせていただいています。その会社は中国での事業が重要性を持っているので、私とマネージングディレクターのペアを中心に現地に行って、デューデリジェンスや現地経営陣の方々とのコミュニケーションをとる役割を担いました。また投資実行後も、私が半常駐といえるくらいの頻度で上海を訪れ、ハンズオン支援を行っています。
また、中国のフィンテック企業に出資させていただいたことをきっかけに、ドイツのフィンテック系スタートアップへの投資にも携わりました。この時もすぐベルリンに行って、そのスタートアップのDDや投資実行を担当しました。このように、アジア圏だけでなく欧米での案件にも携わっていますし、有望な会社だという判断があればスタートアップでも成熟企業でも関係なく投資を検討します。国を問わず、成長フェーズを問わず、マーキュリアとして企業の成長にお役に立てるところがあれば、という感じですね。

これまでの経験から、バイアウトファンドのやりがいについてどうお感じですか。

遠藤

個人的な印象ですが、この仕事では本当に様々な人との出会いがあり、かなり濃い人間関係を構築できる機会が多いと思っています。マーキュリアは設立以来そういう人のつながりを大切にしていて、例えば投資先の経営陣や創業者と非常に密な関係を作って、投資が終わった後も、更に長いスパンでの関わり合いを大切にするというカルチャーを築いたがために今の姿があるのだと思っています。私個人としてもいろんな国のいろんな業界の人たちと誠心誠意向き合って仕事をしたいと思っていますし、そういう方々からもし信頼を獲得することが出来れば、非常にうれしく感じます。そういう個のつながりが集まって良さが交わってこの会社を形作っていく、そういった部分がプロフェッショナルのやりがいではないかと思います。

最後に、遠藤さんと同じようにFAからPEを目指したいと考えている方に向けてアドバイスがあればお聞かせください。

遠藤

テクニカルな面でキャッチアップすべきものはもちろん多々ありますが、それは入社後にチームとして案件に向き合う中で自分なりに勉強していけばいいと思っています。それよりも大切なのは、入社した先に「自分が本当にしたいことはどんなことか」というのを見つけられるかどうかだと思っています。例えばクロスボーダーだから自分には無理というように心の壁を作ってしまうのではなく、自分がこれと思ったものに向かってやり切る姿勢と言ってもいいかもしれません。アドバイザーの立場では、クライアントに「ここでリスクを取ってください」という提案はなかなかしにくいですが、ここでは自分自身が当事者になれます。しっかりリサーチを重ねてリスクを認識出来れば、あとは自分がアクセルを踏むかどうか。そういった部分を、ぜひ楽しんでいただきたいと思いますね。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。

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