アスパラントグループ株式会社

第1回:投資先を一心に支援することとリターンを得ること、その間にある正しい一線を探し続ける

アスパラントグループ株式会社
中村 彰利 代表取締役社長
PROFILE

東京大学法学部を卒業後、西村あさひ法律事務所の前身事務所および米国の法律事務所にて弁護士業務を経験。その後、モルガン・スタンレー、シティバンク、リップルウッド、産業再生機構、日興プリンシパルインベストメント、サンキャピタルパートナーズジャパン、企業再生支援機構と、国境や官民の区別なく数々の金融機関にて投資業務に従事。またその過程において、日本航空(JAL)をはじめ複数企業のマネジメントポジションに立ち、経営の再建をリードしてきた。2012年にアスパラントグループ株式会社を設立。

目次
  1. -日本でのファンド運営にはWin-Winの姿勢が不可欠
  2. -変わらない、変えたくないアスパラントの行動規範
  3. -自分の力で皆を幸せにするんだ、という気概が欲しい
日本でのファンド運営にはWin-Winの姿勢が不可欠
外資系投資ファンドや企業再生支援機構など、数々の金融機関で要職を歴任してきた中村彰利氏が創設した「アスパラントグループ」は、国内PE業界においても特に投資先企業との信頼関係を重視している、特徴的な独立系投資ファンドです。インタビュー特集の第1回はその中村様にご登場いただき、ファンド設立に込めた思いや、アスパラントメンバーの活動のベースとなる行動規範などについて、弊社代表の小倉が伺いました。
投資業界では有名な中村さんですが、ここで改めてご経歴をお聞かせください。
中村
現在の西村あさひ法律事務所がまだ20人弱の陣容だったころに入社し、当時珍しかったM&Aを体験させていただいたのがキャリアのスタートでした。それから海外で弁護士業務を行った後、30代からモルガン・スタンレーなどの金融機関で働くようになり、ここでもM&A関連の仕事を手がけました。40代からは投資業務や投資先の経営支援に携わるようになり、2012年にアスパラントを立ち上げたというのが、これまでの大まかな経歴となります。
中村さんが外資系PEの日本代表をされている時に、初めてご挨拶させていただいたのを思い出しました。それでは続いて、アスパラント創設にあたっての思いや背景について教えていただけますでしょうか。
中村
私は20年近く前から、投資ファンドという存在は絶対に世の中の役に立つものだと考えていました。一方で、ファンドが自社の利益だけを追求しているうちは、誰にも相手にされないということも理解していました。ですので、まず何よりも投資先企業への支援が先にあって、その後でリターンを得るという順序で活動するファンドを作りたいとずっと思っていたのですが、なかなか実現には至りませんでした。そして、企業再生支援機構で関わっていたJALの再生に一区切りがついた時点で、今度こそ自分のファンドを作ろうと思い、機構でご一緒させていただいた稲盛(和夫、京セラ名誉会長)さんに相談したところ「そんなの止めなさい、もっとまっとうな仕事をしなさい」と、あっさり言われまして(笑)。いや、そんなことはなく社会に有用な良い仕事だと思っていますから、ということをお話しして、それならと資金面での支援もいただくことになって、ようやくアスパラントを立ち上げたという経緯です。
いまお話しいただいたように、御社は投資業務全般において非常に強いポリシー、理念をお持ちだと思いますが、そこをもう少しご説明いただけますでしょうか。
アスパラントグループ中村様インタビューカット1
中村
ファンドというのは会社の株主になるのが仕事ですから、どうしても経営者や社員の方々と利害が対立することがあります。株主が自分だけ儲けようと思えば会社を犠牲にして儲ける方法があるかもしれないし、社員が自分の利益のみを追求すれば、株主の利益を犠牲にするかもしれません。日本でファンドを運営するのであれば、それぞれが自分の利益だけを考えるのではなく、Win-Winを探していくという姿勢が極めて大事なのではないかということは、以前から強く感じていました。ですが、それをどう言葉に表して、どう形にしたらいいかというのは、自分の中ですっきりとは描けていなかったんですね。ご縁があって稲盛さんと一緒に仕事をして色々なことを教えていただいたことで、ああそうかと腑に落ちたことがずいぶんたくさんありました。そうした稲盛さんの考え方と、私の経験を合わせて作ったのが、これからご紹介するアスパラントの行動規範です。

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企業プロフィール

アスパラントグループ株式会社

2012年に設立された国内独立系PEファンド。自らを「働く株主」と捉え、投資先企業の経営層とパートナーシップを築いたうえで、収益性改善と継続的成長をハンズオンで支援する。1号ファンドは83億円で、6社に投資済み。2号ファンドと2号bファンドはあわせて348億円、既に13社に投資済み。2019年にクローズした3号ファンドの規模は約500億円となっている。

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